2020年03月30日
絶対魔獣戦線-バビロニア-A
絶対魔獣戦線-バビロニア-
【登場人物紹介】
・藤丸立香
主人公である人類最後のマスター……とはいっても、魔術師としての腕前は素人に毛が生えたもので、とてもではないが優秀とは言えない。マシュをファーストサーヴァントとしているが、様々な特異点を攻略するにあたって、両者における関係は良好。どこにでもいる普通の学生とのことだが、女の子を抱えてヘラクレスから逃走したり、ローマー兵を自力で追い返す一般人って何ですかね……。
デフォルトネームの由来は恐らく、FG(ふじ)O(まる)。
魔術師としての実力は乏しいが、型月世界においてスリザリン的な性格を持つ同業者と比べ物にならないぐらい善属性だが、この善良さが周囲に良い影響を与え、特異点を乗り越える重要な要素となっている。ちなみに藤丸はレイシフト適正を持つ珍しい体質のため、補欠の補欠としてカルデアに在籍することになっていたが、元凶の差し金であるレフ教授のカルデア施設爆破によりほとんどのマスター候補生が死亡し、唯一生き残った彼が「人類最後のマスター」として世界を救うため、特異点に赴くことになる。
・マシュ・キリエライト(クラス:シールダー)
薄い紫色の髪の毛が特徴的な少女。藤丸のサーヴァントであるが、正式なサーヴァントではなく、デミサーヴァントと呼ばれるホムンクルスのデザイナベビー。
デミサーヴァントとは簡単に説明するなら、「英霊を人体に憑依させ戦わせる」といったもの。マシュの性格が基本的に順々かつ素直であることからカルデアは……いや、やめておこう。
盾をぶん回す姿が特徴的だが、この武器はマシュの物ではなく、彼女の身体に憑依した英霊「ギャラハッド」のもの。ギャラハッドとは「アーサー王伝説」に登場する人物。所説あるものの、円卓の騎士の一員であるパーシヴァルと共に聖杯探索を行い、聖杯を入手し昇天した。父親(ランスロット)との仲は非常に険悪である。ちなみに、男版の藤丸立香の姿に非常に似通っている。
彼女の宝具は盾を使用し、白亜の城を顕現させるもの。彼女の心が折れなければ、堅牢な防壁として顕現し続けるが、逆に精神状態が弱っていれば、容易く破壊されてしまう。
宝具名は「人理の礎(ロード・カルデアス)」から、「いまは遥か理想の城(ロード・キャメロット)」といった具合にコロコロ名前が変わっている。
マシュはFGOの内容を進めて行く度に、人形のような精神状態から人間らしい感性に変化していくのだが、マシュの回想で度々登場した「自身は悪党と承知しているフランシス・ドレイク」の言葉、魔獣戦線終戦時にギルガメッシュ王が最後に述べた発言などにも影響を受けている模様(マシュが人間らしくなるにつれて影響を受けているのは、この二名だけでないのですがね。特に顕著なのが、ドレイクとギルガメッシュだと個人的に思います)。
実は、英霊を憑依させられたことから、バビロニア開始当初、ただでさえ少ない寿命が数える程度のものになっている。
・フォウ(キャスパリーグ)
どことなく、マーリンと似た姿をしたキツネかネコなのか判別の付かない、獣。カルデアのレイシフトによく同行する小動物だが、かつてはマーリンが所持していた使い魔。
ちなみに「フォウ」はマシュが何となくといった理由にならない理由で名付けているが、その正体は、後述にて説明。
出会い頭、マーリンを「マーリンシスベシフォーウ!」と男子を足蹴にしたフォウだが、これにはあるワケがあったりする。フォウがカルデアに訪れる前、マーリン自ら幽閉塔に引きこもり千里眼で世界を傍観しながらネットでネカマ(マギ☆マリのHP更新)をする以前、お得意の王の話が終わった後に、かなりの高さを有する幽閉塔から突き落とされている。野に放たれたフォウであるが、どういった経緯でカルデアに行き着いたのか不明。
【ネタバレ】
さて、そろそろこいつの正体を明かすなら、平行世界では「プライミッツ・マーダー」と呼ばれていた、比較の理を持つ災害の獣。要はティアマトと同じビースト(Z)であり、妬みなどの感情を糧に、「相手より強くなる」といった特性を持つ。人類の殺害権利を有しており、冠位(グランドクラス)のサーヴァントでなければ、倒すことは非常に困難であり、カルデアの特異点修復において少しでも善良さに欠け、一歩どころか半歩間違えるとビーストとして顕現していた可能性が高い。殺したかったが死んで欲しくはなかった? 陳宮システム考案? 採集決戦? 知らないな〜。
本来フォウは小動物の姿ではなく、かなり大型の犬に似た獣であったが、円卓の騎士らによって倒され、小型化したと思われる。
なお、一部の最終章、冠位時間神殿ソロモンでは、とある理由によって理性を失った。
・ロマニ・アーキマン
レフ教授のカルデア襲撃によって、生き残った数少ない人物。現在彼が、平社員しか生き残っていないカルデアの状況ゆえ、ドクター職でありながらも、カルデアの所長を兼用している。バビロニアだけではなく全ての特異点修復で、ほぼ二十四時間体制で藤丸のメディカルチェックを行っており、慢性的な睡眠不足と過度な疲労を抱えている他に、ティアマトの分析を行う際、ギルガメッシュにその弱点のない完璧さから「貴様はティアマトの太鼓持ちか!」と、理不尽にも逆切れされている。
基本的に各自特異点における野良サーヴァントに対して丁寧な態度で接するが、善の性質を持つ英霊からの印象は良くない。だが、マーリンとギルガメッシュ(双方、千里眼持ち)にだけは気安く話しかけており、最終話では究極の似たもの同士であるマーリンと煽り合いをするほどである。
アニメでは渡されたコーヒーの種類を職員に尋ねたり、「十数年ぶりに頭痛がする」といった発言をしているが……。
ちなみにFGO内ではよくお菓子を食べている上に、よく「話の途中だが、ワイバーンだ」と言っている。ちなみに「ダ」の付く羊飼いの目に似ていますねえ……。
二部のアトランティスにも登場しているが、本物かどうかは不明。推測だが、インド異分帯で村人の治療を行った……?
・レオナルドダヴィンチ(クラス:キャスター)
なんかもう誰があるかなんて説明する必要のない、三又フォークやガドリング砲と思われる兵器の開発を行っていた万能の天才。カルデア内での役職は技術顧問で、ロマニが唯一といっても過言ではないほど信頼している人物。
見た目がダヴィンチの代表作といって過言ではない、「モナ・リザ」に酷似した姿をしているが、これはFateあるあるの女体化などではなく、カルデアに「三番目」に召喚され、自ら女性にTS化した経緯があるため。ちなみにモナ・リザは、男女を意味する言葉だとか。
FGOの物語がはじまるカルデアに召喚された当初は(藤丸がカルデアに来る前)は、とある非人道っぷりを目の当たりにして即座に英霊の座に帰ろうとしたが、今回の英霊召喚における異常性を察知したのか、ロマニの苦悩を考慮したか、単純にカルデアに興味を持ったのか、そのまま居座ることに。基本的にロマニと同様、主人公のサポートに回っているが、FGO内で召喚に成功すれば問題なく使用可能。
ゲーム内ではマナプリズムを対価に便利グッズを交換してくれるので、親の顔より見たプレイヤーは多いだろう。
ちなみに二部でダヴィンチは麻婆神父に霊基を破壊され、バックアップとしてあらかじめ用意していた少女の姿になり、ますます性別不明の状態になった(通称、ロリンチちゃん)が。
ちなみにロリンチの宝具は、キャスターからライダーにクラスチェンジ。
宝具である「境界を超えるもの(ビューティフルジャーニ)」は、非常に使い勝手が良い上に、剣スロ並みに宝具が大回転する。
・マーリン(クラス:キャスター)
グランドロクデナシ。
夢魔と人間の混血児であり、幽閉塔に引きこもり千里眼で藤丸の特異点修復を見守っていた。作中では感情豊かそうに見えるが、本質は昆虫のように無機質な性格であり、人間の感情を味わい消費する非人間。幽閉塔に引きこもるキッカケとなったのは、アルトリア(女性版アーサー王)の別れ際の言葉が、非人間であるマーリンを以てしても「痛かった」からである。
幽閉塔はマーリンが造ったものではなく、彼を憎む性質の悪い妖精が創造したもの。門には「罪なき者のみ通るべし」と記され、マーリンはただの何となくの気分で自ら幽閉塔に入り込み、ブリテンが滅ぶ未来を千里眼を通して見守ることにした。
カムランの丘で、ロンゴミニアド(エヴァで有名なロンギヌスの槍の別名)で、息子(娘)であるモードレッドが起こした反乱の際トドメを刺し、抑止力(世界の安全装置。サーヴァント化)と契約して、生きながらにして英霊となったアルトリアの動向を見守っていた。しかし、アルトリアが長い聖杯探索の末で、聖杯を手に入れながらも自らの意思で手放したことに心から喜んだ(アルトリアが聖杯にかける願いは、ブリテンの未来のやり直し。自分自身の存在否定)。
その後、マーリンはカルデアで特異点修復を行う藤丸の姿を千里眼で発見したのか、マシュがクーフーリン・オルタに殺されそうになった時、幻影を通して彼女を守っている。FGO内で初期から存在が示唆されていたが、明確に表れたのはこの時。
後のバビロニアでキングゥに騙されそうになったカルデア一行の前に、アナと共に姿を現すが、これもまた幻影である。実はマーリンはギルガメッシュの召喚当初から目覚めかけていたティアマトに夢を見させ続け、活動を阻止していた(ゴルゴーン襲撃の際、石化されるとまずいと柄になく狼狽していたのはそのため)……が、結局、キングゥが持つ聖杯の力でティアマト神と同調していたゴルゴーンのアナの捨て身の特攻(ゴルゴーンの首をはねたハルペー)による攻撃で死の衝撃が伝わり、わかるようでわからない理屈でティアマトは目が覚め、幻術をかけ続けていたマーリンは離脱(こちらの方も本体ではない)。
幻影が消えたマーリンではあるが、ティアマト神が「自分の望む子そのものであるラフム」が海から無限増殖する中、長すぎて覚えられないセリフを「ギルガメッシュ王に伝えるんだ」と言った直後、自らの信条を曲げ幽閉塔から出て、ブリテンから徒歩でウルクにマラソン。
「おーい、こっちこっち。アーテガスベッタ」とケツァル・コアトルが投擲したマルドゥークの斧をゴルゴーンが根城にしていた神殿に誘導しているが、これは彼が非力なためだったと思われる。
それゆえ最終話ではケツァル・コアトルによる制裁が待っていたのだが、千里眼による回避か、アニメ放送にあわせてあらかじFGOで予習をしていたに違いない。ちなみに原作ではコブラツイストを食らっている。
実は魔術は噛むから苦手らしい。本人いわく「殴った方が早い」とか。
・アナ(クラス:ランサー)、もといゴルゴーン(クラス:アヴェンジャー)
ビーストUのいる特異点で暴れ回るゴルゴーンを阻止するため、抑止力のカウンターとして召喚されたサーヴァント。
藤丸と出会った当初は「人間は嫌いです」と言って、なるべく関わりを持たないようにしていたが、ゴルゴーン同様ツンデレ。
早速ネタバレするが、真名はメデューサ。桜ちゃんのサーヴァントとして有名なスレンダーなライダーの幼少期である。
彼女は上姉様のステンノと、下姉様のエウリュアレは見分けが付かないほど瓜二つであるが、メデューサは二人の姉と違い、成長する特徴を持っており、上姉様と下姉様がアイドルなら、メデューサは女優といった具合になっている。三姉妹はアテネ関連の問題により、 『かたちのない島』に逃亡するも、本来地母神であったのにも関わらずオリュンポスの神々によって化け物扱いされている。しかも三姉妹は穏やかに暮らしたいだけなのに襲い掛かる勇者に対して戦闘力を持たない姉とは異なり、戦うことのできるメデューサが撃退していた。
かたちのない島に乗り込んできた人間を殺す中でメデューサは更に成長していき、その果てに反英霊であるゴルゴーンとなり、最終的には姉二人を疎ましく思い、自身の髪の毛に取り込んだ。それから後、ペルセウスに倒されるまでの間、かたちのない島で襲い掛かる人間を殺し続けたものだと思われる。
しかしバビロニアにおけるアナは、『もしもの可能性』であるイフの存在であり、ゴルゴーンの姿で、終盤ティアマト神の角に罅を入れた。アヴェンジャーであるゴルゴーンとは異なり、藤丸を「マスター」と呼び、マシュの戦えない状態を指摘した。たとえアナが成長しゴルゴーンになったとしても、イフたる存在であるため、善心を持っていたのだろう。
個人的な見解になるが、化け物になりながらも善心を忘れなかった最大の分岐点は、老婆から「町一番の美人になる」、「手向けに贈られた花冠」などが挙げられる……かもしれない。
ちなみに、アナ・メデューサ・ゴルゴーンのいずれであったとしても、姉二人の存在を苦手としている。そし偽ティアマトのゴルゴーンはケツァル・コアトルの底知れない明るさに恐怖心を抱いている模様。
さて、ティアマト神と騙ったゴルゴーンであるが、魔物を産み出す点においてエキドナなどの共通点があるため、マーリンの幻影で目が覚めないティアマト神をたたき起こすため、キングゥに似たようなところを利用されたのだろう。でもキングゥとしては、旧人類に恨みを抱いているゴルゴーンに対して、悪感情や見下しの態度はない。
・ギルガメッシュ
慢心しない、
そしてFGOのアイアイエー島のイベントの最終周回クエストでは過労死だけではなく、「漂流しているではないか我―――!」と、海辺で叫ぶ姿が多数目撃されている。うっかり舟を漕ぐとロクな目に合わないみたいですねえ、この人。二重の意味で。
その他に、おまけにFGO内のバトルインニューヨークでは、「ごめんなさいね」の壮絶な煽りをして、ネロ・クラウディウスが貯め込んでいた素材を無断で強奪したが、「地面にキッスして、グッバイ! おのれおのれおのれー…!」とセリフエコーしながら、ビルの最上階から突き落とされている。
話を戻して、ギルガメッシュの死は、ウルク全体が生命力の弱い者(特に子供や老人)死に易い環境であったこと、外見は若々しいがかなりの高年齢、そして度重なる職務によって勝手に死んで冥界にやってきただけである。エレシュキガルの仕業だと思われていたが、とんだとばっちりなのだわ!
さて、ギルガメッシュを復活させるために、エレシュキガルのいる冥界に訪れ、「こやつめフハハ」の高笑いと共に参上。瞑想に浸りガルラ霊をやり過ごすという何気なく凄いことをやっているが、本人いわく「ランサー以外の適正がある」と豪語。恐らく、ランサー以外の適正は唯一の友であるエルキドゥに配慮している可能性が……何せ、別人であったとしても、ラフムに聖杯を奪われ弱体化したキングゥに自分の聖杯あげてるぐらいだもん。
その後、藤丸がエレシュキガルを懐柔し、無事蘇った賢王。
そして、ティアマト神が完全に復活してラフムの襲撃を数度耐え、民たちに「ウルクはいずれ滅びる」と再宣言し、「享楽に浸るも良し、逃げるも良し」と民に選択肢を与えていたことが発覚する。
冬木の聖杯戦争ではアーチャーのギルガメッシュが召喚されていたが、その当時の彼は大変不機嫌だった。これにはある理由があり、「奴隷にも役割があった。何者でもない者などいなかった。お前たちは薄々勘付いているのでないか。人間は増え過ぎた」と言い、聖杯の泥で人類を直接間引こうとしていたが、『滅びることを知ってもなお戦うことを選んだウルクの民は強かった』。神代の時代たる人間の幼少期を終わらせ独り立ちさせたのに、現代において人々が退化している現状が許せなかったのだろう。
最終局面では、ケイオスタイドと共にウルクに直進してくる壊滅的な状態にも関わらず背を向けず、はじめて攻撃を行ったティアマト神から藤丸を庇い、「たかが致命傷だ!」と啖呵を切り、「王の号砲(メラム・ディンギル)」を絶えず連発。死ぬ気になれば、一人でも宝具を使えるらしい。
その後、キングゥが現れ、エルキドゥの宝具である「人よ、神を繋ぎ止めよう(エヌマ・エリシュ)」を使い、天の楔を用いてティアマト神の動きを封じた。その際、絶えず連発されていたギルガメッシュの攻撃が止まったのだが、恐らく、神罰で無残にも殺されたエルキドゥではなく、決死の覚悟で戦う友と同じ肉体を持つ雄姿を見たかったのだろう。
その後、冥界にて「サーヴァント化した」状態で復活し、宝具「天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)」でティアマト神を撃退し、藤丸に至高の宝である聖杯を手渡した。
第三記事に移る。
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