和歌山での旅も終え、次の目的地飛騨高山を目指します。
大阪から名古屋に戻り高山本線に乗ってひたすら山の中を北上。途中下呂温泉を通過しやってきました高山駅。
既に夕暮れだったので本格的な観光は翌日にして飛騨牛を食べられるところを探しました。
入ったのは「まんぷく亭」で飛騨牛丼を頼みました。ステーキなんて高いもの頼めるほどお金はなかったですが結構満足できました。店内は外人が多く、店主もお客で英語で切る人に通訳頼んでいたりで大変そうでした。
次の日になり、朝真っ先に有名な「宮川朝市」に行きました。
朝8時くらいでしたがすごい人が多く、地元の野菜や観光品が並べられていました。パンなども売っていたのでそこで朝食を済ませ、市内観光へ・・・
高山といえば古い町並み。倉敷のような商業的なにぎやかさがありました。
色々周っているうちに私がとても気になっていたのはコレ!!
軒下にある丸いボールのようなもので、パッと見ハチの巣だと思い体が反射的に避けていました。よく見てみると枯葉のようなものでできており、店の人にきくと「杉玉(すぎたま)」といい、杉の葉の穂先を集めて球状につくり、その年の新酒が完成すると販売開始の合図として店の軒先に吊るすのだそうです。当然杉の葉は最初青いので吊るした時の杉玉は緑色で、だんだん枯れて茶色くなるのですがそれに合わせて新酒も熟成されてきているということを暗に示す意味もあるとのことで昔の人の発想はすごいなと感心しました。そのためこの杉玉は酒屋にだけ吊るされています。
そして街中を歩いていると山車が出ていました。
実は秋の高山祭の直前に行ったので練習をしているようでした。高山祭は春と秋の年2回行われる祭りの総称で、京都の祇園祭、秩父の夜祭と並ぶ日本三大美祭の1つで、巧みな人形からくりが搭載されている山車が特徴です。高山に行くなら春か秋の祭りに合わせたときに行くのがオススメです。
そしてもう少し奥に入っていくとひときわ目立つ建物が・・・
ここは「高山昭和館」といって昭和30年代の懐かしい生活雑貨や館内には当時の教室などが再現されています。そのまま映画のセットでも使えそうです。
そして今回は最後になりましたが「飛騨高山まちの博物館」で歴史を学ぶことにしました。
高山は元をたどると豊臣秀吉が家臣の金森家に飛騨地方を平定するよう命を出し、城下町を作らせたところであり、先ほどの朝市のあった宮川を中心に武家屋敷や寺院を建てさせ、その名残が今でもだいぶ残っているところです。特に商人が影響を与えた土地で経済的に発展し、その名残が高山祭に出てくる豪華絢爛、匠の技を競うかのような人形からくりが施されている山車であるということです。
今回は写真が多くなってしまいましたが見どころはもっとたくさんあります。ぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか?
旅の記事も終盤に近いですが次回は別の所を記事にします。
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