コロナ感染症が急激に増加する中で、首都圏では首都直下型大地震が今後30年間で7割の確率で発生すると予測され、
2年前は台風19号で、危うく大きな災難に見舞われるところだった。
多摩川周辺ではマンション地下が水没し、上下水道も使えなくなり、首都圏に住むリスクが顕在化してきた。
このような人口密集地域で大地震が起きたら、人はどこに逃げればよいのか、逃げ場はないだろう。
大地震で道路に出れば高い建物からガラス片が降ってくることが予測される。
瞬時に停電となり、電車もストップ、道は老朽化した建物が倒壊して通れなくなり
大水害が起きたら交通網は遮断され、食糧などの物資は滞り、身動きとれず
病院などの医療機関も患者で満杯でどうにもできなくなると思う。
ところが平和ボケした首都圏の人間は大災害があっても自分だけは整った医療機関にかかることができると
119番すれば自分を助けてくれると、自分だけは助かると思い込んでいないだろうか。
それと比べればオープンスペースの広い地方の田舎や地方都市のほうがはるかに安全だと言える。
どうして東京に人が集まるのかは、以前にも述べたとおり、地方と比べ仕事の種類も量も圧倒的に多く、
賃金も高く、週休二日制が定着した企業が多く、大卒者にとっては自分の能力を生かした就職先があるためだと考えられる。
私も平成14年から23年前までの不景気な時期に東京を中心に関東で働いた。
私は平成14年の春頃に慢性前立腺炎がやっと治ったが、田舎でのハローワークでの求人数が月平均150件ほどだったと記憶している。
地方では景気後退で倒産する企業が続出し、求人の内容も永続的に続けられると思えるものが少なく、
仕事が無いわけだから、みんな条件の良い求人には群がる。
ところが東京に行ったら、35歳前後で派遣社員でも月40万円も給与がもらえて、仕事は沢山あり
田舎とは天地の差があることを経験した。
現在は仙台でもそこそこ仕事があるし、実家のある田舎でも月の求人が500件近い。
田舎でも都会でも現在は若者がほしいという会社が多いが、田舎の条件の悪い会社に若者が入るわけもなく
近場だと仙台、または東京に就職する若者が多い。特に大卒者は田舎にはほとんど就職しない。
例えば有名大学を卒業して田舎に戻っても、大学で学習した能力を発揮できる職場は少なく
家を継がなくてはということで妥協して入職しても、賃金の安さや日曜日しか休みがないなど目が当てられなく、地元に帰っても無用の長物になってしまう。
よって、田舎に残るものは少なく、東北であれば仙台など大きな都市に出ることがほとんどだ。
仙台でも少数派な高い技術や技能を必要とする仕事の場合、東京や海外に出ることもある。
地方に残れるのは地方公務員や地方の優良企業など、恵まれた職場に就職できるのは少数となる。
都会に人が集まるのは地方では成り立たないビジネスモデルでも、東京のように人口が多いことで
ビジネスとして成り立つことも考えられると以前に述べた。
例えば田舎でインテリアコーディネーター、フラワーアレンジメント、ダンス教室、通訳、デザイナー
カラーコーディネーター、メイドカフェ、ゲイバー、ホストクラブなど開業してもほとんど仕事として成り立たない。
しかし、東京だとそこそこビジネスとして成り立ち、評判が良ければ高い年収に結びつく。
それ以外に東京や周辺の都会に出る理由があることを知った。
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それは、東京に住む外国人の動画でだった。
外国人からすると運転免許がないと移動が難しい地方や田舎では大変不便で一度地方に就業ビザで入職しても
日本語を教える学校もなければ、運転免許を所持していないことがほとんどで地方で暮らすのが困難で
東京などの都会に出る外国人も多いとのことだった。
私の住む仙台市でも少し郊外になると移動手段はバスしかなくなるので車と運転免許がないと大変不便だ。
まあ、究極は車が無くとも、運転免許さえあれば、必要な時にレンタカーという方法もある。
確かに私も8年東京で暮らした中で、車を持つ必要性、運転する必要性が仕事でも私生活でもなかった。
そうなれば、必然的に外国人は地方よりも東京などの運転免許も自動車を必要としない都会を目指すことになる。
日本人でも東京など運転免許なしで生活が可能な場所に住まざるを得ない人々もいる。
それは地方で酒飲運転や事故で免許取り消し処分を受けた人や地方で悪いことをして狭い地域で
顔と名前、うわさとなり、地元にいられなくなった人もいる。
それで、地方の古い家系だったが、家屋や土地を一切売り払い、都会に出て行った人もいる。
地方では少しでも世間に顔向けできないことをすると、一家が大恥をかいて肩身の狭い思いをしたり、
世間体が悪い中で息苦しさを感じて、本人も家族みんなが精神的な苦痛に耐えることができなくなるとその地域にはいられなくなる。
そのような人たちも東京のような大都会に出てゆけば、誰も自分の過去のことも顔を知らない。
田舎での飲酒運転、軽微な犯罪は地方紙新聞に小さく乗る程度であり、
地方での悪い噂や経歴はインターネットで検索してもわからないことが多い。
例えば都会での児童虐待死事件など、あれは地方で信用を無くしいられなくなった両親が都会に出てきて、
都会に出てくれば、お隣の人も家庭や個人のプライバシーのことに立ち入れないことを良いことに、
小さく弱く逃げるすべを知らない連れ子に暴力を振るったり、虐待したり、そんな悪い奴も都会に隠れて住んでいるために
東京や大阪、名古屋、福岡、川崎と都会周辺には人が集まる一つの要因になっていると思われる。
東京や大阪など都会の文化圏だと犯罪要素を持った人間や犯した経歴のある人間は多様な価値観や考え
主張が認められるので逆に住みやすいのではないだろうか、
都会に出れば自分の犯罪の経歴を知るものはおらず、犯罪を犯した経歴や悪い素性の人間は自分だけではないのだから気が楽だろう。
大都会に人口が集中することと、若者が地方から流出して過疎化して地方の活力が寂れる問題は、
日本の将来、存続を考えるときに大きな社会問題だと思う。
今回、コロナ感染症の急激な拡大で首都圏の人々は人が集まるリスクを感じているだろう。
そんなこと現実には起こらないし、怖くないと思う心が少し湧いてきただろう。
しかし、私は10年前に東日本大震災で、これが本当に起こった現実なのか受け入れられなかった。
現実に起きないと思うことが起きたことを経験し、首都圏や都会の人も今、
私が大震災の時に体験した恐怖と不安を感じている人も少しは増えたようだ。
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