信心決定に最も大事なことは、三重廃立です。
これは浄土真宗を開かれた親鸞聖人の主著・教行信証に書かれている内容です。
三重廃立とは、三つの廃立ということです。
廃立とは、
廃はすてもの、
立はひろいもの、信ずべきものです。
三つというのは、
一つ目は内外廃立
二つ目は聖浄廃立
三つ目は真仮廃立です。
この二番目の聖浄廃立は、
仏教の中にも聖道門の仏教と浄土門の仏教と二つありますが、
聖道門の仏教(浄土門以外の一切の仏教で、出家して修行するもの、南無妙法蓮華経など)は
いまだ方便の仏教ですから、
これらを信じていても助からないから捨てよということです。
そして浄土門の仏教(これは阿弥陀如来を信じ念仏する仏教)でなければ助からないから、
浄土門の仏教に入れということです。
聖道仏教は、阿弥陀如来以外の仏に向かっていますから、
そんな助ける力のないものに向かってはいけない
と教えられたのが聖浄廃立です。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image