2018年01月26日
6時間しか寝てないのって健康に良くないの?
睡眠時間が短いと健康にはよくないのでしょうか? 8時間睡眠が理想といいますが、それより短いと身体に悪影響が出るものなのでしょうか。ここでは、睡眠時間と健康の関係について解説しています。
30代男性からの相談:「睡眠時間が短いのでは、と気になっています」
『 生活習慣による病気のことなのですが、自分の睡眠時間が足りていてるのかが心配です。仕事の関係で寝る時間や起きる時間がバラバラなので正確な睡眠時間を出せないですが、1週間に平均5時間くらいです。昼寝はまったくしません。
最近8時間寝たほうが健康にいいと聞いたので、6時間しか寝てない自分は不健康なのかと思ってくると余計に体や気持ちがだるくなってきて、動きが悪くなってきます。
質問です。人間というのは最低何時間くらい寝れば大丈夫なのでしょうか? 』
睡眠時間と健康の関係性
睡眠時間の長さは健康問題に直結するのでしょうか。専門家にお聞きしました。
『 健康な成人の方の睡眠時間を調査すると、睡眠時間7〜8時間という方が最も多いため、一般的に必要な睡眠時間は7〜8時間程度と言われています。(医師) 』
『 ただ、必要な睡眠時間は人によって違い、4時間程度で十分な方もいれば、10時間必要な方もおられるほど、バラつきがあります。ですので、睡眠が足りているのか不足しているかの判断は、昼間に眠気が起こるかどうか、眠気によって生活や仕事に支障が出ているかどうかで判断します。(医師) 』
『 参考までに、年齢別の必要な睡眠時間は、20〜30代では6時間程度です。ですので、相談者様の場合、睡眠時間が5〜6時間程度であり、昼間に眠気がなく、生活や仕事に支障がないのであれば睡眠は足りており、問題はないと思います。(医師) 』
『 仕事が忙しく、睡眠時間の確保が難しい状態なのですね。睡眠時間は7〜8時間とれると良いとは言われていますが、あくまでも平均ですし、実際に仕事や介護・育児に忙しくなる世代の睡眠時間は6時間程度の場合が多いようです。(心理カウンセラー) 』
『 大切なことは睡眠時間よりも睡眠の質だともいわれています。例えば、リラックスした状態で睡眠に向かう場合と、仕事のことや嫌なことを考えた後で睡眠に入ることでは、前者のほうが深い睡眠を十分にとれることが分かっています。(心理カウンセラー) 』
『 仕事が忙しくても体と心をリラックスさせることで、6時間の睡眠でも十分に心と体の疲れは取れるのです。仕事の関係で寝る時間や起きる時間がバラバラだとのこと。そのため、体内時計が狂いやすいのかもしれません。そのため、睡眠がとりやすい環境を作ることをお勧めします。(心理カウンセラー) 』
『 睡眠前は深酒などをしない、考えごとをしない、PCやスマホなどの明るい光をみない、明るい所ではなくしっかりと暗い場所で休む、寝具などの工夫をする、可能であれば同じ時間に起きる日を増やす、眠い時15分〜30分程度の昼寝をとることなどです。(心理カウンセラー) 』
『 睡眠時間よりも睡眠の質をよくすること。そのためにできる限り気持ちよく睡眠に入ることができることに視点を向けてみてください。(心理カウンセラー) 』
人の身体に個人差があるということは、なにが健康に繋がるかというポイントも人によって違うということです。健康にいいという漠然とした情報は、絶対的なものではありません。大切なことは、豊かに人生を送ることが健康に繋がるということです。
タグ:睡眠
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