2021年06月22日
未塗装の黒い樹脂部品 綺麗になるのか? 樹脂艶コート使ってみました
”黒い所が黒く”なると、マシンがキリっとした感じになりますよね。
個人でバイクのレストアを進める中で、一つの悩みが樹脂部品の仕上げです。
もちろん、塗装面は顔が映るぐらいの艶があり、メッキはまぶしいぐらいの輝きがあれば言うことはありません。
塗装面は、再塗装。メッキ面は磨きでダメなら塗装と言う手段がありますね。
磨きは、サンドブラスト、耐水ペーパー、バフと色々な手段が知られています。
しかし、未塗装の樹脂はなかなか持続的に綺麗にする手段がありません。
黒く塗るのも良いでしょうが、よほど上手くやらないと塗装面が割れたり塗装が剥がれたりしてしまいます。
オリジナリティーが無くなるのもいやですね。
バーナーで炙る方法もあります。
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が、気を抜くと部品が溶けたり変形したり、火の強さでムラになったりします。
そして、それほど長持ちはしません。
次に使うのはケミカルです。
今までに何種類ものケミカルを使ってきましたが、長くて2か月、早いものでは2週間でもとに戻ってしまいました。
そこで、今回試して見たのが日本ライティング社の『樹脂コート』と言うケミカルです。
国産のヘッドライトLEDをラインナップされているメーカーさんです。
このケミカル、高い(高価)です!
メーカーのホームページはここですので、値段を確認してみてください。
品物の顔つきはこんな感じです。
今まで使ったケミカルと比べると上品ないでたちです(小さな瓶で驚きます)。
使い方です。
1)茶色のガラス瓶1で脱脂します。
2)茶色のガラス瓶2で艶出しコーティングします。
いずれも付属のスポンジで塗り、クロスで仕上げます。
3)時間がたち、艶が無くなったらプラスチックスプレー瓶のメンテナンス材で拭き上げます。
まだ施工後3Wなので、艶があります。艶が無くなったら3)を試して見ようと思います。
メーカーホームページの説明では3か月程度との事です。
前置きはこれくらいにして、実際に色々な部品で試して見ましたので紹介します。
まずは、YamahaFZX750('99製)のフロントフェンダーです。
どうでしょうか?
新品とまではいきませんが、黒く艶が出ました。
次は、BMW R1100GS('94製)のハンドガードです。
以前、バーナーで炙ってムラが出ています。
この部品では、重ね塗りをした場合の効果を確認しました。
施工前との比較の為、右半分のみ施工しています。
重ね塗りはあまり効果が無いようです。
2回もやれば十分でしょうか。
綺麗になりました。
この車両では、これ以外にもいろいろ試して見ました。
エアーインテーク周りです。
リヤバッグ取り付けブラケットです。
その他の黒い未塗装の樹脂部品はすべてコーティングしました。
メリハリが出て、美しい車両が出来上がりました。
Yamaha TW200('98製)のフロントフェンダーです。
これは、白い樹脂(塗装ではありません)です。写真ではよくわかりませんが、随分と艶が出て綺麗になりました。
BMW K100('87製)のカウル部品です。
ギラギラせず、落ち着いた艶が出ました。
まとめです。
処理した全ての部品に言える事ですが、決して新品の様になるわけではありません。
当然、長年の使用で傷が入っていたり、変形もしています。
それを直してくれるわけではありませんので。
しかし今まで使ったケミカルの中には、いかにも処理しました的に真っ黒でテカテカになった様な物もありました。
それらと比べると、非常に自然な光沢に仕上がります。
瓶が小さく、量も少ないですが、結構伸びますので不足してしまう事は無いと思います。
値段だけの効果があるかは、第一段階では満足できています。
次は3か月ほど経過して、艶が無くなった時にメンテナンス材でどれだけ復活するのかが楽しみです。
その時が、本当にコストパフォーマンスが証明される時だと思います。
3か月後にまたレポートしたいと思います。
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