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2014年05月23日

三島由紀夫幻の映画「Mishima: A Life In Four Chapters」

三島由紀夫の伝記的映画「Mishima: A Life In Four Chapters」は日本では様々な大人の事情で未公開となっている。

内容は、1970年11月25日当日の三島と楯の会の蹶起の日を中心に三島のおばあさんっ子だった幼年時代から

ひ弱だった学生時代、新進気鋭の作家として売り出し中のころ、体を鍛え直しボディビルに励む青年時代から自衛隊

体験入隊、楯の会結成までのさまざまなエピソードを織り込んで、三島の小説「金閣寺」「鏡子の家」「奔馬」から作品

の内容を切り取って交互に見せてゆく構成となっている。「金閣寺」ではどもりの主人公を坂東八十助が演じ、その友人を
佐藤浩一が演じいい演技をしている。

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「鏡子の家」のオサムは沢田研二の美青年ぶりはよかったが主人公がボディビルで鍛えているとの設定なのに、筋肉が

あまりなかったのはいただけない。「鏡子の家」には生前三島の友人だった横尾忠則も出ている。

「奔馬」のテロリスト飯沼勲は永島敏行が演じこれはぴったりの配役だと思う。

映画は事件当日三島(緒方拳)がロココ風の三島邸で目覚め最後の原稿を渡すところから始まる。

そして楯の会の学生長森田必勝(塩野谷正幸)らが車で迎えにきて市ヶ谷へすべりこんでゆく。

益田総監を人質にして演説をし自決までの行動をほぼ事実に忠実に描かれている。

製作総指揮はルーカスにコッポラのハリウッドの2大巨匠、脚本は「タクシードライバー」のポールシュレイダー、

フイリップグラスの音楽も作品の価値をあげている。

美術を担当した石岡瑛子のセンスも光っていて作品を優雅にしていると思う。

三島を演じた緒方拳は三島とはイメージが違うがよく演じていたと思う。
この役はしかし成田三樹男がやればよりよかったと思う。
この映画が日本で見られないは無念である。なお鹿砦社の 「三島由紀夫と一九七〇年」の付録としてこの映画の非正規DVDが
収録されている。

なんとか正規版ディレクターズカット限定版が出ないものだろうか。

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posted by ハヤテ at 15:43| 三島由紀夫
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