2020年03月27日
絶対魔獣戦線-バビロニア-@
絶対魔獣戦線-バビロニア-
絶対魔獣戦線-バビロニア-とは、スマートフォン向けアプリであるFate/Grand Order(以下、FGO)の第六特異点をアニメ及び舞台化されたモノです。今回の場合は、アニメの方を取り上げたいと思います。
個人的にアニメ・バビロニアにおける個人的な評価としては、総集編が二度に渡り行われたこと、キャメロットの映画化に伴いアルトリア(Fate内における女性版アーサー王)の声優である川澄綾子さんが、直接イギリスに赴き聖地巡回した回など、露骨な引き延ばしが気になりましたが、全体的なバビロニアの評価において神作とは言えずとも良作であったと思います。
総集編のナレーターが、事実上未登場である巴御前や風魔小太郎などの声優さんが担当していれば、評価が変わったかもしれませんが、川澄綾子さんの聖地巡礼を入れるのではなく、原作未プレイの視聴者にとって理解が難しいところを説明してくれれば良かったかなあと思いました。
三月末、アニメ終了したバビロニアですが、バビロニアの説明不足だったところの理解の助力になれば…と思い記事を作成しますが、原作未プレイの方に取って恐らく分かり難かったところを数度に渡って解説していきたいと思います。
【大まかな粗筋】
絶対魔獣戦線-バビロニア-は、2000年代から古代ウルクにレイシフトします。ちなみにレイシフトとは、特異点の生じた場所へ時間素行……物凄く分かり易い表現をするなら、ドラえもんの「タイムマシン」のようなものだと考えてもらって構いません。ちなみにレイシフトには適正がなければ、どれほど優秀な魔術師であっても使用できません。特異点が出現した際、レイシフトを使用して問題のある地域の問題を解決するのですが、その「タイムマシン」の機器の名前が「コフィン(棺桶)」であることから、かなりきな臭さが漂う道具。
さて、絶対魔獣戦線バビロニアは第六特異点ですが、その他の特異点はどういったものかというと
- 特異点F 炎上汚染都市 冬木
- 第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン
- 第二特異点 永続狂気帝国 セプテム
- 第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス
- 第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン
- 第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム
- 第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット
といった特異点を修復して、バビロニアに到達しました。
特異点の修復とは歴史改竄を阻止し正しい歴史に戻すといったものですが、生歴史を改竄すべく特異点たる歪みを生み出した元凶たるビーストTは、第四特異点「死界魔霧都市 ロンドン」にて明確に姿を現し、第Uビーストである「回帰」の理を持つ、メソポタニア神話において様々な神々を産み出し、不必要と判断され虚数空間(死後の世界でもない何もない空間)に追いやられ、永い時間を過ごしていたティアマト神を復活させます。
後にカルデア一行が出会うことになる、人類悪であるビーストの存在を察知したウルクの王であるギルガメッシュは来るべきティアマトの災害に備え準備を行いますが、「まだ」英霊ではないギルガメッシュは、マーリン・レオニダス一世・天草四郎・風魔小太郎・巴御前・茨木童子・牛若丸・武蔵坊弁慶らを召喚。
カルデア一行が到着する以前、召喚されたサーヴァントのその後は、
・天草四郎と風魔小太郎は(恐らく)ジャガーマンにボコられ退去。
・巴御前は敵と同士討ち(特異点修復後、茨木童子の幕間のクエストでほぼ死霊化した状態で再登場したが、茨木の介錯により消滅)。
・茨木童子はギルガメッシュの指示に従わず、牛若丸に脅され逃亡。後に、バビロニアの何処かで盗賊団を結成。
など、牛若丸・弁慶・マーリン・レオニダスを残して、戦力が低下している状態でした。なお、召喚した英霊にはある共通点があり、それは「自身がどれだけ不利な状況になったとしても諦めなかった人物」が選ばれています(牛若丸の実兄からの迫害、弁慶の仁王立ちなどの故事、スパルタ教育の元になったレオニダス一世)。
ちなみに敵との同士討ちで退去した巴御前ですが、彼女の決死の特攻による時間稼ぎがなければ、カルデア一行が到達する前に、人類史において重要な四大文明のひとつが滅んでいた可能性が大です。
やたら日系サーヴァントが多いですが、死後、英霊化(サーヴァント)した、
アーサー王伝説や、シャルルマーニュ伝説などに深い関係を持つマーリンの方は、個人的な見解ですが、ギルガメッシュの父親が夢魔説であることから召喚された可能性があります。レオニダスはゼウスの末裔であり、ギリシャ神話と関係を持つゴルゴーン対策だったのかもしれません。
さて、アニメ冒頭で特殊クラス「シールダー」であるマシュと共に藤丸は空から落下した状態で古代・バビロニアに到着しましたが、これは訪れる時代が有史以前の時代であったことから生じたミスであると考えられます。
マシュの宝具(サーヴァントにおける必殺技みたいなもの)で、大きなケガを負うことなく無事地面に着地したカルデア一行ですが、いきなり女神・イシュタルに遭遇し「落とし物がなかったか」と尋ねられますが、これは借り物ではある、聖牛・グガランナを探していました。ちなみにこのグガランナあまりの巨体ゆえ、どうあがいても簡単になくせるようなものではないのですが、これは別の平行世界であるイシュタルが、「自分のものだから無断で借りてOK」という理由によって、無断拝借されたことにより生じた弊害です。ちなみに「イシュタルは年に一回、天災級のやらかしを行う」と明言されています。
第二記事に移る。
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