2015年04月25日
サカキバラと少年殺人鬼「マイキー」
子供や少年少女の殺人事件は、メアリーベル事件をはじめ珍しくもないが、例のサカキバラ事件の犯人が
見ていた映画で少年の殺人を扱ったホラー映画が「マイキー」である。
レイニー家の養子として普通の暮らしをしていた9歳の少年マイキー(ブライアンボンソール)が、自分が両
親や義理の妹に愛されていないと
思い込み、まず手始めに妹が大事にしていた人形を奪い、それを囮に妹をプールに突き落として溺死させる。
続いてマイキーの行いをたしなめる母がバスタブに入っているところを、電機ドライヤーで感電死させる。
そこへ帰宅してきた父親をパチンコ玉で、転倒させて倒れたところを金属バットで頭部をメッタうちにして
殺害するのである。
この殺人のとても子供の知恵とは思えない狡猾さと残忍ぶりには驚かされる。
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捜査にあたった警察も両親を殺された可哀想な子供を演じるマイキーの巧みな演技にだまされて
マイキーの強盗に襲われたという狂言をいとも簡単に信じてしまう。
そしてマイキーは子供に恵まれないトレントン夫妻に迎えられてまた養子としてトレントン家に入ってしまう。
マイキーの天使の微笑みに夫妻は癒されこの少年を心から愛し、マイキーの本性を知るよしもなかった。
マイキーは隣の住む少年とも仲良くなったがその姉のジェシーにも恋愛感情をよせるようになる。
しかし、ジェシーには恋人がいてマイキーは二人の逢瀬を目撃し憎しみと殺意を相手の男に募らせる。
一方、頭脳明晰だがズルをしてでも勝とうとするマイキーに担任の女教師はいぶかしく思い始めた。
しかもマイキーは異常者の書くような不気味な絵を描くので尋常じゃないものを感じてマイキーの過去を
探り始める。するとそこには恐ろしい事実があったのである。
そのころ、マイキーのジェシーの恋人に対する嫉妬心は極限に達し、二人があっているところを偽電話で
ジェシーを呼び出し男がひとりでプールにいるところにラジカセを蹴り込んで感電死させた。
これで、ジェシーを独占出来ると思ったマイキーだったが・・・
この映画のマイキー少年は、作品のなかで猫殺しや異常な絵を描くところ、ハンマーで母親をメッタうち
にしたりまさに現実のサカキバラとそっくりなのが不気味である。
ちなみに主演のブライアンボンソールは後の28歳のとき、暴行罪で逮捕されている。
この映画を見ると子供は純粋でも天使でもないのがわかる。後味が悪い映画だが面白い映画ではある。
DVD化されていないのもよくわかる気がする。VHSは出ています。
しかしこうやってみると未DVDの傑作は多いねえ〜。
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タグ:サカキバラ
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