アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

のどの渇きを感じたときには 体重の2%の水分が失われている―熱中症にならないためには?

10.jpg


熱中症にかかるひとが急増している。7月4週だけでも全国で8千人以上が病院に運ばれ、消防庁でも注意を呼びかけている。

のどが渇いたら水分補給するから大丈夫!と思いがちだが、渇きを感じたときにはすでに遅く、減少したナトリウムが水分の吸収をジャマし、飲んでも尿として排出されてしまう。体重のわずか3%の水分を失うと汗の量が減り、体温が上がり続けてしまうから、のどが渇く前の水分補給が重要だ。

■吸収されない水分

一般的な成人は、1日2.5リットルほどの水分が必要で、およそ半分の1.2リットルを飲み物から、1リットルを食べ物から得ている。非常用の水は、ひとり1日2リットル必要と言われているのもこのためだ。

排出される水分も同じく2.5リットルで、そのうち1.6リットルは大小便として出てゆく。残り0.9リットルは吐く息に含まれる水蒸気や汗で、気づかないうちに失われているので不感蒸泄(ふかんじょうせつ)と呼ばれる。

おだやかに日常生活を送るだけでも、1リットル近くの水分が、知らぬ間に失われているのだ。

のどの渇きを感じる目安は、体重の2%の水分が失われたときで、60kgのひとならおよそ1.2リットルに相当する。この時点で水分補給しても、人間が吸収できる水は1時間に1リットル程度なので、もとの状態に戻るには1.2時間も要することになる。

また、汗と一緒に塩分が失われると、体内のナトリウム濃度を保つために利尿作用が働く。これ以上薄まらないようにと水分を排出してしまうのだから、いくら飲んでも補給できないのだ。のどが渇いてから水分補給しても手遅れなのはこのためで、渇きを感じなくても、時間を決めて水分補給するのが良いだろう。

気温35℃で運動すると、1時間に2リットル近くも汗をかく。不感蒸泄と合計すると、1日の水分の84%をわずか1時間で失うことになるので、水分を補給しないまま炎天下で激しい運動をすれば、具合が悪くなっても当然なのだ。

■3人にひとりは中〜重症!

さらに汗をかき続けるとどうなるのか? 体重に対する失う水分量(%)とおもな症状をあげると、

・3% … 汗が減りはじめる

・5% … 汗が止まる

・10% … 視力/聴力の低下

汗が出なくなるのは生命維持に必要な水分を確保するためだが、からだを冷やす仕組みを失い、体温が急上昇する。10%を超えるとからだの内部の温度も上がり、危険な状態となってしまう。

エアコンや扇風機で涼むのも効果的だが、のどの渇きと同様に「暑くなったら」ではなく、気温で判断するべきだ。とくに高齢者は暑さを感じにくく、子供は汗腺が未熟なため、気がついたら熱中症になっていたケースが多い。

消防庁の統計では、今年6月だけでも熱中症による緊急搬送は4,634件もあり、年齢層別にみると、

・乳幼児/少年 … 18.9%

・成人 … 33.5%

・高齢者(65歳以上) … 47.6%

程度別では、

・軽症(熱失神、けいれんなど) … 67.4%

・中等症(脱力感、おう吐など) … 29.3%

・重症(意識がない、言動がおかしいなど) … 2.1%

と、現場で処置できる軽症が多いものの、3人にひとりは病院への搬送や入院が必要な中等〜重症と診断されているので、バテただけと考えないほうが身のためだ。成人でも、なにかに夢中になっていると、からだの異変に気づきにくいのでご注意を。

■まとめ

・のどの渇きを感じたときには、体重の2%の水分が失われている

・35℃の環境で運動すると、2リットルもの汗をかく

・1リットルの水を飲んでも、吸収されるのは1時間後

・汗で塩分が失われると、水を飲んでも尿として排出されやすくなる

汗を気にするあまり水分を控える女性が多いが、熱中症のリスクは格段と高まる。

定期的な水分補給で、まだまだ続く猛暑を乗り切っていただきたい。






この記事へのコメント

   
タグクラウド
https://fanblogs.jp/xqzd8nch/index1_0.rdf
プロフィール

タロウ
広告クリックありがとうございます。 励みになります。
検索
検索語句
<< 2019年12月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
記事ランキング
アクセスカウンター
アクセスカウンター
アクセスカウンター
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。