地方移住を推進するNPO法人ふるさと回帰支援センターによると
昨年に相談窓口で選んだ都道府県別の移住希望地として
1位が静岡県
2位が山梨県
3位が長野県
4位福岡県
5位宮城県
6位広島県
7位北海道
8位和歌山県
9位から13位は首都圏の周辺県である神奈川県、群馬県、茨城県、栃木県。
14位福島県
15位長崎県
16位宮崎県
17位富山県
18位山口県
19位愛媛県
20位鹿児島県
同センターのホームページに2015年から2020年までの
移住先人気県は長野県と山梨県、静岡県が首位争いをしていており
次の人気県として広島県、北海道、福岡県が上位にランクインしてきた。
20位以内には九州の福岡県、宮崎県、大分県、鹿児島県、熊本県、長崎県などが毎年ランクインしてきた。
昨年4月5月は緊急事態宣言のため、
相談窓口を一時とじたせいもあって、窓口相談者は一時減少したそうだが、
それでも昨年だけで3万8千件近い移住に関する相談があり
その後電話やメールでの相談が増えたとのことだ。
移住希望先として地方都市とする人が7割近くにのぼり、
農村への移住も従来の18%から22%まで4%上昇した。
これはコロナ感染症でテレワークや在宅ワークが浸透したことで遠距離でも仕事ができる
環境が浸透し始めたことで、情報通信と従来業務との融合での業務が可能であるためだと考えられ、
今後、5G技術での高速大容量通信の規格が本格派すると、
更にテレワークや在宅ワークで対処可能な業種は拡大してゆくことでの地方への移住促進が進むと予測される。
年代別での人気移住先としてなんと20歳代と30歳代で第3位に宮城県が入っていることに驚いた。
よく考えれば東北最大の仙台市があり、東京から新幹線で1時間半であり、
大手企業のほとんどが仙台に支店を持ち、首都圏居住者に東北6県出身者が多いことや
東北地方の地方都市で仕事が多い仙台が選ばれることが理由と考えられる。
ふるさと回帰移住センターであるから、首都圏に住んでいる人の多くが
周辺県である静岡、山梨、長野出身の人が多いのだろうが、
リニア新幹線は静岡にはとまらなくても静岡が人気なのは何か理由があるのだろうか。
静岡といっても浜松などは名古屋に近いから、東京からは少し遠い感じもするが、
東京から新幹線で1時間程度の通勤可能な静岡県は
温暖な気候も恵まれ、富士山のすそ野で、水もきれいだし、鎌倉もあるし
スズキ自動車やヤマハなどの楽器メーカーがあったり工業県であり、自然が豊かである感じがする。
ただ、東京から遠い広島県や福岡県が人気なのはなぜだろうか。
九州の4県も毎年20位以内に入るのは冬でも温暖な気候で住みやすいためかもしれない。
やはり冬に積雪が多い日本海側の県よりも太平洋側の県への移住希望が多いと感じる。
それを解消するために日本海側と太平洋側をつなぐ新幹線などの交通網の整備や
高速道路は一定の効果があると思う。
田舎住まいにしても県庁所在地の主要都市にアクセスするためには高速道路は必須だし、
仕事でも大手企業などテレワークを推進している企業の本社である東京にある程度行き来する必要があると考えれば、新幹線も重要だと思われる。
北海道も福岡も人気県なのは飛行機という方法が新幹線よりも早く到着できることも理由かもしれない。
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