(2015年投稿記事です。)
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今回はキーワード、『自衛隊 結婚 手当』という形で書こうと思った時に思いました。
実を言うとこの部分についてネットなどでいろいろな情報が書かれています。
ただし、給与・手当など実務担当者でないと知らない情報がありません。
私は、『総務○長』という職務をした経験があり、この辺の裏技を出してみようと思います。
(前回記事):『南スーダンで自衛隊が銃弾提供したことでの韓国での変な反応!!』
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(1)まずは結婚に係る手当の話から!
まずは結婚に関しての給与に上乗せされる、扶養手当についてお話しましょう。
これは結婚して、夫の扶養家族となった場合に支給されるものです。
扶養手当については、まあ結婚したら当然に支給されるものです。
この時、妻の年収が130万円を超えていると、扶養家族としての認定から外れます。(当時)
この辺は、法律の扶養手当の通りに行われています。
また結婚すると外部で家を借りるなり、新居で生活することが曹士隊員には出来ます。
そのため、住居手当で家賃の大体半額を目安に支給されます。
(最大で2万7千円までの支給です)
図1 住居手当の計算表
引用URL:http://stat.ameba.jp/user_images/20141006/21/fp-t-sassa/38/9d/p/o0800019613089813452.png
さらに、外に家を借りた場合であり程度の距離であれば通勤手当も支給されます。
結構近くで、自転車通勤でも支給対象になります(大体勤務場所から2キロ以上)
ここまで結婚すると出る手当として、
・扶養手当(扶養家族になった場合)
・住居手当
・通勤手当
が、結婚に伴って新たに発生する手当になります。
また結婚した隊員の勤務地によっては、地域手当などの増額もあります。
そのほか、期末手当にも扶養手当の増額分が反映されます。
そのため、結婚した隊員には手当の増加の他、通常の手当の増額があります。
結構その額が大きいところがあります。
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(2)結婚していなくても扶養手当が出る裏技の大暴露!!
私は現職時代に、総務○長の補職で勤務していたことがあります。
自衛隊で言う総務は、給与や福利厚生も担当しています。
ここでは給与関係は一番気を使う仕事で、徹底的に制度を理解して手当などの支給手続きをします。
だからこそ裏技として、結婚予定の若手隊員などに勧めていたのが、
『結婚前に扶養手当を出せるよ』
『結婚予定なら先に手続きしておくかい?』
というものです。
普通、扶養手当となると、結婚(入籍)しないと出ないという先入感があります。
しかし、実際は関係法規(給与法、省令など)などを駆使すると、支給が可能になります。
いわゆる「結婚前の同棲中」という場合や、事実婚の状態が該当します。
担当者としては、扶養関係の証明が実施出来れば、支給要件に該当します。
結婚前のカップルであっても、すでに生活状態にあれば支給要件としています。
給与担当者として一番怖いのが、
『支払うべきものを手続きしていなくて支払っていない』
という状態であり、場合によっては会計検査院で指摘されたりします。
自衛隊では、隊員の身上把握などをしっかり行うことが求められます。
そのため、このようなことが可能になります。
ただ扶養条件に該当しない場合(独立して収入が規定金額以上など)は、支給対象になりません。
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(3)意外と知られていない事実!結婚が合っているかも判明した!
この手法というのは意外と関係者以外あまり知られていない事実です。
私も最初に知ったのは、護衛艦勤務で分隊士をしていたときに習いました。
その時は、補給長から分隊員が結婚するのだったらこういう手続きがあると言われました。
その経験が役に立ちました。
また、この手法で何度かやっていると意外なことが判明する場合がありました。
それは、
『本当に自衛官と結婚するということを、女性側が理解しているか?』
ということが分かった事例もありました。
実際にあった例として、結婚についていろいろと準備が進めていたときです。
図2 自衛官との結婚で知っておいて欲しいこと
引用URL:http://stat.ameba.jp/user_images/20140822/23/fp-t-sassa/ef/e7/p/o0800059913043294796.png
結婚に係る部隊内での手続きの話になったとき、
『何で私生活を把握されなきゃいけないのっ!』
と相手側が怒ってしまい、そのまま別れた例があったそうです。
相手方を非難する気はありません。
その方はちょっとだけ、自衛官との結婚には向かないだけの結婚感の方だったのでしょう。
自衛隊で自衛官との結婚は、万が一の場合に家族の状況も把握しておく必要があります。
普通の恋愛、結婚であれば 仕事と結婚生活が切り離せるかも知れません。
私生活は誰にも邪魔されたくない!という方は、自衛官との結婚にはあまり向いていないと思います。
こんな感じで、自衛隊で結婚と手当はいろいろあることを知って頂ければ幸いです。
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