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平日の睡眠不足を休日に解消したい!寝だめはできる?

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平日の睡眠不足を休日に解消したい、と考えたときにまず思いつくのが"寝だめ"という方も多いのではないでしょうか。果たしてこの“寝だめ”、本当に効果があるのか、医師に詳しく教えていただきまします。

やはり、寝だめは効果なし!?
ここでいうところの寝だめというのは、例えば、通常1日8時間寝ていた方が、平日に睡眠があまりとれず、1日6時間睡眠になってしまい、その足りないぶんを土日に分けて朝ゆっくりといつも以上、余計に寝ることで、睡眠時間を充足させる、ということを意味しています。これが果たして、日頃の睡眠不足解消になるのかというと…その答えはNO!その理由を見ていきたいと思います。

人間と睡眠の関係
睡眠とは、体と頭脳を休めるためです。さらには睡眠中にしか出ないホルモンがありますので、それをしっかり分泌させることで、体の調子(専門用語で恒常性、といいいます)を保つことが睡眠を取る目的です。
ですので、どこかのタイミングでまとめて睡眠をとっても、睡眠時間が足りないことをカバーすることはできないのです。

寝だめは、かえって体の毒だった!?
寝だめをするときは、たいてい、起床時間を遅らせます。朝7時に起きている方が、10時に起きるというように。このことが、体内時計にとってかなり悪影響を及ぼしてしまうのです。

人間の体内時計は25時間周期で動いていて、放っておくとどんどんと後れてしまいます。 夜更かしと朝寝坊ばかりしてしまうというのは、その体内時計の遅れが原因とされていますが、朝しっかり起きて朝日を浴びることで、この体内時計は正しい時間に調整されます。

寝だめをして、朝の起床時間が遅くなると、その分、体内時計がさらに後れてしまい、翌日(つまり平日ですよね)からの活動に余計な悪影響を与え、睡眠不足感をより多く感じてしまうことになるのです。

仕事上のミスに繋がることも…
上記のような状態が続くと、思わぬ不注意による怪我や、仕事上のミスを誘発することが有り、体はもちろん日常生活にも悪影響をきたしてしまうと考えられます。

睡眠不足はどう解消すればよい?
では、どうしても睡眠時間をとれない人は、どうすれば良いでしょうか? それは可能な限り早く床に就くことです。早い時間帯から就寝することで、同じ睡眠時間でも、夜間のホルモンが沢山出て、体の疲れもとれることが知られています。


休日は夜更かしするのではなく、より早く睡眠を取ることで、平日の疲れを少しでも改善させることができると思われます。少しでも疲れを取って、より元気な日々を送れるように工夫したいものですね。




タグ:睡眠

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