台風10号の接近にビビりながら生活しております。
まだ後処理が全部済んでいない上に自宅裏の川の上流にある貯水池の水で先日の台風9号の時のがまだ完全に引いていないので同等以上の規模が来たら今度こそ避難が必要かな(汗)
さて本編。今回は岡山を取り上げます。
ここは四国行くにも、出雲・鳥取に行くにも乗り換え地としてよく宿泊しており、風光明媚なところも多かったので取り上げてみました。
まず新幹線の駅である岡山駅を降りて市街地を散策。路面電車も通っていてなかなかに便利です。
そして歩くこと15分程。旭川沿いに見えてくるのが岡山城です。ちゃんと天守閣も現存しております。
この城は安土城を意識して造られ、川挟んで向かい側に庭園もあるのですが水戸の偕楽園、金沢の兼六園に並ぶ日本三大名園の一つである後楽園があります。
岡山城は、歴史を紐解くと関ヶ原の戦いで石田三成率いる西軍の参謀を務めた宇喜多秀家が築城したもので、戦いに敗れ八丈島に流刑になったため城主不在になり、その代わりに勝利をおさめた東軍の小早川秀秋が城主となった城でした。
歴史の教科書にも出てくる通り小早川秀秋は最初西軍についており途中で東軍に寝返る「裏切り者」のレッテルを後世まで貼られており、実際20歳なったくらいの経験未熟な軟弱な若造とまで言われるくらいでしたが享年21歳で亡くなり嫡子もいないのでお家断絶になったわけですがそれまで領民に慕われ、市街地整備など精一杯城主としての務めを果たしたそうです。
岡山城天守閣からの眺めで、手前にある旭川。橋を渡って後楽園がありますが閉園時間を過ぎていたので断念。ぐるっと整備された岡山市内が見えます。
裏切りのレッテルを貼られた人が後世に残るような街づくりに貢献していたなんて教科書では知りえないことを知れるのはやはりおもしろいと思いました。
そして移動して倉敷に向かいます。倉敷駅から徒歩10分目的地はもちろん美観地区。
様々なレトロな街並みが見えてきます。私が行ったのは秋の紅葉真っ盛りの時。
地区の真ん中を倉敷川がながれております。そこに白鳥?白鷺?が来ていました。私個人的には秋に行くのがオススメです。
そして次に向かったのがこの地区の代表的観光スポット「大原美術館」。地元の実業家だった大原家が洋画の収集を社会貢献の一環で行い、美術館として公開された場所で、学生時代の美術の教科書に出てくるエル=グレコの「受胎告知」という絵があります。
美術など芸術方面には疎い私ですが聞き覚えのある作者と作品だったので見てみたいと思い入りました。館内は当然写真撮影禁止なので掲載できませんがとにかく色々な絵画があり、館内も広いので周るのに時間かかります。
街中をさらに散策すると気になる建物が・・・
プロ野球の星野仙一氏の記念館があります。初めて知りましたが生まれが倉敷市なのだそうで、数々の栄光の歴史やグッズが販売されておりました。
そしてお昼になり食事処を探していたら美観地区の離れたところにある「小豆島(しょうどしま)ラーメンHISHIO」で白壁そばを注文しました。瀬戸内海にある小豆島から岡山港経由で仕入れているのか瀬戸内の新しいご当地グルメという感じでした。鰆(さわら)から取ったほぼ透明に透き通った魚介系のスープに炙った鰆の切り身が乗っかっているという非常にヘルシーなラーメンというよりソバでした。
今回は教科書に出てきたもの、また教科書に載っていない史実をを追いかける旅でした。
ではまた次回お楽しみに・・・
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