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2022年11月07日

顔の認識

いつもの週末を過ごした。
最近気になったことがある。
人を見て“誰だっけ”が続いた。思い出すのにけっこうかかった、酷い時は何日も。
龍王峡に出かける日、駅の交差点で見かけた人。中年、髪は薄い、チラっとこちらを見た。アッと思ったが名前も出てこない。ずっと考える。龍王峡を歩きながらも考えるが思い浮かばない。
確かどこかの店のカウンター側の人なんだよなと。2日後に思い出した、カラオケスナックのマスターだ。
彼は頸椎が狭くて両手が痺れるということで、僕と同じ手術を受けた。その手術を受ける前に相談されたことがある。何かの拍子に頚髄を損傷する前に手術をした方が良いかもと薦めて、彼は手術をした。

土曜にジムに行く時に家の前を徐行している車。
顔が見えた。知っている人なのだ、もちろんどういう知り合いか思い出せない。顔のアップと顔にあるシミの箇所まではっきりと覚えているのだが。
ジムに行って着替えていて思い出した。ジムに来ている人なのだ。ジムで親しく話す人はいない。その人ともマシンの譲り合いで一言二言話したくらいだ。
その前にクリーニング屋。仕上がり日を急がないと言うと「ずっと当日仕上がりだったのにね」と。
いつもと同じ女性だと思っていたが、その女性の前にいて違う店舗に移動した女性だったのだ。彼女とはマスクのない時代だ、、良く世間話をしたのだった。
その場で思い出せず、店を出てから思い出した。

これはマスク生活が長くなったからなのだろうか、いや老化によるモノ忘れなのだろうか。
人の顔を認識する能力が劣ってきている。マスクをした顔ばかりだからまじまじと見ることは無い。人の顔に関心が無くなっているのかもしれない。
電車内でも最初はマスク美人だな、マスク取ったらどんな顔かなとか思ったりすることが多かった。もうそんなことすら思わなくなった。
顔が無くなったのだ。それに馴れて顔という視点で人を識別するする割合が減っている。

身体の状態。
右のお尻と脚、押したら痛いが押さなければ痛くない。歩く動作も良い。踵着地が出来ている。
土曜日の鍼のパルス、かなりお尻に響くパルスだったのだがその後は押しても痛くない状態だ。
今朝は少し寒かったのでやはり“固まる”と言う状態になる。麻痺側の左半身だ。歩き方も少しぎこちない。しかし地下鉄構内に入ると温かくて、一度立ち止まるとリセットされたかのように普通の歩行ができる。
こうなるのはもうそんなもんだと思うしかないのかもしれない。脳が寒さを感じて震えることに逆らえやしない。
10度を切ったら寒さを感じるのだと覚えておこう。
posted by shigenon at 08:36| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2022年11月04日

原因を考える

脚の状況や歩きは良い。
1日にジムでもう一つ気づいたことがあった。いつも筋トレの最後にマシンにつかまり伸脚屈伸をするのだが、それがいつもより深く沈み込んだ。
完全に踵の近くまで沈み込むのは無理だが、それに近いくらいだった。
もともとは内転筋が硬く張っていたからやり始めた。習慣としてやっているだけで内転筋の痛みはいつも間にか軽くなった。最初は笑うほど身体は沈み込まなかった。ジムでこれをやっている人の殆どは地面に付く位なのだ。
股関節を意識したストレッチを始めてから沈む深さが深くなった。

伸脚屈伸が深くなるのは内転筋と股関節が柔らかくなったからか。
ハイキング後やゴルフ後の歩きが良くなるのは何故なのかこれまでも何度も考え書いてきた。
斜面を歩くから足首を使って柔軟になる。これに加えて思ったこと。
滑りやすい道を歩くから自然と踵着地になること。枯葉の岩場、ゴルフ場の下りの芝でもそうだ。それによって踵着地がクセづくのとそれで使う筋肉が鍛えられる。
ハイキングの時には良い足場を選んで着地するので一定の歩幅でない。それによって股関節が開くのか。
柔軟性はクセづけないとすぐに戻る。やってはいないが、今伸脚屈伸をしたらこの前のように深くはできないだろう。一時的な柔軟はすぐに反動がある。
伸脚屈伸を繰り返して少しでも深く沈み込めるようになったら歩きは維持できるのだろうか。

良くなった時は良くなった原因を考えないといけない。それを習慣づけるのだ。
一時的に良くなるだけの動きもあれば継続することで改善されることもある。
ストレッチポールに乗って両手を伸ばす動作。思いっきり手を伸ばすとほとんど手の痺れを感じなくなる。それは一時的な動作でやめると元の通り。
最近手の痺れが気になる時がある。少し強く感じるのだ。
いつも痺れを気にしないようにしているので、実際に強さは変わっていないのかもしれない。
昨晩、痺れの強さを感じたから両手を伸ばす。痺れが緩和する。目覚めた時には気にならなかった。

週中の祝日があるといい。
今日も居酒屋Qに寄って帰ろう。
posted by shigenon at 08:41| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2022年11月02日

ヨーコさんのご紹介

昨日は早く帰ってジム。
ハイキング後の変化、一時的なものだがやはりあると感じた。脚力が付いているのだ。
レッグプレス、レッグカール、レッグエクステンション、これらがいつもの荷重でも軽く感じる。
もちろん昨日の歩行はかなりスムーズ。久しぶりに走れるかなという状態だった。
もう一つ違うこと。これまでずっと右下腿のふくらはぎに直径5セントくらいの芯のようなものが入っている感覚があった。ストレッチポールでゴリゴリしてもその感覚があるから筋硬結のような感じ。
それが小さくなっている。5センチが3センチとかいったイメージ。これは実際に筋硬結なのか、神経がそのように感じているのかは解らないが

昨日書いた土曜日に居酒屋Qに行かなかった件。
毎週土曜日に来る親子がいる。母親と息子。先々週だが干支の話で息子の年齢が47歳だと知った。
初めてその親子を認識したのは1年くらい前か。二人で後ろの席でずっと大きな声で話している。たぶん1年ぶりくらいの親子の再開なのだろうと思っていた。それくらいずっと二人は喋りっぱなしなのだ。
仲が良い親子だなという印象。それは久しぶりの親子の再開だと思っての印象。
ところがそうでなかった、毎週土曜日に二人で来るのだ。そしていつも変わらぬテンションでずっと親子二人で会話をしている。「お母さん、お母さん」と呼ぶ息子、「まーくん、まーくん」と呼ぶ母親。
1年ぶりの親子の再会のような会話がずっと続いているのだ。
いつも来ているので挨拶くらいはする。そのうちに来ても無視している。なんか種類の違う人達という感覚に思えてきて。

先々週の土曜日にも来た。その日はいつも金曜に来るヨーコさんが久しぶりに土曜日に来た。一緒に旅行に行ったヨーコさんだ。
ヨーコさんもその親子とは顔見知りだけどそんな喋っているとこは見たことない。そう、その親子はずっと親子で喋りっぱなしだから。
何かのきっかけで、たぶん親子⇔ママ⇔ヨーコさんと三角の会話になったのだろうか。ヨーコさんが「ボクちゃんは独身なの」というフリをしていた。「じゃあ知り合いの女性がいるんだけど紹介しようか」みたいな話をしていた。
盗み聞きをしたわけではない、後ろで話していることはカウンターには丸聞こえだ。
ママは後ろのボックス席にいつも座って呑んでいる。そのママと会話する常連さんの店なのだ。

ヨーコさんが女性を紹介するという話にまーくんは乗り気だった。来週の土曜日に合わせるという話で女性に電話もしていた。
母親は最初は話を合わせていたが、ヨーコさんがじゃあ来週の土曜日に来るからと言ったところでだんだん様子が変わってきた。何かと言うとやきもちなのだ。
何なんだこの母親は。それ以前にこの息子もいい歳をこいて母親離れができていないののだ。その様子はこの1年でありありと実感している。
ふつう40代とかの男の人が来たら何か会話をするのだが、このまーくんだけは会話する気にもなれなっかった。

親を大事にする息子は偉い。母親が大事なのはどの息子もだ。息子を想う母親も理解できる。息子が世の中で一番かわいいと思っている母親が多いのも良く理解している。
でも度を越しているのだ。家の中ならいい、居酒屋というある面、公でもある場なのだ。1年ぶりの再会なら微笑ましい、同居していて息子は毎日定時に帰って母親と食事をしているのだ。週に1度の外食を楽しむために居酒屋Qに来ているらしいのだ。
誰が見てもマザコン息子に過保護ママなのだ。それが悪いわけではないが。
どんな話をするのか、母親がどんな様子なのか興味がないわけではない。その前に母親が一緒に来るのかどうかも。いや、とても興味がある。
そのくだらない興味を思ってしまう自分がいるので先週の土曜日は居酒屋Qに行かなかった。

昨日は洋食屋でワイン1本飲み干して焼酎1杯。また3時に目覚めてそのままだ。
明日は休日、今日は居酒屋Qに顔を出すか。
posted by shigenon at 14:29| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ

2022年11月01日

龍王峡2022年

金曜日はいつもの週末の夜。居酒屋Qに立ち寄る。
ママのお母さん、お姉さんが団地のママの隣の部屋に住んでいてたまに店に来る。先週も来たしこの日も。顔見知りだし話もする。
後ろの席でお年寄りの軍団がいるなと思っていたのだが、そのグループがお歳の割にガンガン注文して食べる。トンカツ2つ、カキフライ2つとか。
しばらくするとママのお姉さんが来たのでカウンターで話しながら呑んでいた。たのんだ食べ物をお互いシェアしながら呑んだ。お母さんは元気ですかと言うと後ろに居るよと。
お母さんがその中にいるとは思っていなかった。お姉さんが71歳、お母さんが92歳。
元気の秘訣に飲み食いは欠かせないのだなと改めて思った。
土曜日はジム、鍼を終わらせて家でおとなしく呑む。そう、翌日は龍王峡だ。
それもあったし、ちょっと居酒屋Qに寄りたくない事情もあった。それについてはまた書きたい。

龍王峡は快晴だった。龍王峡から川治温泉駅までの3時間のハイキング。川治温泉駅から鬼怒川温泉まで戻るには15時28分のバスの前後は空いている、この時間までに到着しないといけない。
岩肌の斜面の道もあれば階段、枯草に埋まった道もある。普通の人は意識することは無いのだろうが、この身体になって道の状態を細かくチェックするのが当たり前になった。
例えば土の上に枯草が乗っている斜面だと、最初に体重をかけた瞬間に滑るかどうかを感じ取って体重のかけ方を自然と変えることができるのが普通だ。
しかし足裏から感じるその細かな感覚を得ることが難しい身体だ。感じようと意識しないと感じ取ることが出来ないのだ。
自然と足元を注視した歩き。木の板が引いてある道では山の景色を楽しめる。山の中では紅葉が進んでいる。

2時間半くらいで歩ききったか。
総歩数でいうと14000歩くらいなのだ。去年は途中で道を間違って国道に出てしまったのでなんか達成感がなかった。今年は間違わないよう注意した。
龍王峡から川治温泉まで歩く人はそんなに多くない。大抵が龍王峡駅から景観の良い橋まで行って引き返すようだ。
川治温泉駅で小一時間時間を潰してバスで鬼怒川温泉駅へ。そこからホテルへバスで向かう。
いつも泊まるホテルより少し高級なホテルを取っていた。うまく後から旅行割の対象になったのもラッキーだった。

龍王峡ハイキングは受傷後3度目だ。受傷して8年、行けばブログに書いているだろうから見てみたが3回目なのだ。もっと行ったような気がしていた。
去年や一昨年の状態から大きく変わっている。何よりも今年の龍王峡ハイキングはほとんど脚の疲れを感じなかった。全くこれまでとは違う。
去年⇒https://fanblogs.jp/shigenon/archive/920/0?1667258395
一昨年⇒https://fanblogs.jp/shigenon/archive/762/0?1667258565
https://fanblogs.jp/shigenon/archive/763/0?1667258632

何が変わったのだろう。去年の脚の状況もそんなに悪くなかったはずだ。
でも右脚の無感覚さは強かったのか。その状態が当たり前で足を動かし歩くという行為をしていたのだろう。
前にも書いたように、脚の状況は良いのだろうがそれが前と比べてどれくらい良いのかが自分で解らないのだ。逆に悪くなっても、よほど悪く感じない限り解らない。ベースとなる痺れがあって、そこからレベルが強くなったり弱くなったり。
でも今の状態は良いのだ。坐骨神経痛自体がマシになっている。
脚だけでない、身体の使い方が上手になったようにも思う。一昨年に感じた疲労感、これは身体をうまく使えていなかったからではないだろうか。
やはり股関節の柔軟さ、足首の柔軟さが大事なのだろう。

鬼怒川温泉でのホテルは素晴らしかった。
やはりランクが変わると快適さが違う。ビュッフェなのだが美味しい料理、食べ過ぎた。
翌日は久しぶりの鬼怒川ライン下り。とても良い天候の中、船頭の軽快な喋りで楽しめた。
疲労が翌日に全く残っていない、健常な時に龍王峡を歩いた後はどうだったか思い出そうとしたが、もうその時の身体のことは忘れてしまっていた。
しかし龍王峡ハイキングという一つの行で身体の変化を感じ取れた。来年もこの行を実施したい。
posted by shigenon at 09:14| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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