2016年11月13日
「月形半平太 花の巻・嵐の巻」長谷川一夫市川雷蔵山本富士子
「月形半平太」はもともと新国劇の芝居用の創作だったが、思わぬ人気が出たために戦前戦後を通じて何度も
映画化されている。
本作は1957年大映製作の長谷川一夫主演の「月形半平太 花の巻・嵐の巻」である。
時は風雲急を告げる幕末の京都、長州浪人の月形半平太(長谷川一夫)は国事に奔走していた。
しかし半平太は堅物ではなく芸者相手の遊びも好きで風流を愛する男であった。そして攘夷一辺の長州の
同志とは違って、開国を主張する開明な男だったので同志からも命を狙われていた。
そして長州から半平太を慕って早瀬(市川雷蔵)という若者が上洛してくる。早瀬は同志から半平太が寝返った
と吹き込まれ驚くが宿で休んでいるところを何物かに斬りつけられる。刺客はどうやら半平太と間違えたようだ。
早瀬はそれから同志の仇を討つと称して見廻り組の奥平を暗殺する。
そしてて早瀬が半平太の着物を着て襲撃したことから、奥平の愛人の芸者が、半平太の犯行と思い込む。
早瀬は半平太に短慮な行動を叱責され半平太の元を去り長州の攘夷派と合流するが、今度は半平太が
薩摩の浪士の襲撃を受けてしまう。
半平太は傷がいえると徳川の大政奉還のために奔走し、公卿の姉小路公知や桂小五郎と会合を持つが
姉小路が尊攘派に暗殺されてしまうのだった・・・
月形「春雨じゃ、濡れてまいろう」はこの創作から始まったものであり今や完全に一般化している言葉である。
またこの映画は月形の尊攘派の頑固さに苦悩する様が描かれていて、ただのチャンバラに終わっていないのがミソで
ある。
キャストは主演の長谷川一夫を筆頭に市川雷蔵、山本富士子、市川雷蔵、勝新太郎、中村珠緒とオールスター
である。監督は衣笠貞之助。セットも衣裳も豪華でこんな時代劇は二度と作れないだろうと思う。
映画化されている。
本作は1957年大映製作の長谷川一夫主演の「月形半平太 花の巻・嵐の巻」である。
時は風雲急を告げる幕末の京都、長州浪人の月形半平太(長谷川一夫)は国事に奔走していた。
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しかし半平太は堅物ではなく芸者相手の遊びも好きで風流を愛する男であった。そして攘夷一辺の長州の
同志とは違って、開国を主張する開明な男だったので同志からも命を狙われていた。
そして長州から半平太を慕って早瀬(市川雷蔵)という若者が上洛してくる。早瀬は同志から半平太が寝返った
と吹き込まれ驚くが宿で休んでいるところを何物かに斬りつけられる。刺客はどうやら半平太と間違えたようだ。
早瀬はそれから同志の仇を討つと称して見廻り組の奥平を暗殺する。
そしてて早瀬が半平太の着物を着て襲撃したことから、奥平の愛人の芸者が、半平太の犯行と思い込む。
早瀬は半平太に短慮な行動を叱責され半平太の元を去り長州の攘夷派と合流するが、今度は半平太が
薩摩の浪士の襲撃を受けてしまう。
半平太は傷がいえると徳川の大政奉還のために奔走し、公卿の姉小路公知や桂小五郎と会合を持つが
姉小路が尊攘派に暗殺されてしまうのだった・・・
月形「春雨じゃ、濡れてまいろう」はこの創作から始まったものであり今や完全に一般化している言葉である。
またこの映画は月形の尊攘派の頑固さに苦悩する様が描かれていて、ただのチャンバラに終わっていないのがミソで
ある。
キャストは主演の長谷川一夫を筆頭に市川雷蔵、山本富士子、市川雷蔵、勝新太郎、中村珠緒とオールスター
である。監督は衣笠貞之助。セットも衣裳も豪華でこんな時代劇は二度と作れないだろうと思う。
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