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東京メトロと都営地下鉄の２つの地下鉄が乗り入れる東京・千代田区の九段下駅で、乗り継ぎに時間がかかる原因となっていたホームの間の壁が取り除かれ、来月１６日から同じホームで乗り継ぎができることになりました。

九段下駅では都営地下鉄の新宿線と東京メトロの半蔵門線のホームが、壁で隔てられていて、２つの路線を乗り継ぐためには一度、階段を上って改札を通る必要があります。
この乗り継ぎにかかる時間を減らすため、東京メトロと東京都が、おととしからこの壁を撤去する工事を行った結果、来月１６日から同じホームで乗り継ぎができることになりました。
また、同じ日からは駅が近いのにもかかわらず、乗り継ぐ際にいったん地上に出る必要がある東京メトロの秋葉原駅と都営地下鉄の岩本町駅で、乗り継ぐ場合、料金が７０円割り引かれることになりました。
さらに、来月１６日からは、東京メトロの後楽園駅と都営地下鉄の春日駅、それに東京メトロと都営地下鉄の市ヶ谷駅で、追加料金が発生せずに互いの改札を通過できるサービスも始まります。
こうした改善策は、東京メトロと都営地下鉄との経営統合について協議するなか行われたもので、統合を求めている東京都の猪瀬知事は今後、統合に向けたスケジュールを作って国との協議に臨む考えを示しています。