善導大師とはどんな方でしょうか?
この善導大師、浄土真宗の親鸞聖人は非常に尊敬され、
正信偈でも一段と声を高く挙げて拝読するところです。
この善導大師、当時は、ちょうど観無量寿経が翻訳され、
印度から中国に持ち込まれ、観無量寿経が翻訳され、
多くの仏教学者が解釈していました。
ところがどの観無量寿経を解釈した本を読んでも
いずれも聖道仏教の立場から解釈したものばかりでした。それが当時の仏教学の主流です。
天台宗を開いた天台、
三論宗の嘉祥、
華厳宗の元になった浄影、
仏教界ではそうそうたる人達ですが、
彼等は仏の正意を知らず、正しい仏意がねじ曲げられていました。
そこで善導大師が立ち上がられて観無量寿経の本当の御心を明らかにしなければ、
阿弥陀如来の本願を明らかにしなければ全人類は救われないと、
強い使命感から、観無量寿経疏をかかれました。
「疏」、というのは、解釈されたものをいいます。
天台・嘉祥・浄影もそれぞれ観無量寿経疏を書いていますが
いずれも聖道仏教の立場からですので正しい仏意が明らかになっていないので
善導大師が立ち上がられて全人類が救われる道を明らかにされたのです。
それを親鸞聖人は誉め讃えられて、
朝晩私たちは正信偈にて聞かせていただいております。
この善導大師は69才でお亡くなりになっています。
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