王道ホラーの「霊障侵蝕」、
コメディホラーの「星人少女食す。」、
大正モダンホラーの「大正怪奇物語」のエターナルトリオを収録している。
基本別の世界観で、登場クリーチャーも別物だ。
どれからプレイしても差し支えないので、好みで選ぼう。
▼…で、実際にプレイした感想は……
…
……
うーむこれ、本当にお蔵入りさせるのか?
この時点でかなり面白いので、もったいないな。
まあフリーゲームは作者の都合、自由が100%なのでどうすることもできないが、
これらを「体験版」とでも思うと、期待が膨らむ。
▼特に面白いのは表題作「霊障侵蝕」。
最初のステージを攻略できるので、言い換えれば一章だけは完成している。
「サイレン」を意識したそうだが、そういわれるとなるほどと思うところがある。
ホラーゲームの基本である「そこを歩く恐怖」をベースに、シンプルな謎解きや探索をする。
ストーリーも奇怪で、続きが気になる。
この作者のゲームはいつしか実在人物のそっくりさんが登場したり、
パロディ要素の強いギャグが多くなってきたので、「アカイイカア」のような不気味ホラーに原点回帰している
…
…ただ、何があってもただロッカーに逃げれば解決するシステムは、さっぱり怖くないかな。
また、本作の特徴である「侵蝕回避」は、マンネリ化していた"逃げゲー要素"からの
脱却を目指して、3DSソフト「THE 呪いの廃病院 〜閉じ込められた顔のない少女〜」の
システムを参考に導入したものである。とあるんだけれど(このゲームは2017年にレビューしたね)、「呪いの廃病院」は3Dだし、このような2Dゲームにはそぐわないように思った
評価C
60点
もしかしたら作るかも…とは匂わせているので、ほんのすこしだけ完成が楽しみです。
尚、評価は暫定的なものです。
未完成品の評価フォームなんて作ってないため細かな配点はせず、今回に限り、流れで採点しました。
…え?
「細かい管理人にしては、いつもに比べてフワっとしてんな」って?
…それはね…
このゲームと同じく、日々進化するこのブログやレビュアーたる私もまた、「未完成」である…ということですよ
…
えっ?
別に上手くもなんともない…?
【フリーゲーム小話】
▼最近、AIをキャラデザ、グラフィックに使ったフリゲが非常に増えてきた。
このブログでも年間ベストの1本に選んだ良作「キミはボクを」などがあるように、最早珍しくない。
先日とある配信者がAIの絵だと知らず、クレジットを「このゲーム絵ぇうまいなぁ、アイさんかな?」と素で読み上げていた。
知らない人にとっては、本当に人間が描いたように見えるんだろう。
▼弱点は「同じ顔、同じ画風に見える」ことだが、正直なところ現段階では弱点、欠点にはならないのではないか。
だってぶっちゃけ、SNSに絵をアップしてる絵師だって、似たり寄ったりだからね。
上手い下手の程度の差はあれど、まあ絵の種類はかぎられてるよね。
なーんかちょっとリアルだったり、萌えだったり、頭身が高かったり、低かったり。
絵師たちは否定するかもしれないが、正直なところ、興味のない人間の認識などその程度だろう。
同じような画風、同じような顔を描く人ばかりにおもえる。
念を押すが、私はそのような絵師を否定しているのではない。
そんな環境下で、AIだけ同じ顔、同じ画風はいけないなんてのは的外れな批判だろうと言いたいのだ。
だから、やはりAIは「あり」なのだ。
最早立派な創作だ。
▼弱点とするなら、細かなディティールに対応できないことだろうか。
えっちな人妻を描かせたらただの薄着の美人を描き出した、なんてこともあるようだ。
つまり人妻を描く上で強調すべき左手薬指の指輪が無いわけだ。人間のように気が利かない。
「キミはボクを」でも女子大生なのに女子高生の制服のようなファッションをしていたし、作者の思い通りにいかなかったのかもしれない。
そのような細部を学習させるには、どうしたらいいのだろう?
さっきからさも賢しげに語っているがいじったこともないので、わからない。
▼私は絵がさっぱり描けないし、AIを使った創作に非常に興味がある。
面白そうなので、そろそろ手を出すかもしれない。
その時は真っ先にフリーゲームのキャラを描かせたり、修正させたいが…
…
まあタブーかなあ…
画像掲示板とかで、こっそりやるかもしれません
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