2017年10月05日
21神経系【解説】
それでは、「神経系」の問題の解説をします。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。呼吸中枢は延髄にある。
延髄には生命維持に欠かせない中枢が存在している。
(2)誤り。視覚中枢は、大脳皮質の後頭葉にある。
側頭葉には、視覚中枢や感覚性言語中枢(ウェルニッケ中枢)などがある。
(3)正しい。延髄に覆われている有髄線維は、電位は脊鞘(ランビエ絞輪部)を飛び飛びに伝導するため、
髄鞘のない無髄線維よりも伝導速度が速い。
(4)誤り。副交感神経の興奮は瞳孔を収縮させる。
交感神経の興奮が瞳孔を散大させる。
(5)誤り。脳神経は左右12対である。
左右31対あるのは脊髄神経である。
【解説】…正答(5)
(1)誤り。くも膜下出血はくも膜下腔の出血である。
脳実質内の出血は脳内出血という。
(2)誤り。ラクナ梗塞は細い血管に生じる脳梗塞である。
穿通枝とは、脳主幹動脈から分岐した細い血管のことである。
(3)誤り、アテローム血栓性脳梗塞は、比較的太い動脈のアテローム硬化によって生じる。
(4)誤り。ウェルニッケ脳症はビタミンB1欠乏でみられる。
(5)正しい。ドーパミンは中脳の黒色で産生され、大脳基底核の線条体に分泌される。
パーキンソン病では、中脳黒質のドーパミン神経細胞が脱落する。
Q1.神経系の構造に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)呼吸中枢は、脊髄にある。
(2)視覚中枢は、側頭葉にある。
(3)神経活動電位の伝達速度は、有髄線維が無髄線維より速い。
(4)副交感神経の興奮は、瞳孔を散大させる。
(5)脳神経は、31対である。
(2)視覚中枢は、側頭葉にある。
(3)神経活動電位の伝達速度は、有髄線維が無髄線維より速い。
(4)副交感神経の興奮は、瞳孔を散大させる。
(5)脳神経は、31対である。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。呼吸中枢は延髄にある。
延髄には生命維持に欠かせない中枢が存在している。
(2)誤り。視覚中枢は、大脳皮質の後頭葉にある。
側頭葉には、視覚中枢や感覚性言語中枢(ウェルニッケ中枢)などがある。
(3)正しい。延髄に覆われている有髄線維は、電位は脊鞘(ランビエ絞輪部)を飛び飛びに伝導するため、
髄鞘のない無髄線維よりも伝導速度が速い。
(4)誤り。副交感神経の興奮は瞳孔を収縮させる。
交感神経の興奮が瞳孔を散大させる。
(5)誤り。脳神経は左右12対である。
左右31対あるのは脊髄神経である。
Q2.神経疾患に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)くも膜下出血は、脳実質内の出血である。
(2)ラクナ梗塞(穿通枝梗塞)は、太い血管に生じる脳梗塞である。
(3)アテローム血栓性脳梗塞は、細動脈の変性によって生じる。
(4)ウェルニッケ脳症は、ビタミンB12欠乏でみられる。
(5)パーキンソン病では、脳内のドーパミンが欠乏している。
(2)ラクナ梗塞(穿通枝梗塞)は、太い血管に生じる脳梗塞である。
(3)アテローム血栓性脳梗塞は、細動脈の変性によって生じる。
(4)ウェルニッケ脳症は、ビタミンB12欠乏でみられる。
(5)パーキンソン病では、脳内のドーパミンが欠乏している。
【解説】…正答(5)
(1)誤り。くも膜下出血はくも膜下腔の出血である。
脳実質内の出血は脳内出血という。
(2)誤り。ラクナ梗塞は細い血管に生じる脳梗塞である。
穿通枝とは、脳主幹動脈から分岐した細い血管のことである。
(3)誤り、アテローム血栓性脳梗塞は、比較的太い動脈のアテローム硬化によって生じる。
(4)誤り。ウェルニッケ脳症はビタミンB1欠乏でみられる。
(5)正しい。ドーパミンは中脳の黒色で産生され、大脳基底核の線条体に分泌される。
パーキンソン病では、中脳黒質のドーパミン神経細胞が脱落する。
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