2016年10月05日
毎日シャワーだけの人は必見!湯船につかると嬉しい健康効果が
夏場や忙しい時期など、浴槽の掃除も面倒だからとついついシャワーで済ませてしまっている方は結構多いのではないでしょうか?
しかし、湯船に浸かったほうが疲れがとれるというのはみなさん感じているはず。
今回は、実際に湯船につかる事で身体にどのような嬉しい効果があるのか、医師に解説していただきました!
■ 健康増進効果大!入浴のメリット
入浴は身体表面のほこりや汚れた垢を落とし、皮膚の表面を清潔にリフレッシュできることはみなさんご存知のとおりだと思います。しかし、「身体をキレイにするだけ」と思ったら大間違い!以下は入浴で得られる健康効果です。
・皮膚を清潔にすることにより、皮膚の大事な役割の一つの皮膚呼吸や皮膚表面の新陳代謝も活発になる
・適温での入浴は浮力によって体の力が抜け、突っ張った状態にある筋肉をほぐし悪循環を除去して筋肉の疲労回復に役立つ
・温浴効果によって血管が拡張することで血液の循環がよくなって体を温める
・皮膚の新陳代謝や血管拡張に伴う血流改善は血圧を少し下げて心臓の負担を和らげる
・炭酸ガスは血管を拡張させるので発泡タイプの入浴剤などもオススメ
■ 精神面にもたらすリラックス効果も絶大?
健康面でのメリット以外にも、洗浄効果による爽快感をもたらす効果をはじめ、精神的なリラックス効果が多くあります。
・適温でゆったりと湯船に浸かることは、副交感神経が優位となって働き、気分が落ち着いてリラックス効果を得ることができる
・神経の高ぶりを抑えて眠気を誘い、入眠しやすくなるといわれている
・各種入浴剤があり、アロマ効果を期待できることも
また、家族と一緒に入ることで会話する時間が増え、お互いの悩みなどを聞きやすくなると、未然にトラブルを防げる可能性も増やせます。
このような効能を利用してリハビリにも風呂(温泉)が用いられているところもありますね。
■ 危険な入浴方法は?
多くのメリットがある一方、オススメできないのは高温での入浴です。
高温での入浴は血圧の上昇や脱水をもたらします。血圧の高い人やご高齢者、非常に体力の消耗された状態の方などでは負担が大きく心血管系の疾患発症のリスクを高めてしまいます。
また、なるべく室温と湯の温度の差を大きくしすぎないような工夫が必要です。
夏場はいいですが特に冬場は脱衣所に暖房器具を置いて浴室もあらかじめ温めて、このような温度変化に伴う体への負担を減らすように気を付けましょう。
多くのメリットがある入浴ですが、ご紹介したように危険となってしまう場合もあるので、ぬるめのお湯にじっくりと浸かるようにしたいですね。
タグ:健康
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