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2021年04月30日

年金受給のタイミング

 今年の12月で還暦を迎えます。私は現在は個人事業主ですので国民年金に加入していますが、国民年金の場合は60歳以上での支払いは任意となりますので、これ以上払っても大してもらえる金額は変わりませんので、あとわずかの期間で払込終了となります。

 高校を卒業後に就職してから厚生年金をずーっと払ってきました。すでに30年以上払っています。若い頃は「どうせまだずーっと先だし、意味わかんない。。。」と思っていたものの、給料天引きなので、知らず知らずに支払ってきました。

 40歳過ぎても「まだ先だ」と思い、50歳過ぎから「あと10年くらいで年金が入ってくるな。」と少し意識するようになって、ねんきん定期便や年金ネットでもらえる金額を確認します。

 私の世代ですと通常は65歳でもらうことになりますが、前倒しで60歳からもらうことができます。通常よりも少なくなるので、前倒しでもらうか、通常通り65歳でもらうか、それとも先送りして70歳でもらうかなどを検討することになります。

 年金に対しての考え方は人それぞれで正解はありません。一人暮らしなのか配偶者がいるのかによってもシチュエーションは変わります。

 さて、私の場合は離婚して配偶者がいませんので、私が死んでも遺族年金を受け取る人がいませんので、自分のために使うお金になります。

 下のグラフは私の年金受取年齢の比較によってもらえる年金額の推移です。通常の65歳でもらう場合と、前倒しして60歳、61歳、62歳、63歳でもらう場合のシュミレーションです。年金は一度もらうと、そのもらった段階での金額が確定しますので、どのタイミングでもらうかを検討しますが、単純に今まで払ってきた金額を上回る損益分岐点を見て見ますと、76歳〜77歳あたりです。つまり、この年齢以上生きれば今まで払ってきた額を上回ることになります。
受給比較.jpg

 60歳で前倒しでもらえば月額のもらえる金額は少ないですね。通常の65歳でもらう場合との月額の差額は4万円前後です。61歳、62歳、63歳、64歳と1年遅らせることでその額は小さくなります。

 もし私に配偶者がいるのであれば、私が死んだ場合の遺族年金を考慮して前倒しでもらう選択肢はありません。しかし配偶者がいませんので、死んでしまったら納め損になります。新型コロナウイルスで世界中の世界観が一気に激変してしまうなんて想像していませんでしたし、この先どうなるかなんてわかりませんので、私はもらえるときにもらいます。金額は少なくはなりますが、まだしばらくは働いて収入もありますので、手を付けずに貯蓄していくことも可能です。

 年金受給のタイミングはご自身の現在の家族構成やライフスタイルによってシチュエーションは様々ですが、チャンスは一度きりなので、後悔しないようにしたいものです。














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恋愛、結婚、離婚、子育て、債務整理、うつ病、男性更年期障害など楽しいことも嬉しいことも、辛いことも悲しいこともたくさんありましたが、シニア世代を迎えて、死ぬ時に「10勝9敗で少しだけ勝ち越せた人生で良かった!」と思えるようにいきたいと感じるよになりました。
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