2016年10月11日
腹八分目には理由がある! 「お腹の不調」を自分でケアする食事療法
食べ過ぎや飲み過ぎ、風邪、冷え、ストレスなど、ちょっとした油断が招いた体調不良から、お腹の調子が悪くなることがありませんか?
病院へ行くほどではないし、薬を飲むほどでもない。そんな軽い症状だとしても、お腹の不調が続くと食事をおいしくとることができません。
体力が落ちて別の病気になってしまうこともあります。
お腹の不調は、軽いものだからといって放置せず、食事療法でケアしてあげるのがオススメです。
●お腹の調子が悪いときは食べる? 食べない?
お腹の不調時には一般的に食欲が落ちます。食べずに済ませてしまうという人も多いでしょう。
でも、人は食べなければその分体力や気力が損なわれてしまいます。
お腹の調子が非常に悪いときは食べないのが正解の場合もありますが、軽い不調であれば食べたほうがいい といわれています。
ただし、食べるものには十分な注意が必要です。
●お腹の不調時におすすめの食べ物
いわゆる『消化のいいもの』 ならお腹に負担をかけません。
穀類では定番の“おかゆ”や“うどん”のほか、柔らかい食パンなどもおすすめです。
味付けは薄めに、バターやマーガリンなどの油脂は避けて少量のジャムやはちみつを使いましょう。
また、魚なら白身魚を、肉なら鶏のささみなどを湯がいたり蒸したりしてから、バナナやリンゴなどの果物もよく噛んで食べるか、つぶしたりすりおろしたりして食べると、お腹に優しく腹持ちもいいでしょう。
●お腹の不調時に避けたい食べ物
濃い味のもの は避けましょう。
香辛料、砂糖や塩を多く使ったもの、酢の物やかんきつ類などの酸味もお腹を刺激してしまいます。
また、アルコールやカフェイン、冷たい飲み物も胃酸の分泌を高めてしまうので避けます。
このほか、脂肪分の多い肉類、揚げ物、クリーム類なども胃腸の負担になります。
●お腹に優しい食事の量と食べ方
食事の基本は3食を規則正しく食べることにあり、それはお腹が軽い不調に陥っているときにもあてはまります。
ただ、お腹に負担にならないように、量を通常の7、8割程度に加減 すること。
そして薄味を心がけ、炒めたり揚げたりではなく、湯がいたり蒸したり煮込んだりすることで、柔らかい食事を心がけましょう。
また、ゆっくりと時間をかけて食べることも大切です。
早食いの気がある場合は、熱々のものを用意すると、「フーフー」と冷ましながら食べることで時間を稼げます。
ちょっとしたお腹の不調は、お腹を温めることとご紹介したような食事療法とで、ケアすることができます。
即効性はありませんが、数日かけて優しくきいてくるはずです。
ただし、症状が軽くてもお腹の不調が長期化する場合には、専門医に相談するようにしましょう。
タグ:健康
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