今回の製作のポイントは、ツィンメリットコーティングの再現だと思います。
この部分の製作で大分時間がかかってしまいました汗
ツィンメリットコーティングは、第二次大戦末期のドイツ軍戦車を製作するうえでは
必須の再現方法となりますので、ここは避けては通れない道ではあります。
実はこのキットはオークションで購入したのですがその際、箱の中にTAMIYAで発売されている「ツィンメリットコーティングシート」が入っておりました。出品者の粋な取り計らいだったのでしょうか?
実際はこのシートを使用せずに、エポキシパテを使用した方法で再現しました。
自分の技量を顧みず何だかこれを使うのは邪道だと思いまして・・・。
エポキシパテを使用しての再現方法の肝はパテを薄く伸ばしていくことが完成度を高めることになると思うのですが
キットにエポパテを塗りこみ均一に伸ばしていくことは結構難しい技術です。
完成品の写真を見ていただくと分かると思うのですが、ツィンメリットコーティングがところどころ凸凹になっています。
これは製作を続けていくことで技術を磨くしかないです。
次の製作ポイントは迷彩塗装です。
このパンサーG初期型で選択した塗装はダークイエローを基本としたダークブラウンとダークグリーンの3色迷彩です。
3色迷彩は久しぶりでしたので緊張しながらハンドピースを動かしていきましたが、迷彩は上手く行ったようです。
迷彩パターンは主に説明書に紹介されている武装親衛隊第9戦車師団135号車をモデルとしました。
この説明書には車両右側のパターンが載っていないため、迷彩は車体上面の迷彩パターンの延長線としました。
ただ、もう少し輪郭を丸くした方がパンサーの気品のあるフォルムに合っていたのかもしれません。
基本塗装のダークイエローとダークグリーン等は戦車モデル製作の重鎮である仲田裕之氏の著「戦車模型の作り方」を全面的に参考にしています。
基本色のダークイエロー塗装ですが、メーカーで販売されているダークイエロー塗料をそのまま塗ってしまうと、その後の汚し表現等で暗くなりすぎてしまうため、基本塗装の段階では明るく仕上げるのがポイントだそうです。
その汚し表現ですが、基本はエナメル塗料を使用したウォッシングやスミ入れと言われる技法を施しました。
スミ入れをする際はツィンメリットコーティングを施している箇所にはほどほどにした方が良いです。
コーティングに入り込んだ塗料を拭き取ることは困難になり、完成品が汚過ぎるといったことになるからです。
ウォッシング・スミ入れ後はパステルを使用した汚し表現をしてフィニッシュとなります。
今回はパステルまで使用しましたが、完成品はスミ入れまででも十分な存在感があります。
完成といっても人(モデラー)によっては手の加えどころと納得する段階は違いますので、仕上げの納得感は人それぞれでも良いと思います。
最後に、今回完成記事を載せるまでに時間を要したのは、実は写真撮影の際に愛用している卓上スタンドが壊れまして、照明を用意することがなかなか出来なかったためです。
それと撮影技術を今回見直し、若干の改善を図ろうと思っていたためです。
今回の完成品撮影はちょっとだけ工夫しております。
いつもよりも光の使い方が違うように感じませんか(笑)?
やはり戦車モデルは製作していてとてもホッとします。
これは戦車モデルは私の原点だからかもしれません。
今後もこのミリタリー系モデル製作を基軸に、このブログを続けていければと思っておりますので
今後ともよろしくお願いいたします。
では、これにて「TAMIYA ドイツ戦車パンサーG初期型」の製作記事は終了となります。
完成までお付き合いいただきありがとうございました
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