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2019年08月22日

伝説 .1の人

日本各地にあまたの伝説を残す

本日8月22日は、空海が真言宗を開いた日です。(大同元年 806年)

空海でピンと来ない方も弘法大師といえば納得されるでしょうか。

弘法大師といえば、「弘法も筆の誤り」「弘法筆を選ばず」のことわざで有名な筆の達人ですね。

お盆休みに各地を旅行された方も多いと思いますが、地方へ行くとこの弘法大師にまつわる伝説がホントに多いのです。

僕も旅が好きなので、日本全国さまざまなところに出掛けますと、弘法大師にまつわる地名や伝説の多さに驚かされます。

今回はこの弘法大師について語りたいと思います。

弘法大師(空海)とは

空海(774〜835年)
弘法大師.jpg

宝亀五年(774年)讃岐国(香川県)に生まれる、俗名は佐伯眞魚(さえきのまお)

     幼い頃から勉学に勤しむが、19歳の時に仏教を志し修行に励みます。

延暦二十三年(804年)遣唐使の留学僧として、天台宗の開祖・最澄と共に唐へ渡る

大同元年(806年)帰国した空海は真言宗を開く

弘仁七年(816年)高野山に金剛峰寺を開き、ここを真言宗の総本山とする

弘仁十四年(823年)嵯峨天皇より東寺(教王護国寺)を賜る


真言宗は密教といわれ、密教とは呪術的な方法で悟りを開こうと考える神秘的な要素の強い仏教です。

その後、天台宗の最澄も密教に興味を持ち、一時空海に弟子入りしたことで、やがて天台宗も密教化していきます。

なお、「弘法大師」の名は空海の死後、醍醐天皇から贈られたものです。

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弘法大師にまつわるエピソードは日本各地になんと5,000以上もあるといわれています。(ホンマかいな?)

その中からちょっとだけ紹介しましょう。

袈裟丸山(けさまるやま 群馬県東村)
 弘法大師がこの山を訪れた際、この山を気に入りここに寺を建てようとした。
 しかし、修行する山には千の谷が必要とされていたので、大師は谷の数を数え始めた。
 この様子を見ていたこの山の神は「寺などが建てられては毎日大勢の人が訪れて面倒だ」と考え、谷を一つ隠して999個にしてしまった
 そうとは知らず、いくら数えても谷が一つ足りないことに落胆した大師は、山の頂上で着ていた袈裟を丸めて投げつけ去って行ったことから、この山は「袈裟丸山」と呼ばれるようになった。


独鈷山(とっこざん 長野県上田市)
 真夏の暑い時、弘法大師が山の麓の村を歩いていると、川で女たちが野菜を洗っていた。
 とても喉が渇いていた大師は女たちに「水を飲ませてくれぬか」と頼んだが、弘法大師とは知らぬ女たちは「みすぼらしい坊さんだね、水を飲みたきゃこれで汲んで飲みな」と、ザルを大師に投げつけた
 ザルでは水を汲めないので、大師は悲しげに去って行った。
 すると数日後、この付近の川の水が干上がってしまった。川の上流や下流では普通に水が流れているのに、あの女たちが住む村だけ夏になると川の水が干上がってしまうのだ。
 この村がある山は、あの時に大師が独鈷(仏具)を埋めたことから独鈷山と呼ばれるようになった。


米神(こめかみ 神奈川県小田原市)
 弘法大師がこの地を訪れた時、村人に水を求めたが断られたため、この土地の水を出なくしてしまった。
 以来、この村では水で米が炊けなくなり、米を噛んで食べるようになったという。


こうして見ると、水を飲めなかったことに対する恨みが多いですね。(笑)

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なぜこれほどまでに伝説が多いのか?

弘法大師が修行のため諸国を歩いたのは事実でしょうが、一人でこれほど多くの伝説を作れるわけはありません。

各地に残る弘法伝説の多くは、この時代に日本各地を行脚した遊行僧・高野聖(こうやひじり)を弘法大師と同一に考え、さらに大師が幅広い分野において業績を残したことへの尊敬の念が、各地の伝説と結びついて生まれたのではないかと考えられます。



まとめ

  • 空海の開いた真言宗は密教として天台宗にも大きな影響を与えた

  • 弘法大師の伝説は日本各地に5,000以上もある

  • 伝説の多くは弘法大師への崇拝の念から生まれた


今度訪れた場所にも弘法大師の伝説があるか調べてみたくなりますね。
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元高校教師。 以前に「日本史講座」のタイトルでツイッターをやってました。 ここでは(現代にも繫がる日本史)をテーマにエピソードを多数紹介し、肩肘張らず(ほー、なるほど)と思える話を語っていきたいと思います。
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