(2016年投稿記事です。)
\PR!/
2016年6月に入り、ついに尖閣諸島やその他の島に関して緊張が走りました。
尖閣諸島や北大東島の接続水域や、鹿児島口永良部島領海侵入が連続して発生しました。
この中国海軍の動きにには、何があるのか!
そしてこれからどうなるのか検討してみます!
(前回記事):『私が匿名の元自衛官としてブログを書く理由!』
\こちらもご参考に!PR/
(1)日米印露を巻き込んだ海上の動き
時系列で追うと、
・6月8日〜9日
ロシア海軍3隻が尖閣諸島接続水域を航行(海自護衛艦が追尾)。
中国海軍艦船が9日午前1時過ぎにロシア艦を追うように尖閣諸島接続水域侵入。
ロシア海軍艦を追尾するように午前3時頃接続水域外に出る。
(中国海軍は、ジャンガィT級フリゲート)
・6月15日
日米印合同演習「マラバール2016」に参加するインド海軍艦船を追跡。
鹿児島鹿児島口永良部島から屋久島への方向に領海に侵入
(中国海軍はドンディアオ級情報収集艦艦番号855)
図1 鹿児島周辺海域と領海
引用URL:http://www.yomiuri.co.jp/photo/20160615/20160615-OYT1I50026-N.jpg
・6月16日
北大東島沖接続水域に進入する中国海軍艦艇を確認。米海軍艦船を追跡。
(中国海軍はドンディアオ級情報収集艦艦番号855、前日と同一艦)
1週間ほどで、これだけ一気に海上の緊張関係が高まる事態になりました。
\中国海軍!PR/
ドリームモデル 1/700 中国海軍 江凱II型フリゲート 054A/A /A 型 (3 in 1) プラモデル 価格:4,960円 |
(2)次は尖閣諸島で中国艦船の体当たりが来る。
現状においてこれだけ状況が一気に悪化してきました。
次に起きる可能性のある事項として、海上における艦船の体当たりがあります。
尖閣諸島で中国海警局の公船が仕掛けて、海上保安庁の巡視船にぶつけて来る可能性は十分あります。
すでに、中国漁船が海上保安庁巡視船に衝突してきました。
(2010年9月7日の尖閣諸島中国漁船衝突事件)
また南沙諸島にて、中国海警局船とベトナム船で発生しています。
図2 ベトナム船に中国海警局船が体当たり
引用URL:http://livedoor.blogimg.jp/toychan/imgs/7/e/7eacbc08.jpg
次の段階へのエスカレートとしては、
『尖閣諸島で「体当たりで日本船を阻止した」』
というのが一番合理的な既成事実の積み重ねとなります。
この時に、海上警備行動にまで進む覚悟があるかが焦点になります。
まず海上保安庁での対処が最初となり、対応できない時に「海上警備行動」にいけるか?
ここを中国は見極めて来ると考えられます。
\PR!/
(3)冷戦時代は軍艦での体当たりもあった・・・
かつての冷戦時代には、米国とソ連による激しい洋上での競り合いがありました。
1989年には、黒海にて米ソ艦による体当たり事件も発生したことがあります。
図3 米ソ艦衝突時の画像
ここまでエスカレートすることは、さすがに無いとは思いたいです。
しかし、可能性としては、全くゼロではないのが現状です。
この事態がどう収束するのか、今年は見逃せない年になりそうです。
\PR!/
防衛・軍事ランキング
↑ブログ主の更新意欲維持の為↑バナーをクリック↑
↑していただければブログ主が↑頑張ります↑