2015年08月22日
眠れないから睡眠薬を毎日服用。これって危険?
最近、暑い日が続きますね。日中、室内はクーラーを効かせていることが多く、外との温度差は10度以上になることも珍しくありません。そのため食欲が落ちたり、夏風邪をひいたりと何かと体調トラブルも多いこの季節ですが、中でも不眠に悩まれている方が多いのではないでしょうか。
不眠時は睡眠薬を使ってもよい?
暑さによる寝苦しさや、内外の温度変化のストレスなどにより自律神経のバランスの乱れなどによって、夜なかなか寝付けないというのは多くの方が経験するのではないでしょうか。加えて日常生活でのストレスがかかってきたり、もともと不眠傾向のある方だとますます眠れなくて、日中の生活に影響してしまう……なんてことも。
それゆえ、今や多くの方が寝る環境を工夫したり、カフェンの摂取を控えるなさまざまな工夫をされていることでしょう。それでもなかなか睡眠が改善されないといった場合、睡眠薬の服用を選択肢のひとつとして考えることになります。
「朝起きられなくなりそう」「薬なしでは寝られない体になりそう」などと考えられる方も多い睡眠薬ですが、じつはそんなことはないのです。
正しく活用すれば怖くない!
特に心療内科、精神科でごく一般的に処方されることの多いベンゾジアゼピン系と呼ばれる睡眠薬は、用法・用量を守って飲めばほとんどの方に安全に、トラブルなく服用していただける薬だと思います。お薬も随分いろいろな面で改善されてきておりぴったり合った薬を飲めば、朝も残りにくく、日中ボーっとすることもなく快適な睡眠が確保できます。
また、最近では新しい機序で睡眠リズムを整えるお薬も発売されています。
専門医との相談は不可欠
ただ、もちろん、専門医とよく相談して服用することが大切です。特に持病のある方、お酒を飲む習慣のある方などは必ず服用する薬の種類や量、飲み方などをよく相談して服用するようにしてください。また、市販の睡眠を補助する薬を服用する場合も、ほかに病院から処方された薬を服用しているのであれば主治医に相談するようにしましょう。
タグ:睡眠
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