人間が魔法を使うには、それを精霊から借りる必要があった。
そこで人間は自分たちに都合よく魔法を貸してくれる精霊を望んだ。
その結果ある学者が完成させたのは、限りなく精霊に近い生命体、
”フラスコビー”であった。
立ち絵も敵グラフィックも全てオリジナルと、凝った作りに好感が持てます
人間キャラも可愛いが、RPGだけあって敵のイラストがなかなかにユニーク。
可愛い絵なのにグロテスクといった風貌で、ちゃんと敵と戦ってる感がある
ネーミングまで全てオリジナルだ
難易度は低いが、フリゲなのでこのくらいがちょうどいい。
雑魚敵をスルーすると、ボスが強く感じるくらいのバランス
ストーリーは女賞金稼ぎのマイナが旅の道中、化物に殲滅されそうになっている村で、少年ルキを助けるところから始まる
この冒頭が非常に良かった
ルキは生贄にされそうになったおかげで村を離れていたので、運良く助かった
逆に、身内がいないのをいいことにルキを生贄にしようと企んだ悪党の村人たちは、全滅
これもう半分スカッとジャパンだろ
まあなんといってもこのゲーム、1にも2にもおねショタである
23歳マイナと10歳ルキのおねショタ
マイナはルキが好きすぎて「一緒に住まねえ、俺と。何でもするよ」と岡田将生みたいなことを言い出す
でもそんなマイナにはショタコンになった…じゃなかった、ルキに執着する理由があって、ベタだけど悲しい流れだったね
そんなおねショタRPG
世界観として精霊、フラスコビーという存在がいて、マイナはデネブという、「流星のロックマン」のウォーロックみたいなやつと契約してるんだけど、レベルを上げ、技や魔法を習得するより、倒した敵の能力をドロップすることで、キャラクターを強化していく
世界観が創作されているだけではなく、システムと世界観が、ちゃんと調和してるゲームは珍しい
平和的空気のまま、成人女性と10歳児のラブラブカップルRPGとして、物語は進む
ふたりの関係は甘々だ
だが世界観は途中で激変!
おねショタはどこいったの?というくらいの悲しい展開が続く
エンディングもハッピーエンドとはとても言えない内容で、前半の雰囲気とは別物だった
テーマは共存だろうか。RPGではお約束の種族間抗争もある
このようなRPGがプレイしたい人には、おすすめの一作だ
ネタバレ感想
ルキの正体は予想通りだったけど、ラスボスになったルキを殺してしまう…殺すしかない!ってなストーリーだと思っていた。
でもそこまで悲壮感のある話じゃなくてよかった
そこまでしたら、ハッピーエンドじゃないどころか、完全にバッドエンドだしね
まあこのくらい最悪な展開を考えていたから、ふたりだけの楽園とも言えるエンディングは、悪くないかもしれないね
後半のストーリーは、拙速に過ぎる
何せ前半が殆どおねショタおねショタだったので、この世界が精霊に支配されてるとか言われても、いまひとつピンと来なかった
王たちも敵役にするには、描写不足は否めない
秋の王も、巨大ロボのようなグラフィックにインパクトがあるので、折角倒すことにワクワクしたのに、まさか戦うことすらないとは思わなかった
これならまだ最初の村長たちの方が、よほど悪党だった
前半7、後半3くらいの割り振りなので、尚更違和感がある
もう少しバランスよく纏められたかと
エンディング後のふたりは、何をやって生活してるんだろうね…
冬の国で暮らしてた頃とは打って変わって、全く幸せそうじゃないのが切ない…
タイトル画面って、エンディング後のふたりだったんだろうね
まあルキは、小説を書いてる気がするな
RPGとしては、デネブから貰う装備は最強装備でよかったでしょう
ラスダンでそれより強い装備が拾えて、笑っちゃった
評価C
60点
クリア後セーブで2時間30分でした。これもちょうどいい
キャラはマイナとメアがお気に入りですね
雪国なのになぜか露出狂みたいに薄着なのも、エッチで嬉しかったです
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