ネコと贅沢　ボンビーライフ

飲食店の営業許可は
６年で更新しなければいけないということは以前書いた。

その更新に伴って
保健所の査察が店舗に入る。
保健所に認められなければ営業はできない。
いちおう緊張する一瞬である。

ただ案ずることはない。
ポイントを押さえれば許可してもらえる。

とにかく食中毒を出さないことが
保健所の目的だ。
それをまず理解して事に臨む。

まずは手洗い。
基本である。
手洗いのために専用の水場があることが望ましい。

手洗いのための石鹸は固定されていなければいけない。
だから固形石鹸や液体石鹸のポンプを置いておくだけでは
認めてもらえない。
固定式の液体石鹸ディスペンサーでなければいけない。
液体石鹸も家庭のものではなく、
殺菌・消毒作用のあるシャボネットが一般的だが、
シャボネットはニオイがキツい。
おすすめは逆性石けんだ。
逆性石けんは無臭なので食品にニオイ移りしない。

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手洗い場には爪ブラシも置かなければいけない。
私は極端な深爪なので汚れが入り込みにくいが、
それでも油断は禁物だ。

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手を拭くものは使い捨ての紙タオル。
手洗いの度に捨てるのはもったいない気はするが、
使い終わった紙タオルは溜めておき、
掃除の際に二次使用すれば罪悪感は消える。

もう一つ備えなければいけないのが
冷蔵庫用の温度計だ。
業務用の冷蔵庫なら温度計が備わっているが、
家庭用の冷蔵庫にはないので自分で取り付けなければいけない。

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庫内の温度を外側から見えるようにしておかないと
冷蔵庫内の食材の異変に気づかない恐れがある。
その対策だ。

あとは冷蔵庫内の食材の管理。
冷蔵庫の扉を開けっ放しにすることは危険
という意識が保健所職員は強いので、
扉を開け放って食材一つ一つチェックしたりはしないが、
必ず開けられるから目の付く場所に
期限切れやいかにもヤバイ食材は置いてはいけない。

ここまで注意すれば
後は普通の清掃さえ普段からしていれば
保健所は文句を言ったりしない。

近年O１５７やノロウイルスで
保健所も相当ピリピリしているが、
問題を起こしていない店舗に対して
必要以上に厳しくすることはない。
食中毒予防は自分の生活を守るためでもある。
衛生面で一度でも問題を起こせばアウトだ、
というくらいの緊張感を持ちたい。

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