2017年10月03日
21神経系【ポイント】
本日は、「神経系」についてお話します。
【神経系】
神経系は、大きく中枢神経と末梢神経からなり、
視覚や触覚などの刺激は末梢神経を通して中枢神経に伝達されます。
末梢神経は12対の脳神経と31対の脊髄神経からなります。
【中枢神経系】
脳は延髄・橋・小脳・中脳・間脳・大脳からなります。
延髄・橋・中脳の3つを合わせて、脳幹といいます。
【末梢神経系】
〇脳神経
脳から直接出入りする末梢神経を脳神経といい、左右12対あります。
脊髄から出入りする末梢神経を脊髄神経といい左右31対あります。
【脳内神経伝達物質】
神経伝達物質の多くの種類があり、アセチルコリン、アミノ酸、モノアミン、ペプチド、
プリン誘導体に大別できます。
【自律神経】
自律神経は交感神経と副交感神経からなり、その中枢は間脳の視床下部にあります。
【感覚器】
・味覚
舌の表面には、舌乳頭と呼ぶ突起が多数あり、その上皮内に味蕾があります。
味蕾の中に味細胞があり、ここで生じた味覚は大脳の味覚野へと伝えられます。
舌の前方2/3の味覚は顔面神経の、舌の後方1/3の味覚は舌咽神経の支配を受けます。
・嗅覚
・視覚
【脳血管疾患の分類】
脳血管疾患は血管の破綻(出血性)と血管の閉塞(閉塞性)に分けられます。
更に出血性はくも膜下出血と脳出血に分けられ、梗塞性は脳梗塞です。
【くも膜下出血】
くも膜下腔に出血した病態の総称をくも膜下出血と言い、脳血管疾患の約10%を占めます。
脳動脈瘤の破綻によっておこるものが大半を占めます。
突然の激しい頭痛、嘔気、嘔吐、意識消失を認めます。
【脳内出血】
脳の血管が破綻し、脳実質内の出血を起こしたもので、脳血管疾患の約20〜30%を占めます。
再発予防とリハビリテーションが重要です。
【脳梗塞】
脳血管が閉塞することによって、灌流領域の脳組織が壊死に陥るもので、脳血管疾患の約60%を占めます。
【一過性脳虚血発作(TIA)】
局所の脳虚血や網膜虚血による短時間持続する局所神経症状発作であり、
その自足は通常1時間未満であり、画像上、急性脳梗塞を示す証拠がないものと定義されます。
【認知症】
脳の後天的な器質性病変により生じるもので、正常な老化の範囲を超え、
広い範囲の知能低下をきたし、社会生活を送る上で大きな困難を生じる疾患です。
アルツハイマー型認知症、前頭側頭型認知症、レヴィ小体型認知症などがあります。
【パーキンソン病】
脳内のドーパミンが欠乏することで、全身に運動の指令がうまく伝わらず、
体の動きが不自由になる神経変性疾患のことです。
L-ドーパを含む薬剤の投与が有効です。
【アルコール依存症】
アルコールに対する精神的依存と、身体依存がみられるものをいいます。
次回、問題を出題します。
【神経系】
神経系は、大きく中枢神経と末梢神経からなり、
視覚や触覚などの刺激は末梢神経を通して中枢神経に伝達されます。
末梢神経は12対の脳神経と31対の脊髄神経からなります。
【中枢神経系】
脳は延髄・橋・小脳・中脳・間脳・大脳からなります。
延髄・橋・中脳の3つを合わせて、脳幹といいます。
【末梢神経系】
〇脳神経
脳から直接出入りする末梢神経を脳神経といい、左右12対あります。
脊髄から出入りする末梢神経を脊髄神経といい左右31対あります。
【脳内神経伝達物質】
神経伝達物質の多くの種類があり、アセチルコリン、アミノ酸、モノアミン、ペプチド、
プリン誘導体に大別できます。
【自律神経】
自律神経は交感神経と副交感神経からなり、その中枢は間脳の視床下部にあります。
【感覚器】
・味覚
舌の表面には、舌乳頭と呼ぶ突起が多数あり、その上皮内に味蕾があります。
味蕾の中に味細胞があり、ここで生じた味覚は大脳の味覚野へと伝えられます。
舌の前方2/3の味覚は顔面神経の、舌の後方1/3の味覚は舌咽神経の支配を受けます。
・嗅覚
・視覚
【脳血管疾患の分類】
脳血管疾患は血管の破綻(出血性)と血管の閉塞(閉塞性)に分けられます。
更に出血性はくも膜下出血と脳出血に分けられ、梗塞性は脳梗塞です。
【くも膜下出血】
くも膜下腔に出血した病態の総称をくも膜下出血と言い、脳血管疾患の約10%を占めます。
脳動脈瘤の破綻によっておこるものが大半を占めます。
突然の激しい頭痛、嘔気、嘔吐、意識消失を認めます。
【脳内出血】
脳の血管が破綻し、脳実質内の出血を起こしたもので、脳血管疾患の約20〜30%を占めます。
再発予防とリハビリテーションが重要です。
【脳梗塞】
脳血管が閉塞することによって、灌流領域の脳組織が壊死に陥るもので、脳血管疾患の約60%を占めます。
【一過性脳虚血発作(TIA)】
局所の脳虚血や網膜虚血による短時間持続する局所神経症状発作であり、
その自足は通常1時間未満であり、画像上、急性脳梗塞を示す証拠がないものと定義されます。
【認知症】
脳の後天的な器質性病変により生じるもので、正常な老化の範囲を超え、
広い範囲の知能低下をきたし、社会生活を送る上で大きな困難を生じる疾患です。
アルツハイマー型認知症、前頭側頭型認知症、レヴィ小体型認知症などがあります。
【パーキンソン病】
脳内のドーパミンが欠乏することで、全身に運動の指令がうまく伝わらず、
体の動きが不自由になる神経変性疾患のことです。
L-ドーパを含む薬剤の投与が有効です。
【アルコール依存症】
アルコールに対する精神的依存と、身体依存がみられるものをいいます。
次回、問題を出題します。
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