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2013年09月15日
264. 是枝裕和 ブルーライトヨコハマ・福山雅治・くるり 「サワコの朝」
最新作「そして父になる」がカンヌ映画祭審査員賞を受賞しました。
是枝監督、もとはテレビマンだったそうです。いわゆるAD。ADは現場を明るくしないといけないのだそうですが、「暗いわ、テンション低いわ、声小さいわ、気が利かないわ」だったとか。
「なんでその人がテレビ会社に入ったんでしょう?」とアガワさん。
「失敗したなと思ったんですよね、入ってすぐ」
記憶の中で今もきらめく曲
歌謡曲です。いしだあゆみさんの「ブルー・ライト・ヨコハマ」。
ああ、私(よしろう)も子どものころ、この歌が大好きでした。
「家でこの歌がかかっている風景を覚えていて…『なんてオシャレなんだろう』と思って…。東京だけど練馬という、工場と畑に囲まれていて…」
「練馬大根と呼ばれた…」とアガワさん。
「都会的な雰囲気に魅かれて…」
歌詞の中で印象敵なのが「歩いても歩いても、小舟のように…」という一節ですが、是枝監督の作品「歩いても歩いても」は、1965年の、この歌が流行ったころの監督家族のある1日を題材としようとしたそうです。
「結果的には全然違うタイプの映画になりましたが…タイトルだけ残ったので…」
映画製作について
是枝監督は原作物はやらず、原案・脚本から作る主義。ですから、これまでに撮った映画が9本と、どうしても寡作になってしまいます。「これ以上のスピードアップはできない」
今回の映画(そして父になる)は、福山さんから「何かご一緒できないですか?」というオファーがあったのだとか。
「直接ご指名があったんですか?」とアガワさん。「何もないのに?」
「何も…会ったこともない…俺?と思いました」
福山さんはいわゆる「福山雅治主演」という作品ではなく、映画の「作品世界の住人」になるような形で映画に出たかったそうなのです。
「(福山さんは)どっから撮ってもカッコいいので…」と是枝監督が言うと、
「やんなっちゃう?」とアガワさん。
「カッコよさを生かしながらヤな役を…」
「はあ…ちょっと復讐的な気持ちですか?」
「いいえ!」(笑)「(それまでの作品で)見たこともない福山さんを撮らないと、と思ったので」
是枝さんは4つの企画を提示。福山さんが選んだのが「そして父になる」でした。
「キャスティングが映画の8割を占めるって?」とアガワさん。
「8割5分くらい…」
粗筋が出来たら役者を決め、そのイメージで脚本を書くそうです。
「キャスティングですねえ、やっぱりね…」と是枝監督。
「どこで見つけるんですか?」
「テレビの深夜番組…バラエティ番組とか見てて…」
そうやって「発見」したのが阿部寛さんやYOUさんです。
「『この人いいぞ』と思ってハマったときほど気持ちのいいものはない」と是枝監督。
「そして父になる」
子どもの取り違え事件は昭和30年代、40年代に頻発しました。足の裏にマジックで名前を書く、という方法のため、沐浴すると名前が消えていた、という事情があったようなのです。
「自分の子どもではない」と分かるのがだいたい5歳くらいになってから。
「母親は育てた子、父親は実の子を希望して、妻を説得」ということがほとんどだったとか。
いろいろ調べ、キャスティングを決め、作られた映画がカンヌで好評を博しました。
今年のカンヌ映画祭ではスティーヴン・スピルバーグが審査委員長でしたが、「この作品を見たときから、何らかの賞を与えたいと思っていました」と言われたそうです。スピルバーグは是枝監督が尊敬する監督の一人です。
「座ってスピルバーグに名前を呼ばれたときに、こんなに嬉しいもんだと実感できました」
「カンヌの魅力とは?」
「映画と映画に関わる人間たちが祝福されている場所と時間なんです。あの2週間、映画を作っていることが誇りに思える、いろんな国の人たちとつながれる…」
子役の演技
是枝監督、子役には台本を渡さず、言ってほしいセリフを耳元で囁くのだとか。台本を覚えるというプレッシャーをかけないで演じてほしいという思いからです。
だから「子どもの演技に対応できない役者とは仕事をしたくない」とも。
「頼りになるのはYOUさん。反射神経だけの人なので…。すごいです!反射神経は」「その子の持っているものを引き出したいんです」
「文部科学大臣になったほうがいいのでは?」とアガワさん。
「奇跡」のオーディションのとき、こんなことがあったそうです。
子どもたちだけで新幹線を見に行くという設定。持っているのは地図1枚。1人が「行きたくない」と言って、他の子がそれを引きとめるという場面。
「その中で一人、後ろを振り返った子がいたんです。会議室なのに…。自分の歩いてきた道が見えたんですね。ドキッとした。会議室の中で彼には道が見えた…。」
妄想が創作の原点
小学1、2年のときの先生が是枝監督は大好きだったそうです。
国語で本を読み、「帰りの会」のときに、「みんな目をつぶって」と先生。そしてオルガンで伴奏しながら、物語の続きを先生は語るのです。登場人物に生徒の名前を織り込んで…。
「夜寝るとき、自分の中で広がるんです…。『帰りの会』がとても好きだった。ぼくの中で宝物…」
「今心に響く曲」は
「奇跡」くるり
映画「奇跡」の主題歌。くるりが歌っています。
「岸田くんは電車好きで有名…『よし、くるりだ!』」
これからも小さい「家族の物語」を映画にしていきたいと言う是枝監督でした。
私は「くるり」の大ファンで、ほぼ毎年くるり主催の「京都音楽博覧会(京都音博)」というライブに行っています。
その「京都音博」の昨年のオープニングアクトが木村カエラ、そして「私の一番好きな歌です!」と言ってくるりとセッションしたのが「奇跡」!素晴らしいセッションでした。
今年も今度の日曜日、「京都音博」に行きます。若くないので暑さ対策をしっかりして出かけます。今年のゲストは奥田民生やリップスライム…。楽しみだなあ。
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2013年09月14日
263. 田畑智子 猫が好き・実家は京都の老舗料亭 「笑っていいとも!」
「5年ぶりらしいね」とタモリさん。「この前、何の話が出たのかなあ」
「たぶん猫の話…」
「猫ちゃん…何匹いんの、今?」
「2匹です」
アクアとヌボラ、という名前だそうです。ここで田畑さんの飼っている猫の写真が出ました。どちらもフワフワ感いっぱいの猫ちゃんです。
「何、ヌボラだって?」
「珍しい名前を付けたかったんですよ、私」「イタリア語でヌボラって『雲』という意味なんですけど、雲みたいにフワフワしているから…」と田畑さん。
「種類は?」
「チンチラです」
「アクアちゃんは?」
「スコティッシュのロングです」
スコティッシュフォールドロングヘアーのことですね。
「耳が折れるやつ…ロングっていうんだ…」とタモリさん。「楽屋で田中が必死になって見てんだろうな…人間変わりますからね、猫見ると。猫を追いかけて路地行って迷子になった…」(笑)
「いくつ?」とタモリさん。
「8歳と6歳です」
「かわいい?」
「かわいいです…しゃべるんです」と田畑さん。
「しゃべる?」
「『ごはん』って言います」
「それはね、思い込み」(笑)「絶対言ってない。ご飯のときに『にゃあ』となると、『ごはん』って聞こえるだけ」とタモリさん。
「そんなことないです」(笑)「あと、返事をします、『ふうん』とか…」
「それ珍しいね」とタモリさん
「ご飯もちゃんと『ごはん』って言うんです」(笑)
笑いながら手を振って否定するタモリさん。(笑)
「うちの猫はめん類が好きで、めんを入れると『メーン』という」(笑)「聞き方、聞き方だよ!」とあくまでも否定するタモリさん。
「そうですかねえ…」
田畑さんが帰宅すると2匹の猫は順番に玄関まで出迎えに来るそうです。
「うちの猫はどうして俺になつかないんだろう…。廊下で鉢合わせすると、こうやって体を揺する…。『お前、どっちへ行くんだ?』って…」(笑)
「2匹、あんまり仲がよくないんですよね、先にいた子のほうがドシッと構えている感じで…」と田畑さん。
「うちは後に来たほうがいばってる。先にいたほうをいじめて…」とタモリさん。
「へえ…」
「いじめたりするんだけれど、寝てるときは肩に手をかけたりして…」
「かわいい」
「犬はどうなの?」
「小っちゃいころから家で猫をずっと飼っていて…犬を飼ったことがない」
休みの日も猫
田畑さんのご実家は猫を3匹飼っているそうです。実家はもうすぐ300年を迎える京都の老舗の料亭。そのため田畑さんも子どものころから厳しくしつけられたとか。
お稽古ごとの中に日本舞踊や三味線の練習もあって、家では正座が基本。そのために何時間座っても疲れない座り方を編み出したそうです。
お母さんは舞妓さん出身だそうで、田畑さんにもその方へ進ませたかったのかもしれません。
「休みの日は?」とタモリさん。
「だいたい猫と遊んだり、猫のものを買っている」と田畑さん。
「猫中心の生活じゃない?どこかへ出かけたりしないの?」
「今のマンションに引っ越したのも、猫のためなので…」「猫しか飼ってはいけないマンションなので…」
「猫しか飼ってはいけないマンションってあるの?」
「はい、そういう造りになっています。ドアにポケットがあったり、トイレを置くスペースがあったりとか…。部屋の中を自由に行き来できるようになっている」と、あれこれ語る田畑さん。
「ダメだよ、猫の相手ばかりしてちゃ!」と声を上げるタモリさん。
「でも私の癒しの…」
「猫グッズってどんなの?」
「いろんな猫じゃらし…羽根が生えているやつとか、ネズミが付いているやつ…すごく光ってるものが好きなんです。レーザーポイントみたいな…猫用の」と田畑さん。
「うちの子、ぜんぜん付き合ってくれないの…」とタモリさん。
誰でもそうですが、好きなものを語るときはいい顔をしますよね。田畑さんも穏やかな、いい表情で猫のことを語ってくれました。
2013年09月13日
262. 滝藤賢一 梅干し・物件探し・電動アシスト自転車 「はなまるマーケット」
「トーク番組へのご出演は珍しいですか?」と薬丸さん。
「初めてです」緊張感が伝わって来ます。
滝藤さんは1976年11月2日生まれ。愛知県・名古屋市出身の36歳です。
1998年から10年間、仲代達矢さん主宰の「無名塾」で役者修行をしました。塾仲間に真木よう子さんがいます。
現在、ドラマ「半沢直樹」で堺雅人さんと共演していますが、他に堺さんとは「クライマーズ・ハイ」でも共演しています。
話題の映画「許されざる者」にも出演の実力派俳優です。
「高校時代の友人、孕石(はらみいし)さんのお母さんお手製の『梅干し』」
「ずっと好きだったんですけど、たまたま去年の年末に『ぼくがはなまるに出させてもらうときはこの梅干しをおめざにするから』と言ってたらこういう話になって…。『急いで20粒送ってくれ』」(笑)「冗談で言ってたら…」
「おいしいですけどね」と薬丸さん。
「たくさん作ってもらって『おめざフェア』に出して…」と金曜レギュラーの勝俣さん。
3人の息子のパパ
滝藤さんは3人の息子のパパです。
「3人いらっしゃるんですか?」と薬丸さん。
「そうなんです、無計画で」と滝藤さん。(笑)
上から3歳、2歳、10か月。一番大変な時期ですねえ…。
滝藤さん、時間があればよくお子さんを公園に連れて行くそうです。イクメンですよね。
「ぼくわりと怖いと思います」と滝藤さん。「弱い者いじめをすると強烈に怒るんです」
子どもたちの性格のうち、泣き虫なところが自分に似ているという滝藤さん。
奥さんは栄養士で、結婚以来おいしい料理を食べ続け、10s太ったそうです。もともとは無名塾にいたのですが、すぐにやめて栄養士になったのだとか。
結婚して4年。
「2人のラブラブの時期は少なくて、すぐにお子さんが生まれて…」と薬丸さん。
「今でもラブラブですよ」と滝藤さん。(笑)
その奥様へのアンケート
Q「この人と結婚してよかった」と思う瞬間は?
A「私が疲れているときに、『いちばん頑張っているのはママだ』と言ってくれた瞬間。少しでも分かってくれていると思うと嬉しかった」
「あの3人とずっと一緒にいるわけですからねえ」と滝藤さん。確かに一番手のかかる時期です。
Q「ココを直してほしい」と思うとことは?
A「子どもが真似してしまうので、言葉遣いをもう少し気を付けてもらいたいと思います」
芝居の感覚で乱暴な言葉がつい出てしまうそうです。「きさま!」とか。
奥様からは「子育てに熱心」「感謝している」というメッセージで、滝藤さんの、よき家庭人としての顔が分かりました。
ところで、滝藤さんの顔がアップになるたびに涙?のようなものが顔に…。今でも泣き虫?と思っていたら、汗だそうで。
「滝のような汗が…」と薬丸さん。名前に引っ掛けましたね。お上手です。
「拭いていいですか?」と許可をもらってから汗をぬぐう滝藤さん。トーク番組デビューらしい、初々しさ。
半沢直樹
「半沢直樹」の撮影に入って、1か月半で7s痩せたという滝藤さん。
「追い込まれたら2sは痩せようと思っていたんです」役柄、痩せたほうが緊迫感が出ますものね。ところが「暑いしハードで」どんどん痩せてしまったのだとか。
共演している堺雅人さん、香川照之さんを滝藤さんが一言で表しました。
堺雅人さん「絶対の信頼」
「信頼してますね。共演3回目。芝居で引っ張ってくれる感じがすごい…こういう役だったんだと分かって…」「距離感とか声のかけ方がよくて、より半沢を信頼出来た…」
香川照之さん「どS」(笑)
毎日、香川さんがどう演じてくるか想像しながら現場に臨んでいるそうですが、それを上回る演技を香川さんはしてくるそうです。
「表情豊か…目がすごかった。飲み込まれそうで…」
解体新書
「今の自分を漢字1字で表すと」…「楽」
「『楽しむ』です。苦しいところから生まれてくるものしか信じていないんです。楽しめるようになれればいいなあ、と思います」
滝藤さん、「30代はずっと悪役やってきた」そうなのですが、堺さんに「もういいんじゃないの?」と言われて悪役は卒業することにしたのだとか。
「趣味」…「物件探し」
「物件」とは不動産のことですよね。
「物件を見るのが好きなんです…ずっと探してるんです」「見に行くの好きですね」
子どもを抱いて不動産屋さんの前で物色し、気になるのがあると、「ここ見れますか?」と尋ねるそうです。
希望の物件は「広ければ広いほどいい」お子さんのことを考えるとそうでしょうね。
「50畳のリビング」それは欲張りすぎでは…。
「最近買ったお気に入り」…「電動アシスト自転車」
「これはすごいですよね…『なんなの』って言うくらい」「早く買やあよかった」
「お袋の味」…「お好み焼き」
「関西の人ですんで。おいしいですね…何枚でも食べれて」
「集めているもの」…「父からの絵手紙」
1週間に1枚のペースで送ってくるそうなのですが、腕前は相当なものです。
さて、今日の「はなまるカフェ」で私(よしろう)がドキッとしたことが3つありました。
1つ目は「子どものころ泣き虫だった」。今でも感動的な映画を見てはすぐに泣いてしまうのですが、子どものころは大変なものでした。
2つ目は「物件探し」。私も「物件」は好きなのです。私の場合はすぐの引っ越しを考えているわけではないのですが、建築物の間取り図を見るのが大好きで、気になる間取りや立地の物件は、そのチラシを捨てずに置いています。
3つ目は「電動アシスト自転車」。私もつい1週間ほど前に購入したばかりで、そのパワーに驚いていて、「早く買えばよかった」と思っていたのでした。
というわけで、非常に共感を覚えた滝藤さんでした!
2013年09月12日
261. 堂本剛 32本のギター・髪型・ドイツ製のスピーカー 「笑っていいとも!」
大変な歓声。2年ぶりの出演。剛さんも34歳になりました。
「34歳になっちゃって…年って取るんですね」としみじみ呟く剛さん。「34歳になるとスタッフや共演者が年下になる。電話で喋ってても『ハイ、ハイ』って。『ハイハイ』せんでええよ、って。その後アッコさんとぼくが電話すると『ハイ、ハイ』って」(笑)
「だんだんそうなって来るんですよね」とタモリさん。
「なりますよね、ほんとにね」と剛さん。
アーティストとして
「髪型ずいぶん変わるよね」とタモリさん。
「人とカブリたくなくて…似たような人が出てくるとやめたくなるんです」「美容師さんと喋るのが嫌なので自分で髪切ってたんです」
YOUさんも同じことを言ってましたね。
「左右非対称で切ったらどうなるだろうと思って切ってテレビ出たら『精神異常』って言われた」(笑)「そのうち(同じ髪型の)男の子、女の子、バーッとシンメトリーになってきて、ぼくがそれに乗っかったみたいになってやめて…」
今の髪型になるまでいろいろあったようで…。
髪型の変遷とともに、剛さんの活動がアーティストのようになってきて…。
「シンガーソングライターとして『街』という曲を書いてリリースした」ことが、アーティストとしての出発点だったようです。
「ジャニーズさんが電話かけてきて『ユー、ミュージカルやらない?』」「ぼく、興味なくて、想像できなくて『やらへん』って言ったんです。それから、3、4秒沈黙があって、『なんでやらないの?』『いや、やらへん』『…あ、そう、やらないの』『やらへん』ってなって…」
「それから1年後くらいに、ジャニーズさんから、今のレコード会社の社長さんに『(剛は)シンガーソングライターとしてやらせたい』って」
約1年間、ジャニーズさんは剛さんの、音楽へかける思いが本物であるかどうか見ていたのでしょうか…。
「今、いろんなイベントしていて…全部自分で申請してやってるんで…」「今度、ぼく平安神宮でライブやるんですが、今年で4回目なんですけれども、それも申請してやってるんです」
「そうなの?」とタモリさん。
「ぼくは申請に申請を重ねて…」「ジャニーズのアーティストなんです。変なドラマやったりするのも申請に申請を重ねてやってますから…通らないものはやってません」
ちょっと驚きました。何かするために申請書を書き、印鑑をもらわないといけないのはサラリーマン社会の常ですが、剛さんも同じことをしているとは…。
「『街』を作ったとき、歌詞があまりにも男っぽいと…『アイドルなんだから女の子にモテるラブソングは書けないのか?』…提供していただく楽曲はラブソングだから、自分で作るのは『魂の歌』みたいなのを書きたいなと思って…」
「ずいぶん怒られたんですけど」と剛さん。
「怒られた?」
「怒られた、歌詞と髪型と、『柄と柄を着るな』」(笑)
そういうファッションのとき、ありましたよね。志茂田景樹さんみたいな…。
「中華料理屋で上海ガニを食べた後で怒られたんです…『この後、怒られんねんな…』と思いながら食べたらぜんぜんおいしくなくて…」
「怒られるっていうのは分かってた?」とタモリさん。
「『今日この後、怒りますが、でもご飯食べに行きましょ』って言われた」「『はい、分かりました』って言って…。『すごいスケジュールやな』って思って」
「上海ガニ食べて怒られた後に『今言ったことはすべて気にしなくていい』って言われたんです」
「えっ!」とタモリさん。
「『これだけ言ったけれどすべてあなたは気にしなくていい』って言われた…『1回しか言わへんから、好きにしたらええ』って…」
「そのあと『あなたはこういうアーティストになればいい』って送られてきた資料がビョークだった」
「へえ」
「ぼく、ここまで言っちゃっていいのかな?」と剛さん。ここでジングル。
「すごい話…」とタモリさん。ん?CMに入りませんが。
「すごい人なんでテンパりましたね」と剛さん。
「そのエライ人ってジャニーさん?」
「ジャニーさんじゃないです…エライ人、多いんです」
「え、まだCM行ってない?」とタモリさん。ここでもう一度ジングル。
ギターの部屋
「部屋、相変わらずきれい?」とタモリさん。
「きれいにしてますね…」「きれいでないと嫌なんで…ギターはギターの部屋に」
「今、ギター何本?ベース合わせて」とタモリさん。
「今、32本になりましたね」
「えー!」
「でもこれ少ないほうですよ…高見沢さんからしたら」(笑)
「高見沢、何本持ってるの?」
「家作れるんじゃないかと…300本とかあるはずですよ。『倉庫借りてる』って…」
「32本全部使ってるの?」
「使えるように、全部考えてるんです…レコーディングでとか、ライブで、とか」
「必要なの?」
「ぜんぜん使ってないものは知人にあげたり…」「タモリさんの音楽番組見てると知り合いのミュージシャンが使ってくれてて…」
どんなギターを所有してるのか気になるところですが。
「70年代前半を選んでold(中古)は買う。10人編成だと60年代のものは音が出ない」
「たくさんでやると音が出ない?」とタモリさん。
「60年代、50年代だとギターでもベースでも色っぽいので、ドラム、ギター、ベースくらいでちょうどいい」
「曲に合わせてる?」
「曲に合わせているんですよ…平安神宮だと神社なので神秘的なのとか…」
スピーカーにもこだわりが
「タモリさんもスピーカーこだわって?」と剛さん。
「こだわってる!管楽器とか打楽器が好きなのでやっぱりJBLを」
「ぼくはドイツ製のが好きで」
「ドイツ?」
「アメリカが作っているスピーカーって、たとえばマイケルジャクソンの曲を聴くとキラキラ飛んでくるんですけど、ドイツので聴くとロー音が出てくるので、ぜんぜん違う『スリラー』が聞こえる。スピーカー屋さんに行って聴かせてもらって…」
「スピーカー屋さんて無いと思うけどね、オーディオ屋さん」(笑)
いやあ、よしろうにはある種の感慨が…。というのも今から10数年前、週末に楽しみにしていた番組がありまして、その名は「LOVE LOVEあいしてる」。
吉田拓郎さんとkinki kidsさん、篠原ともえさんらがメインの司会で、毎週ゲストミュージシャンと楽しいトーク。そのあと好きな歌のセッションと、土曜の夜の楽しみでした。
その番組の中でkinki kidsのお2人が、拓郎さんたちからギターの手ほどきを受ける、というコーナーがあったのです。2人とも全くの初心者で、コードを押さえるのに悪戦苦闘していました。
その剛さんが今やシンガーソングライターで、平安神宮でライブ…。
ご本人のセンスや努力もあったんでしょけれど、師匠(吉田拓郎さん)もよかったのだ、と思う私(よしろう)でした。吉田拓郎さんは私たち世代のヒーローでしたから…。
2013年09月11日
260. 柏原収史 徳井・「笑っていいとも!」が好き 「笑っていいとも!」
「いっぱい来てますよ」とタモリさん。「救命病棟24時」の関係者からの花束です。
「今夜最終回なんで…」
「兄弟そろってイケメンだよね」とタモリさん。柏原収史さんは、俳優柏原崇さんの弟です。「2人兄弟?」
「妹がまだいます」11歳違いの妹さんがいるそうです。妹さんは芸能関係者ではないようで。
芸能界に入ったきっかけは「JUNON ボーイコンテスト」。出場したのはお兄さんのほうで、柏原さんは応援のために会場にいたのです。
「隣に座ったマネージャーから『6番の方の弟ですか?』」
これで芸能界入り。1994年、ドラマ『人間失格』でデビューしました。
「『いいとも』ファンらしいね?」とタモリさん。
「そうなんです。その辺で『いいとも』好きだと言っている人と一緒にしないでほしい、というくらいのファンで…」(笑)
「いつから?」
「僕、山梨出身なんですけど、夕方の17時から再放送があって」
「そうなんだよ、山梨、変わってて」とタモリさん。
「それで、ちっちゃいころから学校から帰って見てて…」
「それで『?お昼休みは?』ってやってる?」
「そうです…」
タモリさんも山梨で宴会があったときに再放送を知ったのだとか。
「もちろん仕事で見れないときもあるんですけど、毎日録画して…」「だから僕、けっこうレアなコーナーも見てます…1回で終わったファクスのコーナー…」
「見てた?『ファクスは最高!』ずいぶん前だよ」
「はい」
「『今日はファクス置いてますから送ってください』さっそく来たの。全裸の男が写ってたの」(笑)「あれ、見てた?」
「はい…タモリさんと鶴瓶さんが笑ってる、テレビ見てるほうは分からない…次の週、(ファクスコーナーが)なかったので、『何かあったんだな?』と…」(笑)
「機械ものやるとダメ。失敗する。レアなコーナー、自分でも忘れてる…」
レアなコーナーの話題に目を輝かせる柏原さん。
「だから自分がここにいる、というのはすごいことなんですよ…僕にとっては」
14年くらい前にバンドで出たことがあるだけで、ひとりでは初めての「いいとも!」だそうです。
徳井の奥さん?
「チュートリアルの徳井と仲がいいらしいね?」とタモリさん。
「毎週、多いときは3、4くらい、メシ食べて…」「ずっと隣に住んでて…」
柏原さんの家で食事することも多いようです。
「だいたい食べて飲んで、そのうち寝て…むくっと起きて『お腹空いた…』『親子丼でいい?』」(笑)
夫婦ですよね…。
「朝まで寝て、余裕があるときはみそ汁を作って、『ご飯できたよ』」(笑)
「いいねえ」とタモリさん。
ここで後ろを見まわす柏原さん。
「今日、お花来てないですね?」(笑)「僕の『いいとも!」好き、知ってるので…そういうとこある」
「かれこれどれくらい付き合ってるの?」とタモリさん。
「付き合ってない…」(笑)「最初にドラマで共演…2006年くらい…話が合って…M1を取る前で」
「徳井ってああ見えて、あんまり人付き合いよくないよね?」とタモリさん。
「そうですね、だから僕以外でご飯行ったってあまり聞かないので…僕いなかったらどうするんでしょう?」
「徳井が他の人とご飯行ったら嫉妬する?」とタモリさん。
「あるかもしれないですね」(笑)
徳井さんが結婚が遅い原因はひょっとしてこのあたり?と思ったよしろうでした。