ネコと贅沢　ボンビーライフ

大型スーパー“閉店ラッシュ”
　専門店への顧客流出に歯止めかからず
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150918-00000000-biz_fsi-nb

栄枯盛衰を感じるなぁ。
ちょっと前まで駅前の商店街を蹴散らして
軒並みシャッター街にしまくった大型スーパーが
ネット通販や専門店に喰われていっているのだ。

私に所に出品依頼が来るのも
表向きには
「地域の商店さんとつながりを持ちつつ」などとおっしゃるが、
実際は客が分散することなく
スーパーだけで買物を完結させるためだ。

大型ショッピングセンターが幅を利かせたことで
個人商店は衰退してしまったが、
それでも鼻の効く個人商店主は
起死回生をかけて早々にネット通販に登録し、
粘り強く生き残りの道を探した。

大型スーパーの弱点は
小回りがきかないことと平均的な品揃えになってしまうこと。

急に流行りの商品が生まれたとしても
スーパーに並ぶのは2,3拍遅れてしまい、
並んだ頃には流行りが下火ということはよくある。

また、在庫を抱えたくないからどうしても並べるものは
売れ筋の商品だけになってしまう。
消費者にとって思い入れのある商品が近所のスーパーになくて、
別のスーパーを何軒かハシゴした、という話はよく聞く。

思い入れのある商品のためになら
消費者は行動するものだ。
専門性が高ければ値段が多少高くても売れる。

一時は最強と思われていて
敵は同業社だけだったスーパーにも
弱点は存在する。
とすれば現在隆盛を極めつつあるネット通販にも
弱点は存在するはずで、
実際に手にとって見比べる事ができないのはその一つだろう。

ネット通販を追い込むのは
どういった商売の形式なのだろう。
テクノロジー満載のバーチャルショッピングとか
その反対のまったくのアナログなものなのか。

仏教の教えでは
万物は常に移ろっていると説く。
商売のやり方も同様で、
日々変化しなければ生き残って行くことはできないし、
現在苦境にあったとしても
それがいつか好転するかもしれない。
万事同じ法則で宇宙はできている。