2021年08月27日
クビキリサイクル
クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣いとは西尾維新のデビュー作である。
戯言シリーズの第一弾。
どうでもいいが、この時点から想影真心の存在が示唆されていた。
クビキリサイクル
クビシメロマンチスト
クビツリハイスクール
サイコロジカル 上下
ヒトクイマジカル 上下
ネコソギラジカル 上中下
といった風に続いている。
全体を通じて戯言シリーズは、ラノベとしては最高傑作のひとつであるが、ミステリー小説としてみるならば下の上といったところが、個人的感想である。最終巻に至っては、一応ミステリーの要素もあるらしいのだが、傍から見れば推理なんぞしていない。
【内容】
あらすじ
「絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が
“科学・絵画・料理・占術・工学”
五人の「天才」女性を招待した瞬間、
“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする!
工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友(♀)と
その冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃん(♂)は、
「天才」の凶行をQED(証明終了)できるのか?
人に優しく慈悲深く、優秀で有能で、
万能で、そして何より魅力的――
その上で天才だなんて人間は会ったことがありません。
もしいらっしゃるようでしたら、
首を洗って待ってます。
登場人物
赤神イリア――舞台となる鴉の濡れ羽島の主人。複数ある財閥界のひとつである赤神家から、殺人の疑惑をかけられて島流しの刑に処されている。天才を招聘しては日々を過ごすという日常を送っている。
班田玲――千賀三姉妹(三つ子)の上に立つメイド長。
千賀あかり――千賀三姉妹のメイドの長女。いーちゃんに対するアタリが強い。
千賀ひかり――千賀三姉妹の次女。いーちゃんには他の「天才」の客同様、対等に接する。嘘吐き。
千賀てる子――千賀三姉妹の三女。いーちゃんに対するアタリがキツイ。嘘吐き。
伊吹かなみ――天才画家。園山赤音とは非常に険悪な仲。付き添い人として、逆木深夜を連れている。
逆木深夜――伊吹かなみの付き添い人。伊吹かなみを唯一無二の人物と捉えている。鴉の濡れ羽島に訪れた理由は、彼女を更生させるため。
園山赤音――天才数学者。かつて、いーちゃんが所属していた海外の研究部門ERシステムに所属していた。いーちゃんからすれば先輩にあたる人物であるだけではなく、世界の回答に最も近い七愚人の一人である。
姫菜真姫――未来や人の心を読み取れる占い師でもあり、超能力者。いーちゃんをからかっている。殺人事件が発生した際は、自身の持つ能力を一切使わずに傍観者として徹していた。
佐代野弥生――天才料理人。鴉の濡れ羽島に招待されており、客の立場だが屋敷の厨房で料理を振舞っている。島内の事件が連続的になるに従って、冷静さを欠くようになる。
玖渚友――「青色サヴァン」の異名を持つ天才・技術屋。人外ともいえる集中力を有しており、二本の上で三つのキーボードを操るなどといった離れ業をやってのける。玖渚機関のトップにして勘当されている。彼女が島に訪れた理由は、赤神イリアが島流しの刑にあった殺人容疑に興味を抱いたため。
いーちゃん――戯言遣い。語り部にして狂言回し。玖渚の精神病のひとつである「極端な上下移動の際、同行者がいないと暴れ出す」特性のため、逆木深夜のように介助人として連れ添い。島内で発生する連続事件を解決するため、動きだすことになる。
哀川潤――人類最強の請負人。第一事件が発生した際、島の主人である赤神イリアが哀川潤に事件解決を頼むべく、警察を呼ぶことはなかった。赤神イリアのお気に入りであり、「推理小説における探偵、怪獣映画における怪獣」だと評している。
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