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2017年12月23日

拓馬篇に関する設定

地域はギリギリ首都圏。都内の電車に乗って一時間〜二時間かかるあたり。
都会ではないけれどもド田舎ではない。地元民が喋る言葉は標準語が多い。
都会から比較的近い立地条件と、メディアが発達した影響で方言の勢いが弱まった状態という設定。

才穎高校


拓馬が通う私立学校。多少パソコンの教育に力が入っている以外は普通科。
英語の科目数は他の主要教科と変わらないが、なぜか文章問題が難しい。そのため感覚で英語をおぼえている生徒がテストでボロボロの点数をとりがち。
生徒の成績はピンキリ。優秀な生徒は近隣一番の進学校の生徒と遜色ない。
規則はゆるく、他校では禁止されがちな染髪や化粧などは許可している。そのわりに不良がいない。その要因は教師陣の指導が人格形成を成績向上よりも重視していること。

学校の存在意義としては平凡な立ち位置にいる。最大の特徴は校長がイロモノなこと。
校長は恋話好き。その思いの強さは、成績がわるくとも異性とラブラブな姿を校長に見せつければ卒業させてもらえる、という俗説が浮上するほど。
実際に恋絡みだと校長の裁量がかなり甘々になる時がある。

こんな背景があるとストーリーは恋愛ものかラブコメかと思われそうだが、主要人物がそういうものに興味がなく、また物語の要点とも関わりにくいため、ラブラブ〜な描写は省略する。

タグ:設定 拓馬
posted by 三利実巳 at 23:56 | Comment(0) | 目次・説明

2017年12月22日

拓馬篇の登場人物

本編の人物紹介は以下のページ内リンクから手早く閲覧できます。
1章から登場

前記の主視点者


拓馬前記の拓馬篇1を別窓で読む)
空手家な高校生。姓は根岸。前記の時点では1年生。
地毛の色が明るい。中学以前は教師に染髪の疑惑をかけられることがあった。
才穎高校の規則が染髪OKなので現在は自身の外見に引け目を感じていない。
両親と姉とはほどよく親しい関係を築けている。ペットの犬とも仲が良く、幸福度の高い家庭にめぐまれる。しかし本人は自身を幸せな人間だとはあまり思っていない。
その原因は変な生き物(または死者)が見える体質にある。本人はその力を嫌う。
拓馬が霊視能力を持つと知る者はごく一部。力があっても自分一人でできることはない。
知人に変な生き物が見え、しかも使いこなす警察官がいる。その人には全幅の信頼を寄せる。

◇習一前記の習一篇1を別窓で読む)
姓は小田切。前記の時点でも高校2年生。所属は雒英(らくえい)高校。
勉強も運動もできて家が金持ちというなんでもそろったスーパーマンのように見えて、家庭事情は複雑。
親とのこじれがもとで現在は他校の三馬鹿不良とつるむ。
最後に加わったメンバーだけれどみんなのまとめ役。ネプ○ューンの名倉さんポジション。

◇羽田校長前記の校長篇1を別窓で読む)
拓馬の通う才穎高校の校長。この物語で一番のギャグキャラ枠。
男女の純愛を好むスイーツ脳。その趣味のために日夜画策したり情報屋を使ったりしている。
恋愛がからまないところでは人情家な紳士。度量は広い。
妻は恋愛漫画家。才穎に所属していた生徒を題材にする作品もある。
前記では触れていないが、頭髪が部分的にうすい。その特徴と校長の趣味をもじった生徒が「ハゲたことを言う」といった形容詞的ハゲの活用方法を生み出す。

◇八巻前記の八巻篇1を別窓で読む)
二十代後半の男性教師。拓馬の一年生夏休みの期間中に交通事故を起こし、ケガの治療中。
事故に遭った時の記憶があいまいになっているが、不思議な人に助けられたことは覚えている。
入院中に枕元にあらわれた謎の美女が助けてくれたのだと思いこみ、彼女にご執心。
同僚の女性教師や女子生徒とは一線を超えてはならないと考える硬派。その影響もあって出会いに恵まれず、謎の美女が運命の人だと思うふしがある。
彼自身の体格と顔つきが美形の範疇にあっても、性格が変人に片足ブっこんでるせいで女性経験はない。

◇実澄前記の実澄篇1を別窓で読む)
才穎高校に通う女子生徒の母親。家事と手芸が得意な主婦。
50歳近くでいながら若々しい美人。わりと異性にもてるが長年夫一筋をつらぬく。
過去の経験により、おさない子どもへの庇護欲や執着が強い。
困っている人は見捨てられないお人好し。その性格が幸も不幸も呼ぶ。
作中に奇妙な青年と出会う。彼との接触が今後の物語の展開に関わっていく。

◇新人前記の新人篇1を別窓で読む)
二十代後半の男性。姓はデイル。警備員の仕事をしていたが、このたび才穎高校の教師になろうとする。
両親が帰化したアメリカ人で、名前が横文字なのに本人は日本国籍というややこしい事情の人。
身体能力はかなり高い。見てくれ良しで頭もそれなりに切れるといいとこずくめだが、それには理由がある。
彼の視点でも謎は満ちたまま。あきらかになるのは拓馬篇本編の終盤。

◇美弥前記の美弥篇1を別窓で読む)
才穎高校に転入する女子。以前はお嬢さまが通うような品格も授業料もお高い学校に所属していた。
といっても本人はお嬢さま気質ではない。むしろ学校になじめなかった。
転入理由は芸能人の姉が起こした不祥事にある。姉は清く正しく生きていたのだが罠にはめられた。
そのこともきっかけで現在は男性不信の絶頂期。かわいい顔して、出会う男みんなに刺を飛ばす。
とりあえず見た目が女ならオカマはOKらしい。


本編の登場人物(上記人物ふくむ)


1章から登場
◆根岸拓馬
本編の主視点者。詳細は当記事のトップのほうに有り。
周囲の身内にふりまわされた結果、貧乏くじを引くことが多い。
この物語もつまるところ、受けなくてもいい被害を拓馬が受けている。

◆本摩
才穎高校の男性教師。担当教科は英語。
二年生になった拓馬たちの担任を務める。気苦労と加齢の影響で白髪が多め。
面倒事を起こす生徒たちのことを心配するが、強くは引き止めない。そこに彼らなりの正義があるからだと信じている。

◆ヤマダ
才穎高校の女子生徒。拓馬とは近所にすむ幼馴染同士。
「ヤマダ」がカタカナ表記のわけは、これが本名でないから。本姓は小山田。
下の名前が一風変わった名なのを気にして、周囲には名字かそのあだ名で呼ばせている。しかし一部の人から下の名前あるいはそのあだ名で呼ばれる。
母親の意向のしたがい、髪を長く伸ばす。いつもポニーテールに結っている。
母親は娘をしとやかな子にしようと努め、そのおかげで素養は大和撫子らしくなった。が、本質はエキセントリックに育つ。
拓馬の同級生の中では唯一彼の霊視能力を知る友人。ヤマダ自身に無害な変なやつが憑りついている。

◆ジモン
才穎高校の男子生徒。拓馬とは高校以前からの友人。
本名が本人の人柄と合わないという理由からあだ名で呼ばれる。
体格がよくて力持ち。気は優しいが「大ざっぱなだけ」だと実母に評価される。
口調がジジくさい原因は祖父の影響。父親不在につき祖父が彼の父代わりとなる。
実家はお好み焼屋を経営している。たびたび家業を手伝う。
同じ店にヤマダの父が勤務しており、他人でありながら娘以上に仲がいい。

◆仙谷三郎
才穎高校の男子生徒。拓馬とは高校で知り合った友人。
この人がいると話が広がるという中心人物。でもここでは脇役。
文武両道の剣道部員。同じ部員のジモンと仲がいい。
一年生の時から執行部に所属したり体育祭で活躍したりと露出が多く、女子に人気がある。ところが女っ気はまるきりない。本人は近所にはびこる悪を正すことに夢中で、色恋にふける暇がない。
拓馬にとってはいろんな面倒ごとを押しつけてくる疫病神。それは善意ゆえの行動なので友情は保っている。
警察官の姉がおり、そこから拓馬の知人のシズカのことを「仕事の出来る人」と認識している。

◆羽田校長
才穎高校の校長。おでこの面積の広い中年男性。
表向きは生徒への理解あふれる教職員をふるまう。本性は清い異性交遊を見物したい物好き。
ヤマダのことを好敵手だと思っている。そのきっかけは彼女が恋愛フラグを乱立すること。
ヤマダ自身はフラグブレイカーなのでだれともくっつかない。それにもめげず間接的なちょっかいをかけつづける。
あくまでもプラトニックな愛を好み、不純な関係は弾圧する傾向にある。

◆野依千智
才穎高校の女子生徒。三郎とは幼馴染。
女子人気の高い三郎との距離が近いことから、校長からは三郎の恋人候補として見られた。それが嫌で他校の男友達を恋人として偽装中。
校長のことをめんどくさく思っているが、恋愛話自体は彼女も好き。ミーハーな面もある。
陸上部に所属しており、運動神経と脚力には自信がある。その運動能力の影響でか気が強い。

※本編の登場人物は適宜追加していきます。

posted by 三利実巳 at 23:55 | Comment(0) | 目次・説明
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