移った病棟では約50日過ごしたが毎日の回診はなく、1週間に一度回診があったかと思えば、全くない週もあった。ナースセンターの前の個室だったが、そこに常駐している病棟医はこちらに関心がないようにさえみえた。
でも気にしなかった。とにかく「動く」ようにならないと。
このころの症状はかなり回復してきていた。病室からリハビリ室までは結構あったが、杖なしで歩いて行けるようになったのが2月中旬。もちろん背後で倒れないよう見守ってもらってだが。
といっても、リハビリ室のベッドがいっぱいで地面のマットでのリハビリになれば、マットに座れば起き上がることにひと苦労。
少しは歩けるようになったものの、両手の痺れは良くも悪くもならず。また、左手は単に動くだけ。
OTさん担当の手は相変わらずタオルの手繰り寄せとかで興味のわくトレーニングはなし。肩こりは相変わらずなので、時間の半分は肩もみをしてもらっていた。
特に左の三角筋あたりが凝るというより、ズキズキした感じ。また、各所に灼熱感などの皮膚異常を感じ始めていた。
脚はインナーマッスル・・特に腸腰筋とかを鍛えるトレーニング。担当OTさんより担当PTさんの方が臨床経験も豊富だったので、肩関節までを見てもらう。
左腕がまっすぐ上まで挙がらないことと、右側に動かすことが難しかった。これはゴルファーにとって致命的な状況。
いつも見舞いに来てくれているT君たちは、相変わらず毎週ゴルフに行っているよう。早く復帰しないと。でもゴルフどころか自立できるのか?
とにかくリハビリ時間だけを楽しみにし、それ以外の時間はベッドで寝ていた。体力が無くなった身体には3回のリハビリがこの頃は精一杯だったのだろう。
母親も居てくれたし、一度戻った父親も来てくれていた。また友人たちも日を空けずに来てくれていた。
「元通り」になって、みんなにお返しがしたかった。
しかし、自分の症状に対しての状況や予後について病院の方から何か言われることは一度もなかった。
2017年06月14日
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