病人といっても、肉体の病ではありません。
心の病です。
その心の病の病名を、
蓮如上人は、「無明業障の恐ろしき病」
といわれています。
「無明業障」とはどんな意味かといいますいと、
「無明」は煩悩のことです。
「恐ろしい」というのは、おろそしいという自覚がない。
癌は自覚がない。
早く発見すれば治るのに、気づかないので、手遅れになります。
気づいたときには末期で、あとは死を待つばかりです。
無明業障の恐ろしき病も同じで自覚がありません。
煩悩で患いなやんでいるのは分かるが、
悪を作っているというのは、自覚ないのです。
魚食べてどうして悪いのか、みんな食べているでしょ。
活造りとかは、悪いでしょうが、
私が殺しているのでなく、魚屋で殺しているでしょ。
しかし人に頼んで殺してもらっても殺生罪と仏教で教えられています。
無明業障の「業障」とうのは、業は行い、障は苦しむということです。
分からないのは煩悩が分からないからです。
煩悩で悪を作って苦しんでいる悪人です。
すべての人は、病人という自覚がない。
どんな恐ろしい行いをしてどんな結果を受けているのか
分からないと恐ろしいというのも分からない。
だから仏教を聞こうともせず、幸せにもなれないのです。
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