今度はホラーゲームではなく、RPG
主人公はギャルゲーとMステが大好きな自堕落な高校生
母親の強制でコンビニバイトを始める
ところがそこはクレーマーの多い店舗で、様々な悪質クレーマーと戦うことになる…
…という社会を反映した、なかなか斬新なRPG
敵である、クレーマーたちのキャラが逐一立ってて面白かったね。クラウドには爆笑した。
バレットって(笑)。
キャラの殆どが作者のゲームのセルフオマージュなので、プレイしていればより深く楽しめる
特に名前しか出てなかったシンザブロウ(小泉進次郎)や「逢魔ヶ探偵 赤い吸血魔の怪」の主人公がモブとして登場したりね。
「逢魔ヶ探偵 赤い吸血魔の怪」の主人公は「ドラクエ」的な無言タイプなので、ここで初めて喋ったな
ストーリーはまさに世相を反映した内容で、クレーマーの深層心理に入り込み、「MOTHER2」的なアツイ展開を見せる
自堕落だが実は有能な主人公の成長物語でもある
バトルシステムはシンプルなターン制だが、アイテム以外は、コマンドの結果がランダムというのが、かなり癖があるかな
攻撃が非常に外れやすい。しかも回復の成功までランダムなのは、やりすぎでは
こういうゲームバランスって、難易度が上がったというより、苛々するだけですよねえ…
あと…
感想評価とは関係ないんですが、あとがきで自分のゲームをクソゲーというのは、どうかと。
クリアの余韻があっただけに、興醒めしたのは確か。
フリゲ界隈でも自分の創作をクソゲー、拙作という人が結構いるけど、かなり違和感があるんですよねえ…
こっちが面白いと言ってるのに、なんだそりゃってなるし、ギャグにもなってないので。
そこ以外は、いいゲームだったんじゃないでしょうか。
評価C+
60点
アトラスの匂いが、今回もしましたね。
作者が社会人かは不明ですが(まだかなり若い印象がある)、描かれてる社会理論は全て正論。
社会人や接客業経験者なら、思うところがあるゲームでしょう。私はありました。
【このカテゴリーの最新記事】
身内の事を「うちの嫁は不出来で飯がまずくて」「あの子はできが悪くて」「稼ぎの悪い旦那で」と言う人もいるけど、あれも何か勘違いしてるんじゃないかと。開き直った身内自慢のほうがまだ好感が持てます。
なので私も開き直ってドヤり散らします。