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反射神経が鈍い人は早死にする確率が高い?

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反射神経の鈍い人は、運動音痴で頭の回転が遅いだけでなく、早死にする確率も高いという研究結果が発表された。

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンらイギリスの大学が共同でおこなった同研究では、20〜59歳までのアメリカ人5000人以上を対象とした、反射神経を計測するテストの結果を分析。テストは、コンピューターのスクリーンに映し出される数字を見ながら「0(ゼロ)」が映ったときだけボタンを押すというシンプルなもので、被験者にはこれを50回ほど実施してもらい、反射の速度と一貫性を測定した。

その結果、年齢や頭の良さにかかわらず、反射の遅い人は、平均的なスピードだった人と比べて15年以内に死亡するリスクが25%も高いことがわかったそう。また、反射速度に一貫性がなく、遅かったり速かったりするような人も、早死にの危険性が高かったとか。研究を率いたGareth Hagger-Johnson氏によれば、脳の反射速度は体の状態を映し出す鏡であり、反射が遅いのは何らかの病気が進行しているサインだと考えられるとのこと。なお、早死にの主な原因は心筋梗塞や脳卒中らしいが、そのほかにも反射神経が悪いが故に事故に遭いやすくなるといったリスクもあるという。

反射の速さと早死にの因果関係が証明されれば、医師は患者の健康状態をより簡単な検査で知ることができるようになるとHagger-Johnson氏。反射神経が鈍いと自覚している人は、長生きのためにバランスのとれた食事と適度な運動、禁煙などを心がけることが大切だと同氏は語っている。






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