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沈黙の艦隊が映画化されて、潜水艦に脚光が浴びるのはいいですねえ!
潜水艦の雷撃で、一撃轟沈する水上艦ほど見てて気持ちいものはありません。
図1 轟沈する艦船
引用URL:https://twitter.com/Jatosint/status/1461159443081482241/photo/3
しかしながら、潜水艦と機雷は存在することこそ最強の兵器となります。
まさに沈黙の艦隊となります。
(前回記事):『拘束発射というミサイル屋さんが見たくない現象【軍事技術】』
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(1)潜水艦は戦闘だけじゃない!
潜水艦は、次々と魚雷攻撃をして敵艦撃沈が主な任務と思われがちです。
図2 ハープーン
引用wiki
しかし実際は、ハープーンを発射すると100%位置がバレます。
1.1 魚雷攻撃は一撃必殺!
敵艦隊も潜水艦に対する警戒は、しっかりと行っているため魚雷攻撃は命がけです。
図3 魚雷攻撃
引用URL:http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2003/2003/image/15z31221.jpg
だからこそ、潜水艦の攻撃は慎重に行う必要があります。
しかし潜水艦が存在するだけで、敵艦隊を拘束することもできます。
1.2 たった1隻に翻弄されたフォークランド紛争
1982年のフォークランド紛争は、イギリス側の勝利で終わりました。
図4 イギリス海軍
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/FPWRA1kX0AEpdL_?format=jpg&name=medium
しかしながら海戦の分野では、アルゼンチン海軍潜水艦1隻にてんてこ舞いの状況だったのは知られていません。
図5 潜水艦サンタフェ
引用URL:https://wikimapia.org/8187368/Wreck-of-ARA-Santa-Fe-S-21#/photo/341297
イギリス空母機動部隊は、アルゼンチン潜水艦1隻が撃破されるまでフォークランド諸島に接近できませんでした。
さらに、アルゼンチン海軍の209型潜水艦については全く捕捉できない状況だったのです。
図6 潜水艦サンルイス
引用URL:https://www.flickr.com/photos/elsnorkel/4584983971
魚雷攻撃が失敗しなければ、イギリス海軍の損害はさらにフリゲート艦が2隻撃沈されていたと言われています。
それほど潜水艦の存在は、水上艦にとって恐ろしいものです。
1.3 偵察や機雷敷設にも使える
潜水艦は平時から、偵察行動や敵地での機雷敷設にも使用できます。
図7 偵察行動
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/Fc4XKj9XkAAKxGT?format=jpg&name=large
情報収集においても、敵に気付かれることなく接近できます。
以前お話した、任務艦も似たようなものです。
(関連記事):『【海自】いわゆる任務艦の話に関するエトセトラ!』
潜水艦には、もっと多様な使い方があります。
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(2)潜水艦×機雷=最強の沈黙の艦隊!
潜水艦から、機雷を敷設できることはあまり知られていません。
図8 米海軍機雷
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/E5KZWVTXEAU6JBL?format=jpg&name=medium
米海軍のMk67SLMM自走式機雷は、凶悪なものです。
2.1 東京湾に機雷を敷設されると日本経済が破滅する
東京湾に機雷敷設だなんて、突飛な話かもしれませんが可能性としては十分あります。
戦略兵器としての潜水艦と、潜水艦敷設機雷を使えば日本経済に打撃を与えることも可能です。
図9 東京湾
引用URL:https://www.pa.ktr.mlit.go.jp/wankou/knowledg/img/p01-1.png
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だからこそ、海自は掃海部隊に力を入れているのです。
2.2 新型機雷(小型機雷)は注目すべきもの!
令和5年度より研究が始まった、新型機雷(小型機雷)は今後台湾有事などにおいて注目すべきものでしょう。
図10 91式機雷
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/EyIILqCVcAIM7Th?format=jpg&name=900x900
水上艦などから投下できる機雷として、91式機雷を思い浮かべるかと思います。
しかしながら91式機雷は、サイズがデカすぎるため運用がかなり難しいモノになっています。
(K-RX2が潜水艦用に量産されなかったのは、サイズがデカすぎたため)
そのため、新型機雷(小型機雷)についてはMk52機雷(1000ポンド)ぐらいまで小型化すべきでしょう。
図11 Mk52機雷
引用URL:https://d1ldvf68ux039x.cloudfront.net/thumbs/photos/2208/7384853/1000w_q95.jpg
出来れば、潜水艦発射型まで発展して欲しい代物といえます。
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(3)機雷を使う沈黙の艦隊もいいぜ!
潜水艦は魚雷・ミサイルの他にも機雷を運用できるのが強みといえます。
機雷を使用する潜水艦の活躍も、なかなかいいのではないでしょうか?
しかし映像的には地味になるかも?
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防衛・軍事ランキング
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本邦ドンガメが、アクテイブソナー装備を止めたのはおやしお型から取りやめています。
側方アレイソナーの配置や、STASSの進歩により不要になってきたことが理由です。
また魚雷管発射装置の場所移動に伴い、設置場所が無くなってしまったことも理由に挙げられます。
導入当初は戸惑ったものの、近年は不都合を感じなくなったという面もありますね。
ただそうりゅうの事故やAIP実験艦になったあさしおがタンカーにぶつけたことから、アクテイブソナーの必要性が再検討されているようです。
所で話は変わりますが、本邦のドン亀がアクティブ式ソナーを装備しなくなったのは何時からでしょう。少なくてもゆうしお型まではSQS-36をセイルに装備していましたが。。
本邦のドン亀でアクティブソナーが使われなくなったのは恐らくZQQ-6以降のフランクアレーソナーの装備により、相手との距離を常時把握出来るようになったからと考えてます。
最近だと、おやしお型潜水艦で訓練した隊員が多くなってしまったので潜水艦乗員でも見たことのない人が多いかもしれません。
ゆうしお型潜水艦やL形潜水艦(あさしお型などの可潜艦)には装備がありました。
現在でも潜水艦敷設型機雷があるかどうかは、あるかもしれないしないかもしれません。(信じるかはどうかはあなた次第!)
最近だとハープーンにスペースが取られており、訓練機雷や実機雷を搭載する機会がかなり少ないと聞いています。
(おやしお型以降の自動装てん装置と相性が悪いため)
どっかの弾薬整備補給所に密かに集積備蓄になっているかも?
PLANは最近にになり、渦蔵型掃海艇という本格的な掃海艇が登場して対機雷戦能力の向上が出てきています。(まだ4隻だけど)
本邦の「えのしま型」掃海艇のようにFRP製とも言われており、今後注目すべき点でしょう。
しかし、能力を飽和させるくらいに多様な機雷を設置できると機雷戦の分野で圧倒できるかと思います。
かつて試作されたAMLSは、空自C-130の支援を受けなければ使用できず量産化できなかったのが悔やまれます。
第一列島線の緊急閉塞を行うには、もってこいの装備でした。
P-3Cからの航空機投下だけだと、Mk52/Mk55の敷設数が足りないもどかしさがあります。
UUVや潜水艦からの機雷敷設(SLMM)があれば、もっとPLANの活動を制約できるでしょう。
米軍が開発中のCDM Mk68が本邦でも使用できればもっといいのですが・・・
(今度こそ北方領土のウルップ海峡にばらまきたいところです)
有力なAMW能力を持たないPLANにとって、これぞ本邦のキラーコンテンツですよね。しかも、艦船だけでなく航空機や潜水艦で迅速に敷設する能力を備えている。これは他国に無い強味だと思います。悪評プンプンの某哨戒機もこの任務なら八面六臂の活躍を見せるでしょう。
以前、技本開発品で輸送機用機雷投下装置(AMLS)というのがあり、試作品のみ八戸に配備に終わってマル検からダメ出し喰らった代物ですが、C-130Rが配備された昨今、再度脚光を浴びるんじゃないかと期待してます。
ところで、海洋事業部の機雷が海南島周辺へ展開するなんてことが有り得ますかね。その場合、敷設は潜水艦、又はUUVになるんでしょうが。何となくオホーツクプロトコルを連想させますね。本邦のドン亀がPLANのSSBNを狩るなんて話は面白そうです(w
防衛装備庁の大型UUVのように、危険地帯に潜航して接近・機雷設置をする装備がこれからの流行になるかもしれませんね。
有人潜水艦との組み合わせで、色々用途が広がりそうですね!
潜水艦設置式機雷といえば先日防衛装備庁から出てきた
大型UUVの哨戒映像にて水中機器設置モジュールなるもろにそれな機能の紹介があったそうで
https://www.youtube.com/shorts/g8bWvwsvSFA
https://trafficnews.jp/post/129018
>デカい!自衛隊向け「無人潜水艇」が海上試験 “用途に応じて部品を付け替え可能”な特徴も 防衛装備庁