私達が目の前の問題を解釈するときにも
これまでの知識や経験をもとにすることで得られた
フレームに当てはめることで
問題をシンプルに受け止めようとするところがあります。
問い続ける力(石川直樹氏)の著書の
石川さんと出口治明との対談の中で
出口さんがビジネスパーソンとの勉強会の中で
「どんな本を読んだら、これからの時代の役に立つと思いますか」と質問を受けた際に
このように答えられたそうです。
「本を2、3冊読んで、仕事の役に立つとか、人生に役立つとか
そんな簡単なもんやったら人生楽ですよね、と。そんな都合の良い本はありません。
だから好きな本を読めばいい。好きなものを読みまくって、一生の間に
1回か2回役に立ったらラッキーと思うくらいでちょうど良いんです」
人はシンプルに物事を捉える見える化に弱いところがあって
結論ありきの前提で物事を見ることで、逆に考えなくなってしまう。
そうした意味では
目の前で提示された提案となる1つのロジックの軸に対しても
それが全ての解釈ではないと意識することも大切になってきます。
ロジックを生み出すバックグラウンドとなる
大局観をどのように生み出していくのか。
そこでシンプルに与えられたものを受け入れるだけでは
本当の意味で考える力はつかない。
目の前の状況や関係性に対して
大局観を養っていくための
”問い続ける力”の重要性を感じさせられます。
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