世の中の政治や経済、科学、医学、法律、教育、文学、
大学のときに学びます。
たとえば、大学の学部で法学部の人、
経済学部の人、文学部の人、
或いは理学部、工学部、医学部、教育学部。
大体これくらいでしょうか。
色々な学部に分かれています。
だけどこれ元々は、学問というのは一つだったんです。
学問の発祥は古代ギリシャですが
その頃は全部引っくるめて哲学と言われていました。
だから学問というのは元々は一つで、哲学なんです。
古代ギリシャ時代は知識人はみんなソフィーストといわれていた。
有名なのが、ソクラテスです。
或いはプラトン、あるいはアリストテレスです。
そういう人達は哲学者であり科学者であり教育者であり文学者であり、
まあ当時は経済とか法律はあまり整備されていませんけれど、
すべての知識を引っくるめた知識人だったんですね。
要するに学問の大本は哲学なんですよ。
だから今でも哲学は学問の王道である。
あるいは全ての学問の根底には哲学がなければならない。
こういわれます。
人生について考えるということは法学部の人も経済学部の人も、
文学部の人も理学部の人も工学部の人も医学部の人も
教育学部の人もみんな必要なことなんです。
その人間について人生について考えて初めて
法律が生きるし経済が生きるし
文学が生きるし理学が生きるし
工学が生きるし医学も教育も成り立つんです。
それが専門分野に固まって専門馬鹿になって、
最も大事な人間について人生について全く知らないとしたら、
それは単なる法律屋であり商売だけする経済人であり、
まともな文学者とは言えないし
機械いじりの技術屋であり
金儲けだけの医者であり、
人生を知らない教育者ということになってしまいます。
どんな分野の人でも生きる目的を知るって言うことが大事なんですよ。
それがあって初めて大学で学ぶ知識が生かされるんですよ。
それが腕を磨くっていうことなのです。
それが智恵を身につけるってことです。
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