2015年03月24日
中東発のヘルシーフード「フムス」とは?
「ハラル認証」とはイスラム教の戒律で認められたものであることを示す
サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて調査レポート「世界のヘルシー志向ピープルが注目! 中東発のヘルシーフード『フムス』って?」を公開した。
イスラム教徒は世界に約15億人おり、キリスト教に次いで多い宗教人口となる。日本人のイスラム教徒はわずかであるものの、在日・来日イスラム教徒は増えつつある傾向に。また2020年の東京オリンピック・パラリンピックも見据え、イスラム教の戒律で認められたものであることを示す「ハラル認証」が日本でも広まってきているという。
イスラム教では、豚肉やアルコール飲料など禁止されている飲食物があるほか、処理の方法、加工などについても厳しく定められている。そのため、教徒はハラル認証されたレストランや食品を選ぶ必要があるという。ちなみにハラル認証は、口にするものだけでなく、化粧品や医薬品など身の回りのさまざまなものにも適用されている。
中東から世界へ広まるヘルシーフード
イスラム教徒が多い中東の国々で、昔から食べられている伝統的な料理に「フムス」(別名:「フンムス」「フマス」「ハモス」など)がある。
フムスは植物性で高栄養価なことから注目されるように
フムスは、ゆでたヒヨコ豆(ガルバンゾ)をつぶして、練りごま、ニンニク、オリーブオイル、レモン汁、塩などを加えペースト状にした料理。植物性で栄養価も高いことから、世界のヘルシー志向の人々やベジタリアンたちが取り入れているという。
「ピタ」という薄いパンに付けて食べるのが中東では一般的だが、世界に広まり、クラッカーにつけたりサンドイッチや野菜のディップなどにも用いられるなど、食べ方の幅も広がっているとのこと。
ヒヨコ豆は、カロリー(171kcal/100g)と脂質が低く、美しくやせるために不可欠なタンパク質、食物繊維、ビタミンB群、亜鉛やマグネシウムなどのミネラル類が豊富に含まれている。
ヒヨコ豆に含まれる不溶性食物繊維(水に溶けない食物繊維)は、胃や腸で水分を吸収し大きく膨らむ。これにより、便のかさ増しや、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進するという。また、体にとって有毒な「ダイオキシン」などの物質を排せつするデトックス効果もあるとのこと。ただ、とり過ぎると便が硬くなることもあるため、水分と一緒にとるのが良いという。
フムスの作り方
■材料
ヒヨコ豆(茹でたもの)……1カップ ※乾燥した豆、水煮缶のどちらでもOK
ニンニク……1片
ヒヨコ豆のゆで汁または水……大さじ2
練りごま……大さじ2
オリーブオイル……大さじ2
レモン汁……小さじ3
塩……小さじ1/3
作り方は、材料を滑らかになるまでフードプロセッサーにかけるだけ。フードプロセッサーがない場合は、すり鉢やマッシャーなどでも作ることができる。好みで「クミン」などのスパイスを加えてみても良いという。
タグ:ダイエット
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