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防衛省において、防衛装備品の導入や海外移転(輸出)を担当するのが防衛装備庁になります。
そんな防衛装備庁ですが、英語版装備品カタログを発行していることはあまり知られていません。
意外と国内で発表されてない、未公開写真も満載のカタログです。
思わぬところに情報アリ?!の驚き情報いっぱいです。
(前回記事):『【海自】おかえりなさい!練習艦隊無事帰国!』
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(1)防衛装備庁の装備品紹介パンフレット?
あるとき防衛装備品の写真を探していた時に、妙な英語表記の写真を発見しました。
自衛隊の装備品を紹介するのに、英語で紹介をしているのです。
1.1 J/FPS-4レーダーの写真だあ!
探していたのは、航空自衛隊のJ/FPS−4レーダーの本体写真でした。
ロシアのレーダかよ!と思わせるバックトゥバックでレーダーアンテナが背中合わせになっていると聞いていました。
しかし現物写真なんてなかなか発表されないのに、防衛装備庁の公式パンフレットに登場したので驚きました。
しかも英語で紹介文が書かれていたので、日本の検索にヒットしなかったのかもしれません。
これが、J/FPS-4レーダーの写真です。
図1 J/FPS-4レーダー
引用URL:https://www.mod.go.jp/atla/soubiseisaku/soubiseisakugijutu/introduction2020_en.pdf
私も初めて現物写真を見ました。
以前に空自美保基地航空祭にて、J/FPS-4レーダーのイラストが公開された写真から探していました。
図2 J/FPS-4イラスト
引用URL:https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_pict/33/92/26/650x_33922640.jpg?updated_at=1402228858
1.2 J/FPS-7のカラー写真もあるよ!
さらに、J/FPS-7レーダーのカラー写真も掲載されているというなかなか面白いものです。
図3 J/FPS-7レーダー
引用URL:https://www.mod.go.jp/atla/soubiseisaku/soubiseisakugijutu/introduction2020_en.pdf
モノクロ写真は装備年鑑で登場していましたがカラー写真は何気には初めてではないでしょうか?
1.3 防衛装備庁のカタログはこれだよ!
防衛装備庁のホームページの中に、装備品カタログが記載されている場所は隅っこだったりします。
図4 防衛装備庁ホームページ
引用URL:https://www.mod.go.jp/atla/soubiseisakugijutu.html
「ホーム>政策>防衛装備庁の政策>防衛装備・技術協力について」のページの一番下という、普段はあまり見ない場所に装備品カタログが掲載されています。
URL:https://www.mod.go.jp/atla/en/policy/pdf/introduction2020_en.pdf
ホントに思わぬところに宝物が存在していました!
(参考記事):『【軍事技術】電波妨害弾の後継かな?』
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(2)海外輸出用にいろんなものがあるよ!
英語版装備品カタログには、輸出を見すえていろんな装備が掲載されています。
中には、分かりやすく説明されて写真付きの物もあります。
2.1 人命救助システムのセット写真って貴重かも!
英語版カタログには、陸自の人命救助システムの写真もあります。
図5 人命救助システム
引用URL:https://www.mod.go.jp/atla/soubiseisaku/soubiseisakugijutu/introduction2020_en.pdf
人命救助システムの写真は、展示物で撮影されることがありますがここまでセットで並んだ写真はそうそうないでしょう。
今後海外輸出に向けて、紹介用としてかなり使えるカタログです。
2.2 小型係維掃海具1型は初めてじゃないか?
そんな中で、一番驚いたのは海自掃海艇に搭載している小型係維掃海具のイラストがあったことです。
概要イラストは登場したことがあるのですが、何気に写真撮影されない部分が書かれています。
図6 小型係維掃海具1型
引用URL:https://www.mod.go.jp/atla/soubiseisaku/soubiseisakugijutu/introduction2020_en.pdf
この中で、切断カッターが左の部分に描かれています。
維掃機雷のチェーンを爆破切断するカッターなのですが、ドイツラインメタル社の特許品なので公開されたことがほとんどないはずです。
そんな貴重な情報が、公開情報で登場するのも驚きです。
2.3 うわさのOYX-1の概要がわかるよ!
さらに情報だけは伝わるけれどよくわからなかった、情報処理サブシステムOYX-1の概要まで登場していました。
図7 OYX-1
引用URL:https://www.mod.go.jp/atla/soubiseisaku/soubiseisakugijutu/introduction2020_en.pdf
イメージ図ではありますが、先に発表されていた円形CICとラージスクリーン・テーブルコンソールを組み合わせて使うようです。
意外とOYX-1は、トンでもない装備品になっているようです。
(参考記事):『【世界情勢】ロシアSLBM最高機密の写真が流失?!』
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(3)情報は意外なところに転がっている!
防衛装備庁が発行している、英語版装備h品カタログは意外に新情報が掲載されています。
こんな形で、意外なところに欲しい情報があるものですね〜!
3.1 会計検査院のデータも面白いよ!
意外なところでは、会計検査院の検査結果公表資料にもいろんな情報が存在します。
F-35A戦闘機の調達における特定検査にて、いろいろな情報が検査報告書に記載されています。
図8 関係図
引用URL:https://report.jbaudit.go.jp/org/h28/ZUIJI11/IMG/2016-h28-Z11001-0-z3.jpg
併せて周辺装備品などの調達価格などの情報が書かれています。
意外と調べてみると面白いですよ!
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防衛・軍事ランキング
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防衛装備庁は、なかなか縦割り主義のところがあるので結構情報共有がされていないんですよ〜(前身の装備施設本部もそうでした。)
パンフレットも「とりあえず作ってみました!」なんて感じがいっぱいです。
いろいろな装備があるのを楽しんでいただいてなによりです。
海外に知名度が無さ過ぎる自衛隊装備ェ……お陰で本邦装備のコンセプトが
周知され始めたのがオンラインゲームのウォーサンダーでの自衛隊装備実装からとか
言われてたそうですが意外と広報もやってたのですね
ただ一応中の人だった筈のペンギン氏でさえ碌に知らなかったということは、これ作るだけ作ってそのままという感じなのでは(爆
を拝見しました。差し障りのない内容ですが、
愉しめましたw ご紹介ありがとうございます。