仏教を説かれたブッダは今から2600年前に活躍された方です。
35歳の12月8日に仏のさとりを開かれて、
80歳の2月15日に亡くなられるまでの
45年間に教えられたことが仏教です。
その話をされた内容を、後に書かれたものをお経といいます。
お経を全部合わせて一切経といわれます。
膨大な量にのぼるから、「七千余巻」といわれると、
一切経のことを指します。
ブッダが80歳でお亡くなりになるとき、
お弟子の一人が、
「いままでいろいろなことを教えてくださっていますが、
一言で言えば何を教えてくださったのでしょうか」
とお尋ねしたそうです。
45年間に七千余巻のお経ですから、
一言でまとめることはなかなか大変なことです。
そのときブッダのお答えは
「我は汝らに法鏡を授けるであろう」
とのことでした。
これは有名な逸話です。
ということは、仏教は法鏡なのだということです。
法鏡というのは、法とは、真実、鏡というのは、自分を映し出すものです。
つまり、仏教は、真実の自己の姿を映し出す
鏡のようなものだということです。
ですから、仏教を聞くと、
今まで知らなかった自分の心が知らされてくる
ということです。
本当の幸せになるには、
自分の心を知ることが非常に重要ですので、
ブッダは、仏教を法鏡といわれたのです。
タグ:お経
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image