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2018年08月16日

D12 採卵日決定と院長に質問攻め


生理12日目。

また診察です。

この日の流れはこんな感じ。
15:30予約だけど、採血を先にすましておかないといけないので、

15:05 チェックイン
15:07 採血(はやい
15:50 内診(超音波で卵胞チェック)
16:35 問診
17:20 看護士さんの問診・注射


滞在時間1時間半弱。今までで最短!!
不妊治療専門クリニックは、どこも待ち時間合って当然!っていう感じですが、やっぱり午後の方が空いている気がします。




ちなみに。
今日は転院してからずっとお世話になっていたY部長がお休みなので、
院長先生で予約してみました。

なんか見覚えのある人だと思ったら、体外受精教室をしてくれたほわぁぁぁっとした男性。
院長先生でした。

意外。

そして、超音波検査

採卵前なので卵胞がたくさん見えます。

しかも、大きい。


院長先生「今測っているのでちょっとまってね〜」

と言いながら卵胞を測っていきます。

結局、今ある卵は大きいもので12個あるそうです。

いつものY部長はかなりてきぱき!ささっ!ぱっ!!と言う感じで、めちゃくちゃ診察も内診も早いのですが、院長先生は受け答えもまったりしています。


院長先生「じゃあ・・採卵は明後日にしましょうか」
院長先生「仕上げに、フェリングHMG150と・・点鼻薬・・」
「これって、アンダゴニストなしで排卵しちゃったりとか大丈夫ですか?」
院長先生「・・そうですね。フェリングHMG75にしておきましょうか・・点鼻薬は・・あ、HCG注射もしましょうか。」

と言いながら、ダブルトリガーと入力する。

「ダブルトリガー?」

院長先生「はい。最近では、卵胞を成熟させるのに点鼻薬とHCGの併用が有効と認められているんですよ」

ということで、点鼻薬を21:00と22:00に量鼻ワンプッシュずつ。
HCG5000の注射を夜21:00に自己注射することになりました。


そして、ここからが今回転院した本題。


「あの・・今回、着床前診断 をしてほしいんですけど・・」

院長先生「え?!着床前診断 ??するように言われた???」

「いえ、言われてません。でも、今まで3回妊娠して、そのたびに、ダメになると、『卵のせいだからね』『卵の染色体異常だから』って言われて、じゃあ卵の染色体異常じゃない妊娠は私にありえるのかと思って・・」

院長、私の経歴をじっくり見る。

院長先生「うーん、そうですね・・。子宮外はともかく、化学流産もカウントするので確かに適応にはなりますね。ちょっと説明する書類用意するので待っててください」

と言われ、後ろに下がっていっちゃう。
だいぶんたって戻ってきて、資料を見ながら説明が始まりました。

院長先生着床前診断 は、異常がすべてわかるというわけではないんです。
ただ、妊娠初期の染色体異常による流産は比較的、率を下げることはできます。
普通の流産率が15〜20%だとすると、5%くらいには下がります。
この5%はもう原因不明の流産なのでわかりません」



そういいながらこんな図を書いてくれました。(ちょっと詳しく手を加えてます)


着床前.jpg


院長先生「こんな感じで、胚盤胞が5つあるとします。3つは異常有、2つは異常なしとして・・・

これを無作為に順番に移植していくと、たまたま、最初の2つは染色体異常があるので着床はしても初期で流産します。
流産すると、そのあとすぐ妊娠はできないので、処置をしたり、休養期間があったり、次の移植までの期間が発生します。」


まさに今回の私です。
着床・妊娠がゴールだと思っていたところ、流産すると、余計に妊娠・出産が遠ざかっていくのです。

しかも、不妊期間が長いだけに、一度天国のような幸せに包まれた後の流産は、本当に辛い。

そのうえ、子宮に残っているものを取り出す手術・・。
今回も、できるだけ若い卵を残すため、流産して1ヵ月半での採卵。
来月には子宮内膜をきれいにする手術も控えています。

身体も心もぼろぼろです。



院長先生「それを、着床前に異常を感知することで、少なくとも胚盤胞時点で異常がない卵をもどすことができるので流産をふせぎ、妊娠の時期を早めることができます」


着床前2.jpg

これを求めていました。



ただ、私の前回の採卵で得ることのできた卵は3つ。

着床したのは2つ。
2つともが流産で「染色体異常のせい」と言われたので、
着床前診断 に出すと全部染色体異常の可能性もあり、かなり怖いです。

でも、もう30代後半。

いまからまた1個1個戻して、「染色体異常だから仕方ないよ」と言われても、納得できないし、自分の体がもつのか、不安で仕方がないので

1つの胚盤胞につき9万円。
かなりの高額ですが、

もう二度と流産したくないので、夫は、高すぎる!と反対でしたが、自分の貯金でするから!と説得してお願いすることにしました。

院長先生「ただ、本当に一部の細胞だけの検査なので、他の部分に異常が隠れている場合は判別できません。
初期流産は逃れても、出生前診断や、羊水検査の対象になることもあります。」


と、何度も、すべての異常がわかる手段ではなく、あくまでも初期流産に効果的な手段で念押しされました。




そして。



話は戻って顕微授精の方法について。


体外受精のテキストを昨日の夜再度熟読して、受精率を少しでも上げるために、
夫婦の間で「これやってもらおう」と言っていたイムジー(ISMI)という技法があります。


IMSI: Intracytoplasmic morphyologically selected sperm injection


通常400倍程度の顕微鏡で精子を選別し、顕微授精に使用するところ、
1000倍以上の顕微鏡を用いることで、精子の頭部の状態をより詳細に観察し、より良い形態の精子を顕微授精に用いる治療方法です。

imsi.jpg

こんな感じで、実は空砲や欠陥のある精子を選別できるため、少しでも受精率を高めることができるはず。




と思ったのです。が。

院長先生に伝えると、

院長先生「うーーん・・あまり意味ないかなぁ。最近は培養士さんの腕が良いからパッと見ただけで良好精子をみわけることができるんですよ。
5万円もするし・・それに、最近では、空砲がある精子でも受精する力があることがわかってきたから・・・」


と、なぜか乗り気ではない。
クリニックにとっては患者がするっていって5万円売上アップになるのであれば儲けものだと思うのに、しなくていいよ、って言ってくれるなんて、なんて実直なクリニックなんだとびっくりしました。


そこで、夫が、「もう1つのっていたピエゾはどうですか?」


というと、

院長先生「あぁ!ピエゾはいいね」


と、ピエゾはしてもいいかもと言ってくれました。



ピエゾ: Piezo Icsi(ピエゾイクシー)


以下、引用ですが、

この操作により従来の顕微授精の平均受精率65%が約85〜90%に上昇しております。
特に老化した卵子、質の悪い卵子の受精率は向上し、胚発生率も向上しております。
妊娠率も10%位高くなると報告されています。

セントマザー産婦人科医院


ということで、うちのクリニックでは、特に従来の顕微授精に比べて、胚盤胞への成長率で大きな差が出ているそうです。
主に、卵子の老化などに効果的なようですが、何かできることがあれば全部したいと思い、お願いしました。
ちなみにお値段20,000円。



ということで。
院長先生の診察はすごく丁寧でかなり細かく聞くことができたので、一安心。


そうして、採卵日は明後日、2018年8月18日(土)に決まり、
採卵前の説明を聞いて帰ってきました。


採卵前の準備は3つ。


ブセレキュア 600μg


夜21:00と22:00の点鼻薬。

IMG_8752.jpg


前のクリニックでは、採卵前に新品を2本も購入させられて、結局1本丸ごと残ってめちゃくちゃもったいなかったのですが、ここのクリニックでは必要な分だけくれました。


1月には毎日やっていて、にがーい味が苦手だったけど、慣れっこなのでできます。
ただ、クリニックで試し打ちしたとき、1回目した時に、看護士さんがもう1回してみてください。
っていうので、「結構出ましたけど・・」っていいつつもう1回。
結構出たなぁとおもっていたら案の定・・

22:00にしようとするともうでない。
仕方ないので、1月に採卵した時に残っていた点鼻薬を使って22:00は乗り切りました。
予備があってよかった。


そして、夜9:00 の 

hCG5000の自己注射


ここ数日の数種類の薬剤を混ぜての注射に比べるとすごくシンプル。

IMG_5490.JPG


IMG_5491 (1).JPG


さくっと終わりました。


あと、今回初めてもらったのが、夫用の薬剤。

ホスミシン500mg



IMG_8751.jpg





精液中の菌を殺してくれる抗生物質です。


あとは採卵を待つのみです!




 

採卵周期 診察4回目のお会計
 

診察・超音波・注射

◇診察・・・・・・・・・・・・・・・ 1,080
◇超音波検査・・・・・・・・・・・・ 2,160
◇E2・・・・・・・・・・・・・・・ 1,620
◇LH・・・・・・・・・・・・・・・ 1,620
◇FSH・・・・・・・・・・・・・・ 1,620
◇HMGフェリング75単位 ・・・・・2,019
◇HCG5000単位 ・・・・・・・・・1,080
◇ブセレキュア(600μg)・・・・・ 1,296
◇ホスミシン(夫用)・・・・・・・270
◇調剤料・処方料・・・・・・・・・510
-----------------------------------------------------
合計・・・・・・・・・・・・・・・・ 13,280円












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重度の男性不妊のため、乏精子症の治療1年→自然妊娠に至ったものの、子宮外妊娠。卵管摘出からの顕微授精に挑戦中です。
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