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2014年07月06日

子供の生きづらさのフォロー 似ているからこそ

今振り返って、、

自分なりに、子供の頃に、こういうフォローがあると良いのかなあ、
と感じることがいくつかあります。


それは、この世の中を生きるうえで、
むやみに傷ついて、気力を消耗させないコツでしょうか。


うちの場合は、私の個性的(変わり者)な部分については
口を出さないほうでした。


父は、勉強に対する意識が強い人だったので、
私が、数などに興味を示したあたりから、
どんどんそれに関する本を与えてくれるなど、
そのあたりの環境は良いほうだったと思います。
父の影響は、仕事面でどんなに助けられたことか。


ただ、人間関係、、、小学校あたりから、
女子特有の性質で理解できない部分があって、
ついていけなくなっていくのですが、
母はその様子を見て、フォローするのではなく、
「あなたは私と似てる」と喜んでいたのです。
母なりに、それまで人間関係で悩んだことがあったのでしょう。


私の目の前の生きづらさを見て、
私も自分と同じ苦しみを味わっている、私と一緒、うれしい。

これには、当時は、「母がわかってくれる」と感じ、
10代過ぎあたりから、母に愚痴などを漏らすと、
とても共感して、私と便乗して、今度は母の職場の愚痴が始まり、
きづくと、母の愚痴の独壇場となり、
しかも主語抜きで話す母ですから、
私はその話の主旨を把握するのに必死で、
かえって疲れます。

また、母に愚痴をいうことは、
私にももうちょっと直すべき面があるのに、そこに目が向かなくなり、
「私はただしい。周囲がおかしい」という思考を強めていきました。

私の独特な個性は、人間関係で摩擦を生みやすい。
それ自体は仕方の無いこと。
ただ、それで、
「周囲がおかしい、私はただしい」になってしまうと、
さらに摩擦が生まれ、つらさが倍増します。
10代後半の私は、周囲をうらむ気持ちの固まりでした。


だからといって、「周囲が正しい、自分が間違っている」が良いわけではないのです。


正しい、間違ってる、という仕分けではなく。

生きるために、ちょっとだけ気をつけたいこと、
ちょっとした工夫。
それらは小さくても、少しずつ集めて、
自分の無理ないペースを見つけられるのが良いのかなあ。。



ただ、、こうしてこの文を書いているうちに、
もしかしたら母は、母の独特な個性がゆえに人間関係でしんどくて、
そして、「あなたは間違っていない」と誰かに肯定してもらいたい部分が
あったのかもしれないなあ。。
もしくは、誰かに「周囲が違う、あなたが正しい」といわれて心すくわれたことがあったとか。

ということもあるかもしれない、と思いました。

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