2017年08月19日
E生体エネルギーと代謝【解説】
昨日の問題の解説です。
【解説】…正答(2)、(4)
(1)誤り。
グルタチオンは、抗酸化作用をもつ物質であり、活性酸素の除去に関与する。
(2)正しい。
ATPは、代表的な高エネルギーリン酸化合物である。
GTP、CTP、UTPも高エネルギーリン酸化合物である。
(3)誤り。
脱共役たんぱく質(UCP)は、ATPの合成を抑制する。
(4)正しい。
ATPは、異化の化学エネルギーの供給を受けてADPとリン酸基が結合して作られる。
(5)誤り。
電子伝達系において、最後に電子を引き受ける電子受容体は酸素である。
電子を受け取った酸素は、還元されて水となる。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。
アポ酵素は、単独で酸素活性をもたない。
アポ酵素に捕因子(水溶性ビタミンや金属イオンなど)が結合したホロ酵素は活性をもつ。
(2)誤り。
基質との親和性が低いと、ミカエリス定数(Km)は大きくなる。
(3)正しい。
リン酸化により活性型になるものと、不活性型になるものの両方がある。
リン酸基を付加する酵素は「キナーゼ」と総称される。
(4)誤り。
酵素の基質結合部位以外の結合場所をアロステリック部位という。
アロステリックは「別の場所」という意味である。
(5)誤り。
アイソザイムとは、同じ反応を触媒するが、
たんぱく質の構造が異なる2種類以上の酵素のことをいう。
Q1.生体エネルギーと生体酸化に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)グルタチオンは、活性酸素の産生に関与する。
(2)ATPは、高エネルギーリン酸化合物である。
(3)脱共益たんぱく質(UCP)は、ATP合成を促進する。
(4)ATPの産生は、異化の過程で起こる。
(5)電子伝達系の電子受容体は、水素分子である。
(2)ATPは、高エネルギーリン酸化合物である。
(3)脱共益たんぱく質(UCP)は、ATP合成を促進する。
(4)ATPの産生は、異化の過程で起こる。
(5)電子伝達系の電子受容体は、水素分子である。
【解説】…正答(2)、(4)
(1)誤り。
グルタチオンは、抗酸化作用をもつ物質であり、活性酸素の除去に関与する。
(2)正しい。
ATPは、代表的な高エネルギーリン酸化合物である。
GTP、CTP、UTPも高エネルギーリン酸化合物である。
(3)誤り。
脱共役たんぱく質(UCP)は、ATPの合成を抑制する。
(4)正しい。
ATPは、異化の化学エネルギーの供給を受けてADPとリン酸基が結合して作られる。
(5)誤り。
電子伝達系において、最後に電子を引き受ける電子受容体は酸素である。
電子を受け取った酸素は、還元されて水となる。
Q2.酵素に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)アポ酵素は、単独で酵素活性をもつ。
(2)基質との親和性が低いと、ミカエリス定数(Km)は小さい。
(3)酵素活性の調整機構として、酵素たんぱく質のリン酸化がある。
(4)アロステリック部位は、酵素の基質結合部位である。
(5)アイソザイムは、同じ一次構造をもつ。
(2)基質との親和性が低いと、ミカエリス定数(Km)は小さい。
(3)酵素活性の調整機構として、酵素たんぱく質のリン酸化がある。
(4)アロステリック部位は、酵素の基質結合部位である。
(5)アイソザイムは、同じ一次構造をもつ。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。
アポ酵素は、単独で酸素活性をもたない。
アポ酵素に捕因子(水溶性ビタミンや金属イオンなど)が結合したホロ酵素は活性をもつ。
(2)誤り。
基質との親和性が低いと、ミカエリス定数(Km)は大きくなる。
(3)正しい。
リン酸化により活性型になるものと、不活性型になるものの両方がある。
リン酸基を付加する酵素は「キナーゼ」と総称される。
(4)誤り。
酵素の基質結合部位以外の結合場所をアロステリック部位という。
アロステリックは「別の場所」という意味である。
(5)誤り。
アイソザイムとは、同じ反応を触媒するが、
たんぱく質の構造が異なる2種類以上の酵素のことをいう。
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