日本の今後を占う上でとても興味深い。
与党国民党は中国と今後とも密接につながろうとしており、
それは中国との貿易によってその恩恵に授かれる富める層が
今後もより富を積み上げることを意味する。
一方の野党民進党は、
中国との関係を見直すべきと訴えている。
このまま行けば中国に経済だけでなく
政治的にも飲み込まれてしまう、というわけだ。
世界中で問題となっている世代間格差。
台湾も例外ではない。
台湾の若者たちはこぞって民進党を支持している。
この若者たちの投票で政権交代がなされるのか、
私の関心はそこにある。
日本においても今年の参議院選挙から
18才以上が投票の対象となる。
今まで若年層には目もくれなかった政治家たちは
与党は不測の事態を懸念して、
野党はこの層を取り込むことを期待して
いずれも擦り寄るような公約を出してくるだろう。
この台湾の選挙結果次第では
その動きに拍車がかかるはずである。
世代間格差が世界的な現象であるように
台湾の選挙は対岸の火事ではない。
若年層が動けば政権が変わることを
日本の若者に示すことになる。
現段階では自民党は
若年層は動かないとして
シニア層厚遇、若年層切り捨ての政策を打って、
景気が目に見えて良くなれば衆参ダブル選挙にして政権を安定させ
一気に憲法改正につなげようというのが
一番望ましいシナリオだったはずだ。
果たしてその思惑通りになるのか。
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