王舎城の悲劇で、
我が子に牢屋に閉じ込められて苦しむ
韋提希夫人に対して、
ブッダは、無言の説法をされます。
つまり、ブッダは何も言われません。
韋提希苦しくなってきます。
何を言っても、
何も受け取ってもらえないからです。
同調すれば、韋提希は精神的に楽になります。
これは簡単です。
しかしブッダはそうされませんでした。
半眼のまなこで、慈愛のまなざしをなげかけられます。
半眼のまなこというのは、
人の心の動きをみておられた
ということです。
話を聞くときはドングリ眼で聞かなければなりません。
苦しみをぬくのは簡単です。
しかし、韋提希の苦しみの元を抜くために、
そのような表面的な対処はされませんでした。
韋提希は
「苦しい、お釈迦さま、何かおっしゃって」
「来世こそは苦しみのない世界へいきたいの」
とうとう韋提希は、五体投地しました。
その五体投地した韋提希にブッダはいよいよ口を開かれて、
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