2018年01月24日
E主要疾患の疫学と予防対策【解説】
それでは、「主要疾患の疫学と予防対策」の問題の解説をします。
(1)高HDLコレステロール血症
(2)高血圧症
(3)糖尿病
(4)肥満
(5)高トリグリセリド血症
【解説】…正答(1)
(1)誤り。HDLコレステロールは動脈硬化の予防因子として働くので、虚血性心疾患のリスクを軽減する。
(2)正しい。
(3)正しい。
(4)正しい。
(5)正しい。トリグリセリドは中性脂肪のことで、高トリグリセリド血症は脂質異常症の一種である。
(1)胃がん
(2)乳がん
(3)肝細胞がん
(4)子宮頸がん
(5)大腸がん
【解説】…正答(3)、(4)
(1)誤り。胃がんはヘリコバクターピロリ菌感染との関連が強いといわれている。
その他のリスク要因として、塩辛い食品、穀類・でんぷんの過剰摂取、喫煙などがあげられる。
(2)誤り。乳がんのリスク要因としては、コレステロール・アルコールの過剰摂取、
閉経後の肥満などがあげられる。
(3)正しい。肝細胞がんはB型・C型ウイルス対策が重要とされている。
その他のリスク要因として、飲酒、喫煙、低栄養などがあげられる。
(4)正しい。子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス対策が重要とされている。
(5)誤り。大腸がんのリスク要因としては、コレステロールの過剰摂取、飲酒、加工肉などがあげられる。
(1)喉頭がんーアルコール
(2)乳がんー肥満
(3)胃がんー高塩分食品
(4)肝がんーアフラトキシン
(5)大腸がんーノロウイルス
【解説】…正答(5)
(1)正しい。アルコールは、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がん、肝がん、大腸がん、
乳がんなどのリスク因子である。
(2)正しい。過体重及び肥満は、食道がん、結腸がん、直腸がん、子宮がん、腎がんなどの
リスク因子である。
(3)正しい。
(4)正しい。アフラトキシンはコウジカビの一種であるアスぺルギルス属の産生するかび毒で、
肝臓障害、肝がんを引き起こす。
(5)誤り。大腸がんのリスク要因として、脂肪の過剰摂取が重要である。
なお、ノロウイルスは食中毒の原因物質の1つであり、大腸がんのリスク因子ではない。
(1)家庭問題
(2)男女問題
(3)経済・生活問題
(4)勤務問題
(5)健康問題
【解説】…正答(5)
警察庁「平成27年中における自殺の概要」によると、原因・動機が特定された自殺者において、
原因・動機の第1位は健康問題、第2位は経済・生活問題、第3位は家庭問題、第4位は勤務問題、
第5位は男女問題であった。
(1)〜(4)誤り。
(5)正しい。
Q1.虚血性心疾患のリスクファクターに関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)高HDLコレステロール血症
(2)高血圧症
(3)糖尿病
(4)肥満
(5)高トリグリセリド血症
【解説】…正答(1)
(1)誤り。HDLコレステロールは動脈硬化の予防因子として働くので、虚血性心疾患のリスクを軽減する。
(2)正しい。
(3)正しい。
(4)正しい。
(5)正しい。トリグリセリドは中性脂肪のことで、高トリグリセリド血症は脂質異常症の一種である。
Q2.ウイルス対策が重要とされているがんである。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)胃がん
(2)乳がん
(3)肝細胞がん
(4)子宮頸がん
(5)大腸がん
【解説】…正答(3)、(4)
(1)誤り。胃がんはヘリコバクターピロリ菌感染との関連が強いといわれている。
その他のリスク要因として、塩辛い食品、穀類・でんぷんの過剰摂取、喫煙などがあげられる。
(2)誤り。乳がんのリスク要因としては、コレステロール・アルコールの過剰摂取、
閉経後の肥満などがあげられる。
(3)正しい。肝細胞がんはB型・C型ウイルス対策が重要とされている。
その他のリスク要因として、飲酒、喫煙、低栄養などがあげられる。
(4)正しい。子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス対策が重要とされている。
(5)誤り。大腸がんのリスク要因としては、コレステロールの過剰摂取、飲酒、加工肉などがあげられる。
Q3.悪性新生物とそのリスクの組合せである。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)喉頭がんーアルコール
(2)乳がんー肥満
(3)胃がんー高塩分食品
(4)肝がんーアフラトキシン
(5)大腸がんーノロウイルス
【解説】…正答(5)
(1)正しい。アルコールは、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がん、肝がん、大腸がん、
乳がんなどのリスク因子である。
(2)正しい。過体重及び肥満は、食道がん、結腸がん、直腸がん、子宮がん、腎がんなどの
リスク因子である。
(3)正しい。
(4)正しい。アフラトキシンはコウジカビの一種であるアスぺルギルス属の産生するかび毒で、
肝臓障害、肝がんを引き起こす。
(5)誤り。大腸がんのリスク要因として、脂肪の過剰摂取が重要である。
なお、ノロウイルスは食中毒の原因物質の1つであり、大腸がんのリスク因子ではない。
Q4.原因・動機が特定された自殺者において、最も多い原因・動機である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)家庭問題
(2)男女問題
(3)経済・生活問題
(4)勤務問題
(5)健康問題
【解説】…正答(5)
警察庁「平成27年中における自殺の概要」によると、原因・動機が特定された自殺者において、
原因・動機の第1位は健康問題、第2位は経済・生活問題、第3位は家庭問題、第4位は勤務問題、
第5位は男女問題であった。
(1)〜(4)誤り。
(5)正しい。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7129244
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック